テラーノベル
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なんでみんなあんなことになったんだろう?
俺はホールに居た。
いつもダンスを踊って心臓を動かしている場所だ。
多分ここはバレないだろう。
ゆっくり考えることができる。
まずさっきまでを思い出そう。
さっきはAちゃんのいじめられていることについて親に相談して、対処してもらった。
うん。不安は一気に減ってると思うからAちゃんが関係してるとは思えない。
でも、特定の誰かが狂ったのではなく、みんな狂ってるからAちゃんが関係してるのか?
じゃあなんで俺は狂わないんだ?
頭がパンクしそうだ。
こういうときに誰かが居てくれれば相談できるし心強いけど今は居ないから少し寂しい。
でも、寂しさを隠して考えを進めることにした。
俺とみんなとで違うところは…。
あ!俺が『バグ』だからだ!
もしかしたらそれで俺には効かなかったのかもしれない。
けれどそれだけじゃないかもしれない。
俺は「人格」のことが書かれた本をポケットから出して読んだ。
すると、10ページ目ぐらいのところに「人格が狂ったときの対処法」が書かれていた。
『人格が狂ったときの対処法
人格が狂ってしまうのはその人格を持っている人間側に何かあったことになります。
人間を狂わせないように注意しましょう。
また、狂ってしまった人格は元には戻りません。
迷わず殺しましょう。』
…『戻らない』?
え?殺す?というかAちゃんに何かあった?
でも、相談したし不安に思っていることは減ったはず…。
いや、ちがう…。
逆に増えちゃったんだ。
「いじめられていること」に「これからもひどくならないか」という不安が。
……………。
「殺す」以外にも何か選択肢があるかもしれない。
『迷わず殺しましょう。』と書かれていた。
ということは「殺す」以外に選択肢がない…。
せっかく生き返らせたのに…。
次は俺が殺す番だなんて…。
…。
Aちゃんのためだ。
俺が殺して今度こそ救わないと。
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