テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
366
羅夢音(らむね)@投稿サボり魔
321
羅夢音(らむね)@投稿サボり魔
104
「先輩!!」
「わ!びっくりした…」
「えへ!」
今日も可愛い後輩に驚かされるが、この子は私の抱いている感情に気づいていないんでしょうね。
「今日も元気いっぱいね。」
「はい!先輩に会いたくて早起きして準備しましたよ〜!」
可愛い。
「もう、冗談はよしなさい。」
「…ほんとーなのに…」
「え?なに?もう一度言って?」
「なんでもないですー!!」
ムスッとして不貞腐れている顔もぷいっとそっぽ向いてちらっとこっちを見る瞳も横から見える横顔も朝から元気ハツラツな声も全て好き。そんな事口が裂けても言えない。
「ふふっ」
「…せんぱい…」
「なーに?」
「鈍感な先輩なんで言いますけど、襲われても知らないですよ?」
「へ!?」
急にそんなことを言う後輩ちゃんの顔はいつにも増して近く、刺激が強かった。
「え、いや、ち、ちk」
「ま、いーです。そんなことさせませんので!」
そういった後輩ちゃんの表情が過去一良くて今日も過去一を更新していく。
「はー好き…」
「私もです♡」
冗談とわかっていても舞い上がってしまうその言葉に今日も癒されるのでした。
コメント
1件
うわ、この空気感、大好きです……! 先輩が後輩の一挙一動に「好き」って脳内で叫びまくってるのに、口では否定するもどかしさがたまらない。後輩の「襲われても知らないですよ?」からの「させませんので」の押し引き、めちゃくちゃ巧いなと思います。冗談の皮を被せた本音の応酬が百合の醍醐味だと思うので、この距離感が絶妙でした。続きが気になります!