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ンぎょわあああああああああ!!!!!!!!!! (???) 好きッッッッッ!!!!!! トラゾーの相手っていなりさんか…!? 続きめちゃ楽しみすぎる!
『病名は個性』
( 痛い、頭が、っあの薬を飲んだせいか
この時俺は自分が無力だと感じた
( あぁ、死ぬのか?…、薬によって作られ、薬によって死ぬ
…馬鹿だなぁ
意識を保つことはできない
あとは身を投げ出して死ぬだけ
最後に、何かあったらいいと思ったけど
俺には何もないから
もう、無理だった
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「 おーーい? 」
誰かの声が聞こえた
「 おーーーい!!!聞こえてる〜? 」
目が覚めた
「 …っ、?ここは? 」
( 死後の世界というやつなのか
俺は病気に勝つことができなかったらしい
「 ここはね、君の心の中! 」
「 は…? 」
( まず、こいつは誰なんだろう。
そんな疑問が浮かんだ
そいつの特徴といえば純白の翼。
まさに天使そのものだった
「 お前は? 」
「 僕?僕は君の天使病のなんて、いうんだろ。う〜ん?よくいう擬人化ぁ…みたいな 」
「 は?、病気の擬人化?どういうことだよ 」
「 主がわからないこと、僕にわかるわけないでしょ〜? 」
「 まぁ、いいや。俺の心の中ってことはまだ死んでないのか?俺 」
「 うん!でもあと一歩みたいな感じかな? 」
「 なんだよ。それ 」
「 君が悪魔病?ってやつに勝てばいいんじゃないかな 」
「 お前知ってんの? 」
「 うん!だって、僕は君だもん。 」
「 俺の病気じゃなくて? 」
「 そうともいう 」
「 なんだそれ。(笑 」
「 主は死にたいの?生きたいの? 」
「 …特にそういうのはないかな 」
「 本当に? 」
「 あぁ。だからもういいかなーって 」
「 へぇーそうなんだぁ。へー 」
「 なんだよその、含みのある言い方 」
「 別に何もないよ?ただ、何もないまま、死んでいいんだって思って 」
その言葉は俺の心にグサリと刺さった
「 …は?、 」
「 だって、そうでしょ?君が薬を飲んだ理由は、何もないより、何かある方がいいから。なのにす
ぐ諦めちゃってさ。 」
「 …諦めてなんかっ! 」
「 いいや。諦めてるね。僕はわかるよ。君は逃げたんだ。僕からも、そして彼からも 」
「 五月蝿い、っ、五月蝿いんだよ!! 」
「 五月蝿い?そういうならもういいけど。もう一度言ってあげる。僕は君だ。僕が思っていること
は、少なくとも君のどこかでそう思っているってことだ 」
「 …、 」
「 つまり君はまだ、生きたい。そうでしょ? 」
「 …思っただけじゃ、駄目なんだ。じゃあ、どうすればいいんだよ…、 」
「 そりゃあね、思うだけは駄目だよ。でも君にはあるでしょ?走れる足、考える頭、喋る口、人の
心。十分あるでしょ?だけど、君には一つ足りないものがある 」
「 …なんだよ。それ 」
「 勇気だよ 」
「 は…? 」
「 君は、勇気がない。あと一歩で諦めてしまう。 」
「 …そうか、勇気か…、 」
「 ふふっ(笑。何かわかった? 」
「 …まぁ、なんとなく? 」
「 いいねっ!!その答えが聞けたなら君は、彼からも認められたね! 」
「 さっきから、彼って誰だよ 」
「 君の中の悪魔病のことだよ! 」
「 俺の中、? 」
「 そう!僕は君の優しさで、彼は君の勇気。そんな感じかな! 」
「 …なるほど、? 」
「 じゃあ、そろそろ時間だね! 」
「 生きれるのか?俺 」
「 生きれるのか?ってよりは生きるんだよ! 」
「 …そうだな。ありがとう 」
「 いいえ! 」
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「 ぺいんと? 」
「 ぺいんと?大丈夫? 」
「 ぺいんとさん?! 」
目が覚めたら、背中の痛みがなくなっていた
「 あれ、俺、生きてる…っ(泣 」
「 どどどどどうしたんですか?! 」
