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「……やめて」
声が震えた。私のキャリアはどうなってもいい。
でも、光の夢が、私のせいで潰されることだけは耐えられない。
「……日比谷くんは関係ないの。私が勝手に、このアパートに……」
「嘘をつくな! 自分のプライドを守るために、こんなゴミみたいな男に乗り換えたんだろ!」
健太が私を突き飛ばそうとしたその時、光が私の前に割って入った。
「……触んなって言ったろ、クズが」
光の瞳には、いつもの余裕なんて一切なかった。冷徹で、底知れない怒り。
「日比谷くん、ダメ、手を出したら……!」
私が止める間もなく、健太が光に殴りかかった。光はそれを避けたが、健太は勢い余って機材の山に突っ込み、額から血を流して倒れ込んだ。