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今日、この時間こそは本気モードだ。
ちなみに僕の狙いは、あくまでサバ。
確かに白身の魚も美味しいし、カツオっぽいのも美味しい。
でも僕はサバが好きなのだ。
〆ているかどうか微妙なくらいの、しめ鯖が。
焼いた鯖寿司も好きだけれど。
昨日同様、アラのミンチをカゴに入れたカゴ釣りで、海岸から投げる。
今日は南風、背中から風が来るので、仕掛けが良く飛ぶ。
気持ちよく遠投して気分良くなっていると。
何と、3分もしないうちにウキが動いた。
美洋さんの仕掛けが。
ちなみに美洋さんの仕掛けは、お馴染みスキンサビキ。
他の人が大物狙いの仕掛けに替えている今も、この仕掛けを愛用している。
「釣れない大物より、釣れる小物!」
だそうだ。
ただ、美洋さんは直ぐには巻かない。
後で聞いたのだが、あえて大き目のウキを付けて、沈まないようにしていたそうだ。
そして、誰も動かない中、美洋さんのウキが今度こそ消える。
美洋さんがリールを巻き始める。
明らかに動きが小物じゃない。
ただ、色々加減はしている感じ。
ドラグ緩めなのか、糸を引き出されては巻いてを何度も繰り返ている。
見ている間に、僕のウキも消える。
なかなかいい引きだが、それほどでもない。
なので、あっさり僕は引っ張り上げる。
残念、小さめのソウダカツオだ。
小さいと言っても、30センチはあるけれど。
僕がソウダカツオを取り込んで。
カゴにアラのミンチを詰め込んで投げた頃。
やっと美洋さんが、魚を上げてきた。
僕のソウダカツオより、やや大きい。
ヒラマサか、カンパチか、ブリの小さい奴だ。
今の明るさと、この距離では、それ以上の判別はつかない。
魚としては、上物かな。
しかし僕の目的は、あくまでサバ。
サバ来い、サバ来いと思いながら、ウキを見る。
また美洋さんの仕掛けが動き始めた。
そして、しばらく動いた後、ウキが沈む。