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お化け屋敷編②












ちゃんと照に言えば良かった。




怖いよって。俺らも手繋いで行こうって。




でも守られるんじゃなくて、俺も照を守りたかったから。







深澤

『……っ、照…ごめんなさい…っ』




深澤

『助けに来て……っグズッ』









……………









深澤

『…………っ』

























岩本

『最初っから素直にそう言いなって。』
















深澤

『っ…!!…ひか、っグズッ』


岩本

『もう泣かないの、ほら、立てる?』


深澤

『た、立てない…腰抜けて…』


岩本

『腰抜けてって……、、そんなに怖いなら正直に言いなさいっ!』


深澤

『ご、ごめんなさい……』


岩本

『………ほら、乗って?おんぶするから。』


深澤

『いや、いいよ…!自力で何とか……わっ!』





ギュッ




立とうと思ったら足に力が入らなくてそのまま照の腕の中に飛び込んでしまった




深澤

『ご、ごめっ…ー』


岩本

『…はぁ。慌てん坊なお姫様だこと…ー』





ヒョイッ





深澤

『うわぁっ!///』


岩本

『さっさと出るよこんなところ。俺も長いこと居たくないし…』





照は軽々と俺をお姫様だっこした。


てか俺はお姫様じゃねぇ……っ!//////





深澤

『…やっぱ照も怖いんじゃんっ…』


岩本

『ん?もっかい置いてこうか?』


深澤

『う”、何でもないです…』











佐久間

『アイツら遅くない?』


阿部

『中でイチャイチャしてるんだよ多分笑』


佐久間

『てか阿部ちゃんもお人好しですなぁ~…

まぁ俺は早く出れて良かったけどっ!笑』


阿部

『照からのお願いだもん。

急にLINEきてビックリしたけどw』







え?どういうことかって?





実は並んでるときに照からLINEがあって、、、







ピコンッ





阿部

『?』




“ちょっとお願いがあるんだけど、中に入った時に佐久間連れて早く出てくれないかな。。”




“え、何で?”




“ふっかを中で1人にしたい。”




“えぇ、!?何が理由で…!?”




“ふっかさ、怖いのバレバレなのに強情だからちゃんと言わないじゃん?だから一人にさせてちゃんと言えば良かったって思わせてあげたいんだよ。”



“そういうことがあってこれから困るのはふっかだからさ。”



阿部

(照、それ保護者目線だね…笑)




“全然いいけど照はどうやって先行くの?”




“俺は適当な理由つけて先行くフリするから。

せっかくのとこ悪いけど頼むな。”




“おっけー任せて!”










…ってことがありましてね笑



佐久間にはこっそり俺から伝えて作戦が実行されたわけですよ。





佐久間

『深澤もこれで反省したんじゃないかなぁ…、、

って噂をすれば…笑』


岩本

『ただいま。』


深澤

『もう降ろせって!みんな見てるから…っ////////』


岩本

『腰抜けてるんでしょ?じっとしてなって。』


深澤

『もう大丈夫だってば…っ///// t(⁄ฅ⁄⁄ฅ⁄⁄).。:*♡』


佐久間

『うわぁ、一緒に歩きたくないね。。』


阿部

『ね笑』


岩本

『離すつもりないから。』


深澤

『いや嬉しいけど離して!?///////////』


阿部

『ふふっ、俺も佐久間は離したくないなぁ…。』


佐久間

『え、?////////』


阿部

『一緒に居られるのもあと少しだし、今日は最後まで楽しもうね ニコ』


佐久間

『………え、あと少しって…?』


阿部

『俺らB高は明日が修学旅行最終日だからね。』


佐久間

『………………』


阿部

『まぁ東京に帰っても佐久間と会おうと思ったら会えるし、寂しくないねっ』


佐久間

『…………っ』


阿部

『…?、佐久間?』


佐久間

『………あ、うん!そ…だね、!』








そうだった。




今日までが楽しすぎて忘れていた。




俺らがこうして一緒に恋できるのは





この3日間だけだったんだ。






______

NEXT…♡100

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

僕らが恋する3日間

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