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186
こむぎ
9
JAM

250
今日、この時間こそは本気モードだ。
ちなみに僕の狙いは、あくまでサバ。
確かに白身の魚も美味しいし、カツオっぽいのも美味しい。
でも僕はサバが好きなのだ。
〆ているかどうか微妙なくらいの、しめ鯖が。
焼いた鯖寿司も好きだけれど。
昨日同様、アラのミンチをカゴに入れたカゴ釣りで、海岸から投げる。
今日は南風、背中から風が来るので、仕掛けが良く飛ぶ。
気持ちよく遠投して気分良くなっていると。
何と、3分もしないうちにウキが動いた。
美洋さんの仕掛けが。
ちなみに美洋さんの仕掛けは、お馴染みスキンサビキ。
他の人が大物狙いの仕掛けに替えている今も、この仕掛けを愛用している。
「釣れない大物より、釣れる小物!」
だそうだ。
ただ、美洋さんは直ぐには巻かない。
後で聞いたのだが、あえて大き目のウキを付けて、沈まないようにしていたそうだ。
そして、誰も動かない中、美洋さんのウキが今度こそ消える。
美洋さんがリールを巻き始める。
明らかに動きが小物じゃない。
ただ、色々加減はしている感じ。
ドラグ緩めなのか、糸を引き出されては巻いてを何度も繰り返ている。
見ている間に、僕のウキも消える。
なかなかいい引きだが、それほどでもない。
なので、あっさり僕は引っ張り上げる。
残念、小さめのソウダカツオだ。
小さいと言っても、30センチはあるけれど。
僕がソウダカツオを取り込んで。
カゴにアラのミンチを詰め込んで投げた頃。
やっと美洋さんが、魚を上げてきた。
僕のソウダカツオより、やや大きい。
ヒラマサか、カンパチか、ブリの小さい奴だ。
今の明るさと、この距離では、それ以上の判別はつかない。
魚としては、上物かな。
しかし僕の目的は、あくまでサバ。
サバ来い、サバ来いと思いながら、ウキを見る。
また美洋さんの仕掛けが動き始めた。
そして、しばらく動いた後、ウキが沈む。
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