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校長先生「今日は晴天で素晴らしい日ですね。ええ…入学式にふさわしいような。この学校では…」
…校長先生話長い…
校長先生「それでは楽しんでください。」
進行係「入学おめでとうございます。それではクラス表を確認した後、自分のクラスに移動してください。」
クラス表か…あのめっちゃ人が多いところかな…?
あんま人が多いところって得意じゃないんだよね…
「行くしか無いよね…」
覚悟を決めて、私は人混みに飛び込むように入った。
入ったはいいものの…
ドンッ
「うわっ、」
ドンッ
「痛っ」
人にぶつかれられてどうすることも出来ない。
?「ちょ、大丈夫!?」
グイッ
「あ、大丈夫です…ありがとうございます…」
知らない人…手掴まれてる…女の子だけど…ちょっと…
?「あ、ごめん、勝手に掴んで。」
私の体と顔が強張っていたのがバレたのか、その子は近くの椅子に座らせてくれた。
?「あ、君の分まで見てくるよ!」
「え、あ、ありがとうございます…。」
「あ、名前聞いてもいい?あ、私は百瀬渚。」
「あ、私は白兎日向です…白兎ってかいて、日曜日の日に向かうです。」
「おっけ。見てくるから待っててね。」
「…助けられちゃった…」
申し訳ない…迷惑じゃないかな…
「…座ってるけど大丈夫?体調悪い?」
後ろから聞こえた女の子みたいな声に私は肩をビクつかせた。
「う、あ、私?」
「うん。君。」
私の目を真っ直ぐ見てきたのは男の子だった。
「あ…だ、大丈夫です……」
女の子だと思っちゃった…上履き…緑だ…同じ学年…身長高いな…165くらい?それにしてもきれいな顔立ち…
「?僕の顔なにかついてる?それともやっぱり無理してる?」
ガタッ
「いや!そうじゃなくて!あ…なんでもないです……」
やばい…緊張しすぎて何言うかわからない…百瀬さん早く来て…
「ちょ、日向ちゃん!?」
「えっ、」
「何してるの!貴方!この子いじめないでよ!!」
「え、え?いじめてない…」
「ち、違うの!私の心配してくれたの!」
「え、あ、そうなの?ごめん。」
「いや、大丈夫。」
私のせいで勘違いさせちゃった…
「…!…大丈夫だよ。」
「!!」
私の耳元で百瀬さんに聞こえない声で言ってくれた。
この時だと思う。このときから私は君のこと_______。