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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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:注意:

この作品は個人の解釈等が少しあります。

➥【主は金の指輪により経歴等関係なくランダムで決められる。】

上記の解釈でも大丈夫な方は閲覧ください。


書いている本人は今現在までのメインストーリー読了。イベントストーリーはあまり読んでおりません。

ネタバレを避けたい主様は是非メインストーリーをお読みになってからまたこちらへいらしてください。


虐め表現有。


日常的なものにしていこうとは思いますが初期の方はどうしてもネイティブな内容になるかもしれません。ご了承ください。

内容に大丈夫です!という優しい主様は下へスクロールしていってください


楽しんでいただけると幸いです。


































ある日。

ポツンと建つ大きな屋敷。

そこの中は現在、たくさんの部屋がある中でも一つの部屋でたくさんの個性溢れた人たちが集まっていた。

そんな人たちを民は【悪魔執事】と呼ぶ。










「うーん…困りましたね…」


眉を下げながら話す“ベリアン・クライアン”は手を顎に添え悩んでいた。


「えぇ。まさか金の指輪が“紛失”してしまうなんて…。」


ベリアンに続き喋る“ナック・シュタイン”。


ベリアン:「〇〇様…。」






数ヶ月前まで遡る。

主様は死んだ。

街の人に虐められて。

自分の世界じゃなくて。

知らなかった世界で。

街の影。

“彼女”が倒れた後。

指輪は男達に取られて。

壊された。

粉々に。

直せないくらいに。

初めは指輪より彼女のことが優先的になっていた彼等だが、事の重大さに気づき始めていた。

屋敷に笑顔は減り。

仕事を真面目にしていた子も。

少し程度やらなくなったりと。

屋敷の中は暗闇に包まれるようだった。




ベリアン:(どうにかして新たな主様も決めなければ…あんな事を起こさないように…)

「ねぇねぇベリアン。」


年が近く仲がよい“ルカス・トンプシー”。

彼はベリアンに声を掛ける。


ルカス:「私なりの案があるのだけれど…。」

ベリアン:「何でしょう。ルカスさん。」


ルカスがベリアンに案を話す。

沢山の執事が集まる中でも静かであり、それでも二人の声は聞き取れなかった。


ベリアン:「なるほど…確かにいいかもしれませんね。」

ルカス:「でしょ?だから早速だけどグロバナー家に行って許可をもらってくるよ。」

ベリアン:「分かりました。では私は、他の執事に伝えていますね。 」

ルカス:「あぁ。よろしく頼むよ。」


一つの影が消えたとき。

ベリアンは口を開く。


ベリアン:「皆さん。先程まで話していたことを伝えさせていただきます。だから顔を上げてください…。」

「…そうですね、折角ルカスさんが提案してくださったんです、!きっとそれだけ真剣なんですから、顔上げましょう?」


“テディ・ブラウン”は“シノノメ・ユーハン”の方を向き笑顔を見せる。


ユーハン:「そうですね。」

ベリアン:「ありがとうございます。それで提案というのは…」




『孤児院の子供を引き取らせてもらおう。』





「本気っすか?!」


“アモン・リード”は驚く。


ベリアン:「えぇ。ルカスさんも真剣な顔で話されグロバナー家へと向かわれました。」

「でもさぁ…、孤児の子って難しいんじゃない?」


“カワカミ・ハナマル”は反応する。


ユーハン:「ハナマルさんなら慣れていたりしないんですか? 」

ハナマル:「ユーハン。舐めちゃ駄目よこれは。俺は手慣れかもしれないけどその子の懐かれ方で変わるからねぇ。」

ユーハン:「…そうですか。」

ベリアン:「まぁ…そこも考えてはいますが1つのチャンスだとは考えています。」

「1つのチャンスだと…?」


“ボスキ・アリーナス”は疑問を持つ。


ベリアン:「はい。きっと孤児ですから教育者に悪魔執事の存在も叩き込まれているでしょう。ですがここを使わせてもらい大切に育てれば少しだけでも考えが改められるかもしれない…そんな甘い考えですが…」

