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コメント
3件
今回もとても可愛いくかっこ良く素敵な作品です✨️ リクエスト書いてくださってありがとうございます😊 とっても良かったです♡ やはり推し様のピンチまたは怪我とっても尊いものです(◜¬◝ ) ブラコン勇ちゃんそして甘えられて嬉しそうな柔ちゃんとっても素敵な関係です✨️ そしてまたリクエストよろしいでしょうか? 前のコメントで書いたのですがやっぱりだいちゃんの怪我とっても良いと思いませんか! でも他の方の作品を見て災害とかに巻き込まれるお話しは見た事がないと思い突然読みたくなったのでだいちゃんの災害〔詳しく地震や洪水〕とかに巻き込まれて病院搬送されるお話しが読みたいです✨️ 次の投稿楽しみにしていますわ✨️ 体調にはお気おつけてくださいね☺️
Freesiaさん、第37話読了しました…! 勇斗の医師としての冷静な判断力と、柔太朗を思うあまり涙をこぼすギャップに胸が締め付けられました。「過保護な主治医」って笑い合う場面、あの温かさが本当に好きです。太智たちの茶化しもほっこりしました🩺💉 今回も素敵な話をありがとうございます。柔太朗、早く治りますように…!
リクエストありがとうございます!
すぐに出せなくて申し訳ないです…!今回は3080強めかな?
「⋯っ、やめてください!」
夕方の総合病棟の廊下に、普段の穏やかさからは想像もつかない柔太朗の鋭い声が響き渡った。
原因は、面会に訪れていた人物と患者同士の激しい口論だった。
感情を爆発させた男が周りの制止もきかずに胸ぐらを掴み合い、近くにあった重い金属製のパイプ椅子を振り回し始める事態に発展していたのだ。
他の患者や看護師たちが悲鳴を上げて逃げ惑う中、柔太朗は躊躇なくその間に割って入った。
「落ち着いて!ここは——」
説得しようとしたその瞬間。
興奮状態の男が振り回したパイプ椅子が、避ける間もなく柔太朗の左腕と体幹に力任せに叩きつけられた。
ドカッ、という生々しい鈍い音が廊下に響く。
「っ……あ゙……っ!!」
「柔太朗っ!!」
激しい衝撃と激痛に柔太朗が膝から崩れ落ちると同時に、廊下の奥から飛び込んできた影があった。
勇斗だった。
男の手からパイプ椅子を力任せに奪い取って遠くへ投げ飛ばすと、勇斗は鋭い眼光で暴れる男たちを制圧するように一睨みし、怒気を込めた低い声で言い放った。
「警察と警備員を呼べ! これ以上暴れるなら容赦なく身柄拘束する!!」
普段の明るく親しみやすい表情は完全に消え去り、現場を支配する凄まじい威圧感。
勇斗はすぐさま床に伏せる柔太朗の横に膝をつき、一瞬で医師の顔に切り替えた。
「柔太朗! わかるか!? 呼気確認、脈拍タキってる……! どこ打った!?」
「っ……はや、ちゃ、ん……左腕、と……わきばら……っ」
「触るぞ、息吸って……っ。左上腕に変形、骨折の疑い。呼吸音は異常なし、気胸はなさそう……」
手際よく柔太朗のバイタルと負傷部位を素早く触診していく勇斗。
その観察眼と手つきは完璧な医師のそれだったが、握りしめる柔太朗の指先が激痛で白く強張っているのを見た瞬間、勇斗の喉が引きつるように鳴った。
「こちら総合診療科医師、佐野勇斗!仁ちゃん!柔太朗が左上腕骨折、体幹打撲!今すぐレントゲンとCT押さえて!処置室へ搬入する!!」
『了解!…太智、シーネ固定の準備を!』
インカム越しに太智への指示を出す仁人の声がした。
指示を飛ばす勇斗の声は、医師としての冷徹さと、大切な弟を傷つけられた激しい動揺の間で微かに震えていた。
処置室へ運び込まれ、痛みに耐えかねて冷や汗を流す柔太朗。
びび
1,528
#山中柔太朗
Freesia
6,081
透過
2,689
勇斗は自ら処置に立ち、骨の歪みを素早く応急固定しながら、激痛に耐える柔太朗の右手をもう片方の手で強く強く握りしめた。
「痛いよな……っ、耐えろ柔太朗、すぐ楽にしてやるからな……っ!」
「っ……だいじょ、ぶっ、」
「大丈夫、俺がついているから!俺が絶対に……っ!!」
眼差しにはプロとしての強い執念と、ボロボロと溢れ出る涙。
その熱い言葉と手に込められた温もりに、柔太朗はかすかな力で握り返すのだった。
緊急手術と固定処置が終わり、夜が更けた個室。
背中に重い痛みを抱え、左腕を重厚なギプスで吊られた柔太朗がゆっくりと目を開けると、ベッドの脇でカルテを開きながら、自分の右手をそっと包み込んで見守る勇斗の姿があった。
「はや……ちゃん……?」
「……っ、柔太朗! 気づいたか!?」
素早くカルテを置き、バイタルモニターを確認してから柔太朗の顔を覗き込む勇斗。
その目は痛々しいほど真っ赤に腫れ上がっていた。
「痛みは? 痺れはないか? 鎮痛剤の追加指示出せるからな」
「大丈夫だよ、…はやちゃんのおかげで、あんま痛くない」
「……俺、現場でお前が倒れた時、頭真っ白になったんだぞ……っ」
勇斗は悔しそうに唇を噛みしめると、握っていた柔太朗の手を自分の額に当ててぽろぽろと涙をこぼした。
「患者を守るのも仕事だが……俺にとっちゃ、仲間が無事でいることが一番なんだよ。
……治るまで24時間態勢でお前の面倒見てやる」
「ふふっ……過保護な主治医だなぁ……」
「うるさい、主治医の命令は絶対!」
少し照れくさそうに笑い合いながら、勇斗の手の温もりに包まれて安心して目を閉じる柔太朗。
扉の隙間から覗いていた太智、仁人、舜太。
「勇斗ってブラコン兄ちゃんか何かなの、?」
「じゅう、はやちゃんに甘えられて嬉しそうやね」
「まあ、柔太朗も起きたし、これで一安心やね」
医師としての頼もしさと、大切な柔太朗への溢れる愛。
そんな深い絆に包まれながら、夜は穏やかに過ぎていくのだった。