第3章「学園祭に潜む亡霊」その5
チームの企画は「オバケ屋敷」に決定したが、そこが決まっただけで企画書を作れるわけではない。
修介が提案した「ストーリー性の高い、雰囲気重視のもの」というコンセプトを元に、さらに意見出しをした。
「ストーリー重視ならさ、ホラーゲームとかにある手記とか日記読ませるみたいなのはどうだ?」
「でもいちいちそれ読むのめんどくない? 本読みに来たんじゃないんだし」
脚本家志望と演出家希望の生徒が、意見をぶつけあう。
そこに、天城と姫乃が口を挟んだ。
「あたしはいいと思うなー。すっごい切ないメッセージとか置いてあったら、その人がどうなったか気になって、他の手記も探したくなるし!」
「わたしもいいと思う! 叶わなかった秘めた想いを追いかけるとか……!」
「綾咲さんそれ! まさにそれよ!」
「○○をしてください、みたいな指示の中に織り込んでみるとかど***************
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