ボスキ:「なるほどな… 」


それぞれ話していれば部屋の扉が開き。

ベリアン:「おかえりなさい。ルカスさん。」

ルカス:「あぁ。ただいま。」

ベリアン:「結果はどうでしたか?」

ルカス:「それはね…」

『許可が降りたよ。』



「本当ですか?!流石ルカス様!」


“ラムリ・ベネット”はルカスを褒め称える。

そこでナックが止め、静かな空間ができた。


ルカス:「それでね、街の外れにある孤児院からならいいんだって。」

「街の外れ…?」


“フルーレ・ガルシア”は不思議に首を傾げる。


「きっとあそこですね。」

フルーレ:「ラト。何か知っているの?」


“ラト”と呼ばれる“ラト・バッカ”は頷く。


ラト:「街の外れを散歩していた時に見つけたんです。とても静かで自然と一緒に住んでいるような感じでした。」

「だからこそ見つけられなかったんだろうね。」


“ミヤジ・オルディア”もその話に乗る。


「でも行くとしてもこんな大人数では行かないだろう…?ベリアンさん。」


“バスティン・ケリー”は問う。


ベリアン:「えぇ。こんな成人男性がぞろぞろと来たら管理人さんには伝えるはいるものの子供達も混乱させてしまいますから4人程で行こうと考えています。」

「それだったらオレ、屋敷に残って新しい主様にあげる飯を作っていたいです!」


“ロノ・フォンティーヌ”は答える。


ベリアン:「助かります。ではお願いします」

ロノ:「勿論です!」


ベリアン:「私なりに考えているのは…ハウレスくん。ルカスさん。ミヤジさん辺りでしょうか。」

「俺ですか…?」


“ハウレス・クリフォード”は不安気に聞く。


ベリアン:「もし道中に天使等敵が現れた場合でも臨機応変に対応してくれると考えています。」

ハウレス:「役に立てるのならば行かせてください。」

ルカス:「きっと私達もそのくらいの理由なのだろう?ベリアン。」

ベリアン:「はい。主様の怪我が酷い場合や戦った後すぐに手当てをしていただきたいです。酷い場合はミヤジさんも協力していただきたいです。」

ミヤジ:「わかった。それに私は子供の扱いには慣れているからね。」

ベリアン:「それも考えの内でもありますね。他行きたい方がいれば…」

「あの…ベリアンさん」

ベリアン:「どうしたのですか?フェネスくん。」


“フェネス・オズワルド”は不安気に問う。


フェネス:「主様がもし帰られた後、入浴は必要でしょうか…必要であれば俺、準備させてください。」

ベリアン:「そうですね、何があってもいいように準備をお願いします。」

フェネス:「分かりました。ありがとうございます。」

ベリアン:「それでは、今回の件はハウレスくん。ルカスさん。ミヤジさん。私の4人で行ってまいります。他の執事さん達は自分たちに出来ることをしていただけると助かります。」

ルカス:「あと簡単にこんな人を連れてくるよというのをつけてみた。聞いて欲しい。何か意義があったら教えて。」





1つ。

8から12までの少年。

2つ。

悪魔執事に対しそこまで嫌悪感を抱いていたい子。

3つ。

我々に触れられることに怯えない子。




ルカス:「2つ目に関してはどうなるかわからないからご了承願いたい。他なにかあるかい?」

ベリアン:「私は大丈夫ですよ。」


ベリアンに続いて賛成の声が増える。


ルカス:「ありがとう。ではそろそろ行こうか。」

ミヤジ:「そうだな。それじゃフルーレくん。ラトくんを任せたよ。」

フルーレ:「はい!ミヤジ先生もお気をつけて。」

ハウレス:「フェネスも無理なく見ておいてくれ。」

フェネス:「うん。任せて。ハウレスも頑張って。」

ベリアン:「ハナマルさん。」

ハナマル:「ん?呼んだ?」

ベリアン:「今回たまたま室長ばかりが行くことになってしまい申し訳ないのですが、お願いしますね。」

ハナマル:「え。嘘、ホントじゃーん…」

ユーハン:「別邸には帰らずここで見守っていましょうか。」

テディ:「そうですね!」


12人の執事は4人の背中を送り出してそれぞれが動いていった。

【続く所存。】

孤児院主と18人の執事。

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