TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

結月さんの表情には、焦りも混じっている気がする…と思いつつ眺めていると、やがて担任が戻って来る。

「……冬月。言いたい事は…分かるよな?」

担任がそう言って、話しかけてくる。


「先生が言わない限りは確信は持てませんので。」

「…政府からの要請だ。お前の異能持ちが発覚した。可能なら今日中に来て欲しい…との事だ。」

呆れの表情でため息をつきながら、こちらの返答から少し間を開けて、担任は答えた。


そう言った後の顔は、持っている用紙が阻んで見る事は叶わなかった。

「分かりました。」

そう返事を返すと、先生が一瞬驚いた顔をしたのを見た。その後すぐにほっとした表情になると、再び結月さんの所に言って、何かしらを話していた。


(荷物は…今鞄に入ってる物だけでも大丈夫ですね。)

念の為にと一応、鞄を開いて中身を確認する。

中身を出せずとも全貌を把握出来る程に少ない荷物は、自身にとって必要な物が全て揃っていた。

たったこれだけで暮らせていたのか…と内心驚きつつも、平常を保ちながら鞄を閉じて元に戻す。

世界は海の様に深く、暗く。 - 北冷のある日の過去

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

42

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