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朝の名探偵はわがまま
休日の朝。カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて、ぼんやりと目を開けた。
目を擦って、むくりと起き上がると、腰になにか巻きついている。ぺら、と布団をめくると、腕。
乱「….っん、、夢ちゃ….」
ぼそぼそと寝言を言いながらこの男は私の腰に腕を巻き付けて、足まで絡めている。ホールドされてベッドから出れない。
「らんぽさん、はなして….?」
逃げようと身を捩るが、捩るたびに腕の力が増している。
乱「ゃ…いかないで….」
子供じみたことを言っている。だが今日は普通に出勤日。この名探偵も出勤。起こさないと後々面倒だ。
「ほら、そんなこと言ってないで。らんぽさんもお仕事でしょ。おーきーて。」
私はらんぽさんを揺すりながらおきておきて、と言う。
乱「そんなことってなに…やだよ、まだじかんあるじゃん…くっついてよーよ。」
らんぽさんは私のおなかに顔を埋めながら言った。だが時間は普通にない。なぜならこの名探偵の朝の準備はすべて私に委ねてくるからだ。
「夢ちゃん、ぼく服ぬげな〜い。」「手に力入んないからあーんして。」「ネクタイうまく結べない〜。」等と言ってほぼ朝は介護状態である。
私の準備の時間も考えると、そろそろ起きないとまずいのだ。
「時間ないです。離さないとごはんなしですよ。」
私がこの名探偵にとっては脅しまがいなことを言うと、がばっと顔上げて。
乱「それはやだ!!….でも離れるのもやだ。」
とてつもなくわがままだ。
「…..くっついたままでいいから、じゅんび。」
乱「やったぁ。夢ちゃんやさしい。」
この男を甘やかしてしまう私も私なのだが…。
幸せそうならいいか。
コメント
1件
あぁ〜これ、めちゃくちゃ甘いやつだわ! 主人公・夢ちゃんにベッタリな名探偵・らんぽさんのわがままっぷりが最高でしょ。「離れるのもやだ」って駄々こねるところ、完全に大型犬じゃん(笑)。でも結局「くっついたままでいいから準備」って折れちゃう夢ちゃんも大概だよな。この甘やかし合い、もっと見たいわ。続き待ってます🔥
パピコォォォ@フォロバ💯
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