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この作品は2次創作です。
キャラ崩壊、ストーリー崩壊あり。
ご本家様と関係ありません。
大丈夫な方だけ進んでください。
[MEMO]
[・集合ゲーム:赤村ハヤト、黒宮ウサギ、灰原ヒョウ、澄空アユ、露草シーラ、山吹クジャク、双波院カイリュウ。
・クラフトゲーム:真珠ヶ淵マシラ、枝豆シャモ、渋柿タイマイ、恋珊瑚クリオネ、翡翠度カラス、大葡萄コテツ、炎熱院カリュウ、御影コウモリ。]
[・午前8時30分時点:東の林エリア:カラス、コウモリ、タイマイ
北の湖エリア:マシラ、コテツ、カリュウ
西の鉱山エリア:クリオネ、シャモ]
[現在の時刻:9時半]
おれ―――御影コウモリは、カラスさんと一緒にひたすら『斧』で『樹皮』と『木材』、『木の棒』の3つの素材を集めていた。
タイマイは、おれたちが集めた素材を交換機に持っていき、交換できるもの―――『斧』や『石ナイフ』、『火打ち石』など―――を作ってくれている。
「コウモリくん、斧か石ナイフくれない?」
「斧ありますよ、どうぞ。」
「ありがと。」
おれたちは斧や石ナイフが木に当たる音だけの中で、ただひたすらに斧や石ナイフを振っていた。
「追加の斧と石ナイフ、あと火打ち石も持ってきたぞ。」
「え、火打ち石はいらないんじゃ。」
「ジャッジに聞いたら、木を燃やしても木材は作れるらしい。
けれど、木を燃やしたら、その木にあった樹皮は取れなくなるらしい。」
「なるほど。『木材』をたくさん取るには『樹皮』を無視しないとってことね。」
「あぁ、そうだ。」
「ここにはたくさんあるから、燃やしていい場所と燃やしたらダメな場所を大まかに決めるってことですか。」
「そうだね。
・・・一応、明日以降もやる人はいるだろうから、ここから半径5㎞以内で燃やすのはだめかもね。」
「じゃ、おれは素材をまた合成させてくる。」
タイマイは丁寧に袋の中に素材を入れている。
ルールには書かれていなかったが、ジャッジに頼めば、全体にアナウンスがかかったのちに何でも貰えるらしい。
「タイマイくんのそれ、まるでサンタみたいだね。」
「何ここで冗談言ってるんだ。・・・それなら、カラスが運ぶか。」
「いや、遠慮しておくよ。」
「・・・お前は毎回小言を挟んでくるよな。」
そう言って、タイマイは姿を消した。
「カラスさん、今から木を燃やしに行ってきますね。」
「うん。よろしく。」
おれはカラスさんとはかなり遠い場所で、石ナイフと火打ち石、それからタイマイが拾ってくれた草を使って、炎を作り、木を燃やした。
ただ、ここで一つ問題ができた。
ここは雪山だから、当然雪が降る。
最初こそ炎の勢いは強かったが、すぐに消えてしまった。
一応、木材を手に入れることはできたものの、樹皮の事も鑑みると、一度に沢山燃やさないと+(プラス)にならないかな、と思った。
と、おれの貸与スマートフォンから振動が伝わった。
見てみると、クリオネからの全員のグループ通話になっていた。
『はい、もしもし。御影です。どうしました?』
グループ通話を起動すると、既に全員―――といっても、クラフトゲームに参加している参加者のみ―――の顔が写っていた。
『全員が揃いましたので報告します。鉱山に必要なたいまつが最低限は揃いましたので、今から翡翠度さんのグループか、大葡萄さんのグループも西の鉱山エリアに来てほしいのですが。』
『それなら、コテツ達はたいまつのためにまだたくさん脂が必要そうだから、ぼくたちのグループが向かうよ。』
『なら、おれは今中央ロッジにいるから、すぐ鉱山に向かうぞ。』
『うん、よろしく。』
『あと、もう一つご報告が。もう既につるはしを全員分作り終わったので、もし釣りでも余裕がでてきたら、至急こちら側に向かってほしいです。』
『・・・あぁ、今は無理だが検討する。』
『ではこれで。・・・皆様の検討を祈ります。』
これでグループ電話が終わった。
と、間髪入れずにカラスさんから電話がかかってきた。
『はい。どうしましたか?』
『今近くにある素材だけ持って、中央ロッジで交換できるものだけ交換してから向かいたいな、と思って。』
『なるほど、了解です。』
『じゃ。』
そういって通話が終了した。
おれはジャッジに頼んで袋をもらい、そこらへんにある木材を拾い集め、中央ロッジに向かった。
この時までは、人狼ではなく、協力するゲームだな、と思っていた。
・・・そんな事を思ってしまったからだろうか。
9時45分過ぎに、ジャッジのアナウンスで、おれは―――多分、クラフトゲームをしている参加者全員が―――動きを止めた。
『翡翠度カラスさんと恋珊瑚クリオネさんが、
それぞれ禁止事項を犯したため、退場処分となりました事を報告します。』