テラーノベル
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『病名は個性』
「 …しにがみ?!、大丈夫か?。 」
「 …いや、星、落ちてる…、 」
ポロンッ
「 まだ、泣いてる?、 」
「 しにがみ!!我慢だ!おい! 」
ポロンッ
( 助けて
みんなの声が聞こえるけど
わからない
「 おい!!しにがみ?! 」
「 しにがみくん、!泣かないで! 」
「 ストップ!! 」
( …みんな、?って、誰
「 しにがみ!! 」
「 しにがみくん!! 」
「 しにがみさんっ!!」
( 誰、しにがみって誰
貴方達は誰
僕は何をしているの?
『 記憶の戻し方を教えてやろう 』
( 誰、貴方は誰
『 まぁ、どうせ忘れるんだ。少しくらい願いを叶えてやろう 』
( 忘れるって何を?
願いって何?
『 じゃあ、早く教えろよ 』
( この声は僕だ
『 記憶を取り戻す方法は、初恋を叶えること 』
『 そして、その時流した、ーを食べること 』
( 何、それ、
「 しにがみ?!! 」
「 ずっと、苦しんでる? 」
「 どうすれば 」
「 星、って、なんですか? 」
「 え? 」
( わからない、けど、
僕の、心が言ってる
この記憶は本物だって
「 星って!!なんですか! 」
「 …!君の下に落ちてるやつ。 」
『 そして、その時流した、星を食べること 』
「 …これ? 」
綺麗だった
黄色、青色、紫色、緑色。その四色を混ぜている色
僕の思い出という思い出を敷き詰めたような、そんな色だった
「 これを、食べる 」
「 は…?食べんの?それ? 」
「 え?あ、はい 」
「 な、なんで?今までそんなのなかったよね、? 」
「 貴方がいう今までがわからないんですけど、なんか、いつかの記憶が、僕に訴えてるんです 」
「 …そういえば、昔、しにがみさんが、星は回収してって、お願いしてきた…、 」
「 あぁ、あの時も、少女が依頼してきた時! 」
「 その星はないんですか? 」
「 そう、だね。あそこかも…、 」
「 そうですか、まぁ、これだけでも食べま…、
コロンッ
「 何これ?瓶? 」
「 あ、!これ、それです!入っているやつ!! 」
「 …じゃあ、いきます、 」
触り心地は金平糖みたいな感じ
なんで、ここにいっぱい星があるのかわかんないけど
とりあえず、食べよう
しゃりしゃり
ごっくん
「 大丈夫か?しにがみ? 」
「 …反応ないね 」
「 …大丈夫ですか? 」
「 あ゛ぁあ、っ、 」
「 おい?! 」
「 しにがみくん!? 」
「 頑張って! 」
__________________
『 君は今日からNo.0227だ。 』
『 よろしくね。俺はNo.0121。クロノア。君は? 』
『 俺は、バグ病なんだぁ。雑音で話聞けなかったら、ごめんね? 』
『 え?他の子達?あぁ、それはぁ、いなくなっちゃった 』
『 寂しいに決まってるよ。増えては消えて。ほんと、嫌になっちゃう 』
『 僕は消えない?…っ、心強いね、!ありがとう。しにがみくん 』
僕はしにがみだ。
この人はクロノアさん
『 俺はNo.0502です。 』
『 名前なんていらなくないですか?どうせ死ぬんだし 』
『 …名前、決めたいです 』
『 トラゾー、いいですね!ありがとうございます 』
この人はトラゾーさん
『 No.1008です。どうも 』
『 星涙病?…なんか大変だな 』
『 両思いになることと、星を食べること?それが治療法なんだ 』
『 俺が覚えておく!! 』
『 ありがとう?…こっちこそ、ありがとう。しにがみ! 』
この人はぺいんとさん
