side 緑色
運営国の知らない間にらだおくんのことで
話し合ってたらしいけど…
そこにきょーさんとコンちゃんとゲラがきて
全員ゲラの能力の餌食になっちゃった
だからいまらだおくんの事情を知ってるのは
俺だけ。
「ドウシヨウカナ…」
「何で悩んどるん?」
「ウワ!?」
びっくりした!
「ナンダ、キョーサンカ」
「なに?」
「ナンデモナイ。新薬ノコトデ悩ンデル」
隠してるだけで嘘はついてないし
大丈夫なはず。
「どんな薬なん?」
「ソレハ出来テカラノオ楽シミ。」
教える訳には行かない…
ゲラの能力を無効化する薬なんて
「隠すの珍しいな」
「タマニハ隠スノモ面白イカナッテ」
「じゃあ楽しみにしとくわ。無理しない程度に頑張れよ」
「ウン。ありがとう」
きょーさんって優男だよね意外と
…あすっごいこっちみてる。
失礼なこと考えてるとか思われてそう
実際意外とって言ってるから失礼か
「…ア、マタ失敗シタ。材料ガモウナイ…。」
取りに行くのついでにらだおくんのとこ行こー
…そういえばらだおくん限界国から追い出されたのかな…
どう聞き出せばいいんだろう…
「あれ、どこ行くの?」
「材料ナクナッタカラ取リニイク」
「俺がとって来ようか?」
「秘密ノ秘密ノ秘密ノ材料ダカラ大丈夫。イッテキマース」
材料で作る薬当てられたらやばいし
じぶんでとってくるしかないし、
らだおくんの様子知りたいし
「連絡シタラ出テクレルカナ…」
材料を集めて電話をかける
電話はしばらくして出た
「モシモシ〜ラダオクン。」
「…みどり?」
ちょっと間が空いてそう帰ってきた
「ウン。皆ゲラノ能力ノ餌食ニナッチャッタンデショ?」
「そうだね。いやぁ…まさかやられるとは思ってなかったなぁ〜」
俺が聞くといつもの調子で返すらだおくん
でも俺は知ってる。無理してるのを
「ラダオクンッテ今ドコニイルノ?」
「え…、隣の国でお世話になってマス…」
隣の国…運営国のかな?
「𓏸×国?」
「そうそう。そこの国のホテルで止まってる」
「ジャア行クネ〜」
「え?本当にくr」
電話を切った
何か言ってたけど気のせいかな?
そいえば𓏸×国ってぴくとさんが来る国じゃないっけ…
電話が来たからとったけど
その時に聞いた気がする。
とりあえず𓏸×国のホテルに行く
「スミマセン青フードニ赤黒マフラーノ青髪青眼ノ男性ノ連レナンデスケド…」
「あ〜…ちょっと確認取ってきますね。お名前お伺いしても?」
「エーット…」
緑色って言っていいのかな…
みどりもバレるよね…
どりみー?みっどぉ?どっちもバレそう…
あ!
「ミドロンパッテ言イマス」
これなららだおくんにも伝わるはず!
「ミドロンパ様ですね。少々お待ちください」
ちょっとして係の人が来た
「確認できました〜𓏸𓏸室の鍵です。どうぞ」
「アリガトウゴザイマス」
伝わってよかったァ〜
部屋の鍵を開けて入った瞬間
「みどりーーーーーー!!!」
らだおくんが飛びついてきた
「ウワビックリシタ!」
「みどりは味方だよね!?」
「味方ダヨ。ゲラノ攻撃ハマダ効カナイシ、集マリニモ行ッテナイ」
「良かったぁ…」
安心しきったようにその場に座るらだおくん
らだおくん
ひとりぼっち結構トラウマあるからなぁ…
「まだゲラのこと伝わってない人とかいるかな?」
「ピクサントカ?ラダオ君沢山知ッテル人イルカラ片っ端カラ聞イテミル?」
「あ〜…どうしよう…誰に言おうかな」
「俺ガ電話カケルヨ。ピクサンニカケテミルネ」
俺はそう言ってスマホを取りだし
電話をかける
「もしもし〜」
「ピクサン〜。ラダオクンニ何ガアッタカ知ッテル?」
「え?らだおくん何かあったの?何も知らないんすけど」
俺は詳しいことは言わずきくと
困惑しながらそう答えた
「今ラダオクン𓏸×国ホテルニイルカラキテホシイ。」
「あ、すぐ近くだわ。OKっす〜!」
電話を切る
「俺…材料トッタラスグ帰ルッテ言ッテルカラ長居デキナイ。モウ帰ラナイト、」
「あ〜おっけ〜」
「ピクサン、スグ近クッテ言ッテタカラスグクルトオモウヨ。ジャアネ。ナニカアッタラヨンデ」
「うん。ありがとうね〜」
俺はドアを開けて出ていき、運営国に帰る
「タダイマ」
「おかえり〜遅かったね」
やっぱりそこ聞かれるよね…
「材料ガナンカ何時モヨリナカッタノ。荒ラサレタリシタノカナ。薬作ルカラ何カアッタラヨンデ〜」
俺はそう言って自分の部屋…
調合部屋へ行って材料を出して
また薬を作り始めた
コメント
1件
うわぁぁ!!!!内容めっちゃ好きです!!!!!続き楽しみ!!!