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ある日の放課後。
岩本は、渡辺を呼び出した。
💙「ひかる」
💛「翔太くん!」
その顔は、どこか寂しげで――
岩本は胸が、少しだけ痛んだ。
💙「答え、はっきりしたか?」
💛「うん」
一瞬、息を整える。
💛「俺は……深澤くんのことが好き」
まっすぐ、言い切る。
💛「でも――」
💛「翔太くんの告白、うれしかったし…」
💛「一緒に過ごした時間も」
💛「全部、大切な思い出で……」
言葉にするほど、胸が締めつけられていく。
気づけば、涙が頬を伝っていた。
💛「翔太くんのことも、大好き」
💛「でも、深澤くんは――」
その瞬間。
ぎゅっと、抱きしめられる。
💙「それ以上、言うな」
💙「……俺が泣く」
💛「ごめん……」
💙「謝んな」
💙「ちゃんと、伝わったから」
少しだけ力を緩めて、そっと離れる。
💙「最後に、一つだけいいか?」
💛「え?」
額に、そっと触れるキス。
💛「……!///」
💙「なあ、あの日の放課後のキス」
💙「あれ、ファーストキスだった?」
💛「……え、あっ……」
一気に顔が熱くなる。
💙「はは」
💙「そっか、うれし」
💙「深澤に、自慢できるな」
💛「もー……!」
思わず笑ってしまう。
💛「ねえ、また三人で遊べる?」
💙「当たり前だろ」
その言葉に、胸がじんわりと温かくなる。
💙「あ、そうだ」
💙「卒業式のあとさ、俺らの教室来いよ」
💛「うん、わかった!」
💙「そろそろ帰るか」
💙「深澤、待ってるぞ」
💛「うん!」
それぞれの想いを胸に――
二人は、前を向いて歩き出した。
つづく。