名前 五条潤葉
東京呪術専門高等学校 2年
1級呪術師
好きな食べ物 ボンタンアメ
苦手な食べ物 脂っこいもの
最近の悩み 美味しい食べ物は太りやすいこと
ストレス 人間関係
術式 蒼海降霊 海に元ずいた式神を出す。
式神 蒼牙 碧霧 氷華
六眼もち
常にサングラスをかけている
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純白な校舎と裏腹に、漆黒の衣を纏った少女は今にも吐きそうになっている。
「……うぷ。」
深呼吸をする間もなく、潤葉は顔を引きつらせる。
やほやほ〜☆ ナイスルックスガール、五条潤葉ちゃんだお!……って、これお兄ちゃんのテンションじゃん。
「……改めまして、五条潤葉です」
視線の先には黒く淀む空気と無数の異形の姿が蠢いていた。
なぜ現在進行形で私が吐きそうかって?あはは!それはね!この学校が呪われすぎだからだよ。いや、普通学校は呪いの受け皿になりやすいけど、これはマジでヤバい。人、死ぬぞ?普通に。
冷静になった彼女の目に映るのは、校舎に漂う不気味な呪霊たち。まるで泥のような負の感情が校内を覆い尽くしている。
これでよく生徒たちが普通に生きてられたな……。呪術師的には100点満点中マイナス50点の環境だよ、ここ。金稼ぎなら100点満点中200点よ。冥冥さんとか好きそ。
そう思い校庭に足を踏み込むと呪力の濃さに驚く潤葉は校舎を透き通った目で見続ける。
まず、呪い、呪霊についての説明をしようか。
潤葉は指を弾くと、軽い音と共に、目の前の小さな呪霊が塵のように霧散した。
「呪いってのはね、人の負の感情が具現化して意思を持っちゃった異形の存在。恨みとか後悔とか、そういうドロドロした感情が形になるわけ。んで、こいつらが悪さするのが問題なのよ。」
彼女はため息をつき、ちらりと校舎を見上げる。
「日本国内で、年間呪霊による怪死者・行方不明者がどれくらいいるか知ってる?平均で10,000人を超えてるんだよね。そのほとんどが、こういう奴ら呪いの仕業。他の場合もあるがまぁ、それは今度説明する。」
「さて、次に呪術師について説明しようか。」
潤葉は軽く手を振り、目の前に浮かぶ黒い塊を一閃する。呪霊は消え去り、黒い煙のような残骸だけが空中に漂った。
「私たち呪術師っていうのは、簡単に言うと呪霊を祓う専門家。呪霊を倒すには、同じ呪力を持った存在じゃなきゃいけないからね。呪術師にはそれぞれ階級がある。呪いと同じく4級から1級、そして数少ない人物しかなれない特級の7段階に分けられている。
私は今1級と呼ばれる階級だ。基本的に呪霊に対して同級の呪術師が対応するよう任務が与えられる。当然、呪霊にも階級が生まれる。4級から特級の7段階にクラス分けされている。呪術師と同じ、一般の人には見えない、触れないものを、私たちだけがどうにかできるってわけ。」
潤葉は少し自嘲気味に笑った。
彼女はポケットから呪いを込められた武器、呪具を取り出し、それを手のひらで弄ぶ。
「この青葉城西高校が、まさに『呪いの巣窟』って感じ。学校や病院などの人の心に残る場所は呪の受け皿として受けやすい。人間になる場合もあるかな。今回もその1例、」
潤葉は校舎を睨むように見上げた。壁の奥から、いまだ無数の呪霊の気配が漂っている。
「……で、なんで私がここにいるのかって話だよね。」
潤葉は呟き、足元の小石を蹴る。小さな音が夜の校舎の静けさの中に響いた。
「上層部に緊急の任務があったんだよ。
『呪いの被害が異常』って。調査してみたら案の定、この学校が負の感情の受け皿になっててね。」
潤葉はため息をつきながら続ける。
