〔 ◨◨ side 〕
花奈 「 なにここ、すごい広い。 」
ここほんとに東京ってぐらいの田舎だけど、すごい綺麗で、すごい広い。
なにここ。病院じゃないの?
五条 「 ここは、日本で2校しかない呪術師の学校。僕の母校であり、今の仕事場。 」
花奈 「 学校なんだ。 」
呪術師の学校。
そんなのあるんだね、
五条もここに通ってたのかぁ
でも今足を診せに来たんじゃないの?
花奈 「 え?病院は? 」
五条 「 病院なんかより、こっちの方が治るの早い。 」
捻挫なんて湿布貼ればなんとかなるし、治し方1つしかなくないか?
五条 「 失礼しまーす 」
「 ……あ、なんだ五条か。それと、奥さんか? 」
状況整理がしたいが、五条がガツガツ中へ入っていくから出来ない。
誰だろ、この綺麗な人。
五条 「 そうそう、ちょっと此奴のこと診てやってよ。階段から落ちて、足やっちゃってさ
硝子なら、チャチャッとできちゃうでしょ? 」
家入 「 こっちも忙しいんだが、まぁ怪我人なら仕方ないな。 」
この人は医者なのかな?
五条、誰かとか一言ぐらい紹介してからここに案内してよ。
家入 「 ただの捻挫だな、これぐらいならすぐ治る。 」
花奈 「 湿布とかですか? 」
家入 「 いや、術式で。 」
え?じゅ、え?術式で??
自分が困惑しているのを置いてって、医者の人が手をかざすと足の腫れが引いていき
さっきまであった痛みが嘘のように無くなった。
花奈 「 ぇ、すご。痛くない! 」
五条 「 硝子は反転術式っていう治癒の術式なんだよ、 」
え、なにそれ。すごすぎ。
じゃぁ、骨折してもすぐ治るってこと??
チートじゃん。
花奈 「 強いですね。 」
家入 「 どうも 」
五条 「 花奈の目の怪我治したのも硝子だよ 」
目って……えぇ?!
それ、早く言ってよ。
花奈 「 そのさいは、ありがとうございます。 」
家入 「 いえいえ ありがとうはこっちのセリフだ。このクズが世話になってるな 」
花奈 「 それはもう本当に。 」
五条 「 そこは嘘でも違うって言ってよ。 」
これは嘘をつけないといいますか。
まぁ事実よね??
家入 「 まぁ、無事により戻ったみたいで安心したよ。
もう五条がここに入り浸ることはなくなったからな 」
花奈 「 入り浸る? 」
五条 「 仕方ないでしょ〜!人がいないくて静かな場所ってここぐらいしかないんだから〜 」
家入 「 ここ以外にも沢山あるだろ、どんだけ敷地あると思ってるんだ。 」
花奈 「 なんか此奴がお世話になったみたいで、ありがとうございます。 」
五条 「 おい 、腫れ物扱いすんな 」
コメント
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今回もめっちゃ良かったです!
続き楽しみにしてます!