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🧡さんお誕生日おめでとうございます。
間に合いましたかね?
関西弁下手くそです。それでも良いならどうぞ!
短編ではなく中編になるかもしれません。
みんな、今日は何の日かわかる?
そう!俺の誕生日やで!
楽屋は朝から賑やかで、メンバーみんながそれぞれの形で祝ってくれた。
「おめでとー!こーじくん!」
「ケーキ、2ホール目な!」
「また新しいサングラスかよ!」
たくさんの笑顔と祝福、そしてちょっとしたイジリも混ざっていたけれど、それが心地よくて今すっごく嬉しいねん。
「ふふ、なんか今日ずっと笑ってまうなぁ…..」
収録が終わって、私服に着替えながら向井はふとスマホを開いた。
……けれどそこには何よりも大切な人ダテからのメッセージはなかった。
(ダテ…..まだ来てへんな)
「まぁ、帰ったら何かあるやろ。な?舘様〜〜〜ってお祝いしてくれるかもやし」
そんな期待を胸に、足取り軽く帰宅した。
ドアを開けて玄関に立った瞬間。
「………….あれ?」
部屋の中は静まり返っていた。電気もついていない。
テーブルの上にケーキはなく、クラッカーも、リボンも、なにもない。
「……………ダテ?」
呼んでも返事はない。
リビングを覗くと、綺麗に整理整頓された部屋がある
だけで、そこに宮舘の姿はなかった。
「…..あれ?、まじで?」
一気に胸の奥がシンと冷えていく。
まさか、忘れられとる…..?
「いやいやいや、そんなはずないって。だって昨日まで一緒にいたし、ダテが俺の誕生日忘れるわけ…」
ふと腰をソファに腰を落とし、頬をふくらませた。
「ほんま…..ありえへんやろ………。ちょっと期待したんやで…」
普段は明るくて賑やかな自分がこんなに暗くなるなんて思いもしてないことだった。ひとりソファで静かにふてくされていた。
しばらくして、玄関のドアがそっと開いた。
「…..康二、ただいま」
その声にぴくりと肩が動いたが、向井はそっぽを向いたままだった。
「ふーん、ただいまね。俺ずっとひとりやったけど」
「…..ごめんね」
「………..別にええけど。今日何の日か、知っとる?」
「知ってるよ」
そう言ったダテが、ふっと笑う気配がした。
「だから…….遅くなっちゃったけど、用意してた」
「………へ?」
その瞬間、部屋の電気がふわっも灯されて
テーブルの上には、大きいホールケーキ。
″Happy birthday koji″と書かれたチョコプレートの箱まで
その瞬間、冷めきっていた自分の心がぼっと火をつけられたような感覚がした。
「ダテ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
「俺、ずっと待ってたんやで!!!」
そう言いながら俺は暑いハグをダテにお見舞してあげた。
「ん、こーじ暑い」
「いいやん今日くらい」
前を向くと照れくさそうに笑って立っていたダテがこう言った。
「…………………..大好きだよ…..康二」
「…え?」
いつもは言ってくれないその言葉がとても特別で優しくて愛に溢れていた。
「…..なぁ、もっかい言ってや!!!!」
「もう言わない」
「なんでや〜!!」
俺も大好きやで、ダテ
どうでしたでしょうか?
お誕生日なので長めにかきました!構成が難しくて苦戦しまくりです…💦
改めてお誕生日おめでたいですね。
素敵な1年を過ごしてほしいです。
コメント
4件
ツンデレ舘様良い……
え!?めっちゃはやくない?本当にいい一年にしてほしい!物語すっごくよかったです!