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「き、さま……トントンに……何をした……」

そう言うと、外交官は少し考える様な素振りを見せた後、当たり前じゃないかと言わんばかりの表情で

「何って、身体を強化させる薬に、私達の国の人の声だけに従わせる薬、出せる力の限界を大幅に飛躍させる薬……」

と言ったところで、グルッペンの怒りの限界が切れた。

「もういい。お前の自慢話は聞き飽きた。つまりお前達はトン氏を都合の良いJohnと言う人形に作り替えてたわけだな?」

そう言うと外交官は満足そうに頷き、Johnの側に立つと、持っていた注射器をJohnの首に突き刺し、中の液体をJohnに注入してゆく。Johnの顔が僅かに苦痛に歪むが直ぐに無表情に戻って、されるがままになっていた。

「さて、私の可愛い可愛いJohn君、命令だよ。グルッペン・フューラーを殺すんだ。いいね?」

「Ja」

そう言うと、Johnは容赦も何も無く、グルッペンに斬りかかった。グルッペンも一本になってしまった双剣で応戦するが、Johnの高速斬撃を受け切るので精一杯で、反撃に転じる隙が無い。

「トン氏……やはりお前は洗脳されていたのか……?」

「洗脳を解かない限りは彼は私の可愛い可愛いお人形だよ。且つ解こうとすると彼を激痛が襲うし、衝撃波も生み出される。判るかい?君達の手でJohnの洗脳を解くのは不可能なのだよ!」

「くそっ……何か……トン氏の中枢まで届かせる事の出来る……物は、無いのか!洗脳なんかに封じられる事の無い、我々の深い、繋がりを証明する物は!」

其処まで言った時グルッペンのインカムに連絡が入った。

『グルちゃん、トンちのマフラーはもう届いたー?』

「鬱⁉︎何で連絡を⁉︎と言うか何の事だ⁉︎」

連絡の主は現在進行形でまだ傷が完全に癒えてる筈の無い、鬱だった。

『いや、その、ね?さっきマンちゃんが帰って来て、グルちゃん自身も酷い怪我してるのにこんな時に限って総統命令使ってトンちを助けに行ったって言うから……で、さっきトンちが正気を取り戻したって言うのにまた助けに行っているからヤバイ状態だなって思って潜入の時に取ってきたトンちのマフラーをゾムさんに持って行かせてるんだけど……ほら、あれってグルちゃんがトンちと国を立ち上げた時にあげた物なんでしょ?で、ずっと使ってるからトリガーになればなって感じ』

「なるほど、でもまだゾムは来て無いゾ」

『だろうね、最初トンチンカンな方向行ってたから』

と、その時。

「グルッペンー!持ってきたで!」

ゾムが来た。最初トンチンカンな方向に行ってたならまあまあ早い方では無いだろうか?それともゾムの脚力を持ってすればこの移動速度など普通なのだろうか?ともあれあの赤いマフラーは何らかのトリガーになる可能性は高い為持って来てくれたゾムに感謝するべきだろう。

「ゾム少しだけ相手してやってくれその間に俺がトン氏にマフラーを巻き付ける」

「首絞めんといてな?気絶とかの沙汰じゃ無くなるけん(グルッペンがやると)」

再びその目が世界を映すまで

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