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『孤独と絆』
夜になる
ベッドの上で
ふと
小さく
死にたくなる
大きな苦しみがあるわけじゃない
思い当たる節も特にない
けれど
なんでか
死にたくなる
死にたくない理由を考えてみても
あまり思いつかないけど
じゃあ本当に死にたいかと問われれば
それも違う
というか
怖い
だから結局
本当に死ぬことはなくて
うっすら死にたいなと思いながら
生きていく羽目になる
死とは
人と生とを繋ぎ止めておける
唯一の絆なのかもしれない
そんなことを思いながら
眠りにつく
明日はもう
そこまで来ている
(了)
コメント
1件
うわあ……このエピソード、すごく心に刺さりました。「大きな苦しみがあるわけじゃない」のに死にたくなる、その感覚、なんとなく分かる気がします。特に「死とは人と生とを繋ぎ止めておける唯一の絆」っていう逆説的な表現が深いですね。死が生のアンカーになるという視点、静かだけどとても重い。明日がもうそこまで来ているっていうラストも、諦観と希望の両方を感じさせて、余韻が残りました。繊細な心情描写、素敵です。