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−−−−−インク視点−−−−−
リリー…スター…海王星…
特に海王星からは、とんでもなく
強いオーラ?が出ている気がする。
別に勝てない相手じゃないけど、
圧が凄いなぁ… 本当だったら
「なに強者オーラ出してんの!」
って思いっきり
罵声を浴びせたいところだけど、
あのリリーって奴に怒られそうだから
辞めておこう。
…そうそう。 ゲームっていっても、
ルールとかがあるじゃん?
いや、それがないとできっこないよ!
って思っていたら、
「あのさあ…僕達の誰かが言わないと
先に進まないの?ゲームのルールは!? 」
あ、フラウィだ… うんうん。
フラウィの言うとーりだよ。
すると、海王星はニッコリと笑った。
「いえ、私達は その 問いを 待っていたのです。
周りが何をするかより、 自分が何ができるか。
それを 大切にしているのですよ。 私達はね。
スター、説明してやりなさい。」
「はいはーい。お安い御用だよ、海王星。
ボクに任せて!!」
−−−ガスター視点−−−
…おかしい。
物事に明らかな矛盾がある。
まず、私達はどうやって集められたのか。
次に…
「それでは、ルールを説明しまーす!」
…私の考えは遮られた。だから、…
「1つ目!空いている部屋だったら
どこでも入っていいよ!
2つ目!大きなテレビとか以外だったら
壊していいよ!3つ目!鍵を見つけたら
即終了じゃなくてちゃんとボク達を
「開放」してね!」
…まただ…一体何度遮ったら気が済むのd
「4つ目!君たち同士は敵ではないし
味方でもないよ!勿論ボク達もね!
そして5つ目…これが一番大事!!」
「誰でも好きに、殺めていいよ!」
また遮られた。…刹那、9人の表情に
緊張と困惑の色が見えた。
だが、それも納得だ。
いきなり、「誰でも殺して良い」などと
言われて疑問を抱かない奴なんて
そうそう居ない筈だ。
不意に、チャリン、と音がした。
海王星からだ。
注意して見ると、海王星の首に
白く光る鎖が付いている。
それも、二組。
私は不審に思い、海王星に近づいた。
すると彼は私を不思議そうに見たが、
特に気にしてはいないようだった。
「ガスターさん、どうかしましたか」
真っ青な瞳が私を一点に捉え、
周りの視線が突き刺さる。
「その鎖、何のためのものかね?
貴方が自主的に付けたものでは
無いことは分かるのだが。 」
「………はい?」
海王星は私を気味が悪そうに、いかにも
軽蔑的な目で見た。だがそれは
はいそうですよと肯定しているのと同じだ。
真実を突かれてしまった瞳。
「お前、ここで妙なマネをしたら始末するぞ」
リリーが私を冷たい表情で睨む。
流石バケモノといった所か。
−−−ナイトメア視点−−−
あ゙ー…このリリーって奴…
大して強くもないのにイキってやがるな。
冷気野郎のほうがよっぽど強いだろう。
つーか、ガスターは 何が言いたいんだ?
「それは、恐らくリリーによるもの。
ここから逃げないようにするためだな」
海王星が口を開いた。…ものの、
結局 閉じてしまった。
なんとなくリリーを見ると、
顔を少し歪め考え事をしていた。
すると考えがまとまったのか、それとも
苛立ちが抑えられなくなったのか。
「お前、巫山戯てんのか?」
「私は唯自分の考えを 言ったまでだよ。 」
彼奴何言ってんだよ。
ただでさえリリーは今苛ついている。
っつーのに、何爆弾投下してんだよ。
「だー、もう!それは海王星が…!」
「はいはーい、今はルール説明中だよ!
いくらリリーでもそれはいけ好かないな!」
リリーの言葉を遮ったのは スター。
顔は笑っているが目は笑っていない。
サイコパスかよ。
リリーは少し驚いたようだったが、
スターは構わず喋り続ける。
「で…皆驚いていたようだけど。
これまでのことで何か質問とかあるかな?」
…誰も何も言わない。
何もかも全て謎だからだろう。
まあ、俺も同意見だ。
コメント
2件
誰でも好きに◯していいって凄いルールやな…