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道枝side


あの後、長尾をおんぶした丈くんが戻ってきて、はやめに休むように、とマネさんの車で家へと送られていった。

俺たちもそれぞれ帰ることになった。

明日のラジオはやるそう。

長尾も、自分からやるといったらしく、少しほっとした。

でも大丈夫だろうか。気まずいトークになったりして、道長不仲説が炎上したりしたら…あぁ、どーしよ!


プルルル

誰やろ…あ、康二くん…

『大吾から聞いたで。大丈夫か?』

駿「…はい。あ、いや…大丈夫やないです」

『謙杜と、あれからどう?』

駿「ダメ、です」

『…そーいや聞いてへんかったけどさ。なんでそうなったん?』

駿「えっ?」

『原因』

俺が、康二くんの話をしてから…。

なんて言えるか!

駿「それは…」

『無理に言わんくてもええけどさ、オレも心配やし』

駿「…ごめんなさい」

康二くんにも迷惑かけて、メンバーにも心配かけて、俺どうしようもないやつや…。

『なんで謝るん…』

駿「ごっごめんなさい…っ泣」

『…泣いとる?』

駿「ないて、ません、ぐずっ」

ダメや…好きなひとにこんな恥ずかしいところ見せられへん。

駿「ごめんなさいお忙しいのに。俺のことは大丈夫やから、気にしないでください。ほな…切るで」

『あっ、ちょっ…』

もう、やめよう。

これ以上迷惑かけられひん。

涙を拭って、家へ向かった。

好きなひとには好きなひとがいて。

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