「特に問題なのは、生徒たちの安全が危ぶまれてるってこと。何せ、普通の人間には呪霊が見えないから、知らない間に殺されることもある。幸いなことに今のところけが人だけで、死者は出ていないんだけどね。」
「だから、上層部の命令で護衛そして、校舎内の呪霊祓いに派遣されたってわけ。」
「私に与えられたミッションはこの二つ。」
そう言い事前に私たちのことをサポートしてくれている補助監督からもらった紙を読み上げた。
1.校内に潜む呪霊を祓除
2.学校内護衛
「気が遠くなる任務なんだけど。上層部いつか殺す。ってか、いつになったら終わるのか分からないんだって。私を殺す気かな?地獄じゃん。」
潤葉は深くため息をつき、手のひらを空に向けて広げた。
「深轟来て…。」
その言葉を放つと、周囲の空気が震え、地面が軽く揺れる。瞬間、巨大なクジラが現れた。クジラの巨体が、その圧倒的な存在感で空間を支配した。
「これが私の式神。深轟、他にもいるよ。」
潤葉は淡々と続ける。
「式神とは、呪力 を使って作られた存在。呪力を流し込んで、私の術式…蒼海降霊によって作り出された生き物、言ってみれば私の仲間の呪霊みたいなものよ。」
潤葉は目の前の深轟を見上げると、ふと呟いた。
「呪力って言うのは、私たち呪術師にとってのエネルギー源みたいなもの。呪力を使って術式を発動させるわけだけど、呪力を『電気』、術式を『家電』って例えると分かりやすい。」
潤葉は少し考え、目の前の深轟に呪力を送り込んだ。深轟が深い海を泳ぐような、穏やかな動きで空間を支配していく。その穏やかな動きでうじゃうじゃといる呪霊を払っている。
「術式基生得術式は生まれ持って肉体に刻まれることが多い、別例をあるけどね」
「呪力は電気、術式はその電気を流して使う家電とする。電力が無ければ、家電は動かないよね?呪術師が使う術式も同じ。呪力が足りなければ発動できない。呪力を持っていなかったら当然術式は発動できない。呪力は私たち呪術師にとって大切な資源だ。」
潤葉は手を振り、式神を一旦静止させる。
「私の術式は、呪力を多く消費する。だからこそ、緻密な呪力操作が必要。そこで私が持っている六眼があれば、呪力の流れを視覚的に捉えて、精密に操作できるけど、だけど使いすぎると体力的にも限界がくる。お兄ちゃんみたいうまく扱えない。」
潤葉は少し目を伏せて、またため息をついた。
「私のお兄ちゃん、五条悟。あの人は現代呪術師の中でも最強って言われてる。現代において数少ない特級呪術師。」
私の家は呪術師界の御三家と呼ばれている。五条家、禪院家、加茂家この3家。だからそれなりに苦労はしてきた。私が持つ六眼は五条家の人間しか持てない特別な目だ。
潤葉は空を見上げると、六眼の力が冴え渡り、周囲の呪霊や空気の動きが彼女の視界に入ってくる。
「でも、仕方ないよね。____________だから。」
クジラが再び動き出し、潤葉は呪力をさらに注ぎ込んだ。式神が動くたびに、周囲の空気が揺れ、彼女の呪力が解放される感覚が伝わってくる。
「今はただ目の前の呪霊を祓うことだけを考えよう。」
潤葉は深呼吸をし、再び戦闘態勢に入った。
「さあ、行くよ、深轟。」
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はじめまして、楽しんでいただけましたか?
今日から亀さんペースで投稿していこうと思います。
海外に住んでいるので更新は日本時間夜の可能性があるます。
あと多分日本語がおかしいです。
間違いを見つけましたらコメントしてください。
⚠私は呪術廻戦を第1期
呪術姉妹交流会までしか知りません。
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