「 しにがみ?お前伝えてきたのか? 」
「 はい!あのお嬢さんも良かったですって、喜んでくれました! 」
「 良かったぁ、 」
「 俺も雑音消えたよ 」
「 え?そうなんですか? 」
「 うん!元々俺に雑音なんてなかったんだ 」
「 へ? 」
俺としにがみの声が被る
「 あの子は、俺の声だったんだから 」
「 あの子…?まぁ、とりあえず成功して良かった 」
「 うん!ぺいんともできたの? 」
「 まぁ、多分。薬飲んでもこの通り生きてるんでね。成功ですかね 」
「 おぉ!おめでとうございますっ!!じゃあ、あとは…、 」
トラゾーに視線が集まる
「 違う花を吐くって、どういうことなんだろう 」
「 難しいですよね…、 」
「 てか、今すぐに吐けんの? 」
「 変な言葉だなぁ。(苦笑 」
「 しょうがないじゃないですか 」
「 花って、なんでもいいのかな 」
「 選べるもんなの? 」
「 いや、わからん 」
「 黒百合以外じゃないですか? 」
「 なるほど…、 」
トラゾーが少々考えた
「 なんとなくわかったわ。吐くとこは流石に見せるもんじゃないから、あっちで吐いてくるわ 」
「 いってら 」
「 頑張って!! 」
「 ファイトです!トラゾーさん! 」
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「 と、言ったけども…、 」
自信満々に言ったけど、何も掴んでなかった。正直
「 どうしようかなぁ。無理矢理いくか。 」
「 げほっ、゛っ、 」
俺の嗚咽が鳴り響く
「 …また、黒百合、 」
( 花言葉は復讐とか、まぁ、俺は彼奴に愛情ではない恋をしたから、黒百合なんだろう。
どうせなら、違う人とかさぁ…
俺はこの時、色々考えた
( 恋って、なんだろ
いや、哲学すぎるか?この状況で考えることじゃあないな絶対
彼奴以外に、何か…
『 面白いですねっ! 』
いた
1人、思い当たる女性が、
『 トラゾー殿はどう思いますか? 』
華奢で、可愛らしくて
真っ直ぐで、
「 やっば…、 」
でも、いなくなったから
「 これも叶わない恋に入るのかな 」
ここで、吐き気がした
「 げほっ、お゛ぇっ、 」
俺が吐いたのはベゴニアという花だ
花言葉は、「片想い」「愛の告白」
「 …きたぁ、ありがとう、ーーーさん 」
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「 トラゾー、大丈夫かな? 」
「 わかんないね。 」
「 トラゾーさんなら!多分、大丈夫ですよ…、! 」
ガチャ
扉が開いた
「 …!トラゾー! 」
「 そこに持ってるのって…、 」
「 違う花!! 」
「 成功、しましたよ 」
「 すご、!なんで?確か花吐き病って片想いとか… 」
「 ちょっ?!ぺいんとっ!!!! 」
「 …ぺいんとさんは、知らないのか 」
「 あぁ、そっか、遅かったもんね。 」
「 え?、何が? 」
「 1人トラゾーさんが、ガチ恋した女性がいて…、 」
「 や、!!やめてください!!!?! 」
「 …あれは、青春だねぇ、 」
「 クロノアさんもっ!!?? 」
「 …何それ!めっちゃ聞きたいんだけど 」
「 絶対言わん! 」
「 なんだよそれぇ、 」
タッタッタ
軽快な足音が聞こえた
「 皆さん!成功しましたか? 」
「 はい。できましたよ 」
「 良かった、 」
「 これで成功したんだし、彼奴の元に行くよね? 」
「 はい、そのつもりです。皆さん準備はいいですか? 」
「 …僕は大丈夫ですよ!記憶をなくしたのは彼奴のせいだから。絶対に許さない 」
「 俺も、俺たちが苦しんだのは彼奴のせいだ。 」
「 俺も大丈夫だよ 」
「 俺も大丈夫。最悪、此奴らが守ってくれそうだし 」
「 じゃあ、いきましょう! 」
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あと一、二話で完結させるつもりです
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