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練習のあと、2人で個室のカフェに移動した。
💚「この間はごめんね、無理とかひどい事言った」
🖤「いや、あれは俺の独りよがりです。ごめんなさい」
阿部ちゃんは目を伏せて、自分の腕を撫でた。
💚「もうわかったよね?俺、綺麗な身体じゃないから。めめは別の人を探すべきだよ、俺は一緒にはいられない」
🖤「そんな事…」
💚「めめは若いから、これからもきっといい出会いがある。俺に固執する必要はないんだよ」
こんなフラれ方、たまったもんじゃない。
🖤「阿部ちゃんはどうなんですか」
俯き気味だった阿部ちゃんが顔をあげる。
🖤「俺に決断を委ねるなら言いますけど、阿部ちゃんが綺麗な身体じゃないとか思ってないし、関係なく好きです。本気です、変わらないです。もし阿部ちゃんが辛いなら傍にいたいんです」
💚「……」
🖤「年下だし頼りないかも知れないですけど、辛さを分かち合える存在にはなれますし、抜け出す勇気を与える存在にだってなれます!…ええと多分!」
💚「…ふふっ」
阿部ちゃんが微笑んだ。