第3章「学園祭に潜む亡霊」その4
修介たちは簡単な打ち合わせ――というほど大したものではないが――をして、話し合い二回目に臨んだ。
場所は前回と同じ第五講堂。
すでに人は集まっているが、空気がだらけていた。
古賀がホワイトボードに前回出た案を書き出している。
その背中を含めて、修介は講堂全体を見渡した。
今、修介は天城と二人で、講堂前方に座っている。
近くには、前回ファッションショーを提案した古賀に対して「自分達の活躍の場がない」と文句を言っていた生徒たちがいる。
同じ監督・演出・脚本コースで固まっている状態だ。
対して、姫乃、岡島、東海林、篠川、そして一茶は、二人とは離れた席に座っている。
だが全員が一箇所というわけではなく、それぞれ少し離れていた。
これから行う作戦を実行するのに、ある程度離れていたほうがやりやすいためだ。
「うーっし! じゃあこの中から決め************************
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