藤原side
丈「失礼します…」
メンバーの代表で、マネの思いも背負ってるから、少し、いや、かなり緊張している。
医「藤原くん、だね」
丈「はい」
謙「丈くん…」
謙杜はソファーに座っていた。具合はいいのだろう。
…身体的には。
丈「お話って」
医「お仕事のことです」
あ、やっぱそうなんや。
医「自分的には最低一週間ほどは、休んだほうがいいと思うんだが、それは僕が決めることではない」
丈「…謙杜は?どうしたい?」
謙「僕、は…やります。仕事」
医「無理はだめですよ?」
丈「そーやで!謙杜の好きなようにすればええ、でも無理したらあかん」
謙「無理してへん。大丈夫」
丈「ほんまに?」
謙「うんっ!心配しないでええです!」
医「じゃあ…頑張ってください」
謙「はいっ」
丈「何かあったら言うんやで」
謙「うん、丈くんありがとう!」
医「ふたりとも休憩室へお戻りください。長尾くん…身体を、大事にしてください」
謙「…はい」
丈「謙杜、おんぶしよか」
謙「ふふっ、してほしいですっ」
丈「ええでー」ひょいっ
謙「ありがとっ」ニコ(^_^)
丈「…ふふっ」
長尾の笑顔は可愛い。
可愛いすぎる。
それでも、笑顔の裏には、俺には想像もできへんような、辛いことや悩みでおいつめられてるんやと思うと、ぎこちない笑みになってしまった。
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