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「うわぁ!飛行機だ!」
僕は声を上げた。
「すいませーんここに小学生がいます。」
「ちょっと永遠くん!?ひどくない?」
にやってしたのは永遠。
「それにしてもライブツアーってすげえな。」
「明後日からもうライブだよ!」
あそこで楽しそうに話してるのはヒナタとりょー。
「ごめん、空弁買ってたら遅れた。」
「いよー。」
空弁買ってたら遅れたのはかわいい男の子のひすいくん。
反応したのはリーダーのshimaくんだろう。
「みんな〜飛行機乗るよ〜!」
「遅れる。」
声掛けをしたのは葵とリメくん。
「今行く〜」
そう言って僕らは飛行機に乗った。
「ひすいくんと隣の席だね!」
「うん!北海道頑張ろうね!」
東京から1時間半しかないけれど朝早かったのもあってすぐ寝てしまった。
「北海道到着!」
ヒナタが声を上げた。
「しぐれくんずっと寝てたよね〜。」
からかうようにひすいくんが言う。
「最初と最後は起きてたし!」
「やっぱりここに小学生がいまーす。」
永遠くぅん!?
「永遠くん!?ちょっとひどくない!?」
「行きと全く同じ光景。 」
shimaくんが呆れたように言う。
「うるさい。」
葵くんが口を開いた。
「あ、はい。すいません。」
思わず謝る。
「しぐれ怒られてやーんの。」
こいつっ
「ちょっ、リメくん!?」
「はい、お静かに〜☆」
りょーくんの黒い声が聞こえてくる。
「「あ、はい。」」
僕らは一気に小さくなる。次の瞬間、笑いの渦ができたのは言うまでもない。
「よし、ホテル行こ。」
僕らは、このホテルでとある事件が起きることをまだ知らない。