僕は星涙病を患っている
記憶をなくしてしまう病気だ
___________________
「 しにがみくん、? 」
「 …しにがみさーん…、? 」
「 大丈夫? 」
「 あぁ、(泣 」
「 また泣いて!! 」
「 大丈夫、っ、です。ごめん、なさい。今まで忘れてて、(泣 」
「 まさ、か 」
「 思い出しましたっ!しにがみ、完全復活です(笑顔 」
「 …よかったぁ、 」
「 ほんとに?思い出したの? 」
「 はいっ! 」
「 …すご、ほんとに、克服した…、 」
「 あの子に報告してきます!皆さんも頑張ってください!クロノアさんは、雑音を消す。ぺいんと
さんは悪魔病も患う。トラゾーさんは違う花を吐くでしたよね!頑張ってください!! 」
僕は走り出した
p視点___________
「 俺、病気二つ、かからなきゃいけないの? 」
「 …あの子から預かってる。これがその薬 」
「 …これが…、 」
黒色だった
薄くもない
濃くもない
ただの、黒色だ
( 飲むの?これ、え、死なね?大丈夫か?…いや、腹括るか?いや、括れないだろ
俺は迷っていた
なぜなら、死にたくないからだ
死ぬ可能性のあることに突っ込みたくない
あぁ、嫌だ、
でも、何もやらないより、やった方がいい
何もなかったら
何にもなれない
だから、
ごっくん
k視点____________
「 …雑音を消す…、どういうことだろ…、 」
俺は考えた
そもそも雑音とはなんだろうか
いつも聞こえる音はただザワザワ言って、その音で頭が痛くなって…
言って、?何か、言っているのか?もしかして
「 確かめるために、やるか 」
俺は、いつ病気の症状が出るのかというものを掴んでいる
さっき、トラゾーに言われて思い出した
俺はみんなより早く生まれた
だから、試す時間があった
症状が出やすい状況を作ればいい
その状況とは、感情を表現すること
悲しければ泣く
怒りがあるなら怒る
嬉しいなら笑う
そういうことだ。
俺は今昔のことを思い出してすごく、腹が立っている
つまり今は怒りの感情が出しやすい、ということになる
だから
( 彼奴のせいで、俺らは苦しんでる
彼奴のせいで、しにがみくんは記憶をなくしてしまい
彼奴のせいで、ぺいんとが十二分に動けなくて
彼奴のせいで、トラゾーが俺らの分の悲しみを背負って
彼奴のせいで、俺らは生まれた
『 蜉ゥ縺代※。蜉ゥ縺代※。蜉ゥ縺代※ 』
「 痛い、五月蝿い、 」
( でも…、聞かなきゃ
向き合わないと。
逃げていたら、駄目。だから
『 縺イ縺ィ繧翫↓縺励↑縺?〒 』
( なんて、言っているの?
『 ひとりに縺励↑縺?〒 』
( ひとり、…、
『 ひとりにしな縺?〒 』
( ひとりにしないで…って、こと?
しない。しないよ。
『 ほんとに?もう、忘れない? 』
( うん。ごめんね。忘れて、
『 もう、大丈夫? 』
( うん。記憶、戻ったもん
ありがとう
『 縺ゅj縺後→縺 』
( え?
気づいたら、聞こえなくなっていた
「 …、聞こえなくなった…、 」
「 何がですか? 」
「 声 」
「 雑音じゃなくて声?ですか 」
「 うん。俺も、トラゾーみたいに助けることができたみたい 」
「 …、そうですか。じゃあ、次は俺ですね 」
「 違う花を吐く…、どうやるんだろ…、 」
「 う〜ん? 」
その時、ぺいんとの苦しむ声が聞こえた
「 あ゛ぁぁ゛ぁぁぁ、
コメント
2件
ンワアアアア(???) クロノアさんの雑音って声だったんだ…! 1人にしないで、ってどういうことだ? もしこの声がノア子ちゃんだったら激アツだな… ぺんさんどしたんよ!? 続きが気になって永眠になっちまうぜ…