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彼に勝てるはずなんてないんだよ…

なんて、彼のことが好きな女子は分かっている、

でも、彼の大好きな彼には好きな人がいる、


🍝🍷「……聞いてよ〜、」


なんて、いってくる

私が彼に好意を抱いてるなんて、彼は知らないのだろう、

私は、彼の好きな人が嫌いだ…

彼に好かれている癖に、別の人を好きになるのだから…

私は彼が嫌いだ…


🍝🍷「どしたー?大丈夫かー?」


「大丈夫だよ〜」


🍝🍷「ほんとかー?」


「ほんとほんと」


好きな彼にバレないように笑顔を作る

笑顔作ることは得意だからね!!

話す度に彼が紫髪の彼を見る……

その表情は恋に落ちている表情…

私に向かれることは無い表情……

でも、彼の大好きな彼は別の人に向けている…


🍝🍷「あーあ、いっその事君に、いこうかな」


なんて、言う彼…きっと冗談なんだろうな、

それが本心なら良かったのに…



♦☕「無理だよ〜……」


なんて、私にいってくる彼…

私の嫌いな奴だ

彼の好きな人は、別クラスの高身長の彼、

運動神経もいい、器用ななんでもできる人…

私に相談しないで欲しい…、彼が奏斗好きだったら良かったのに…

なんて思ってしまう、

好きな相手が失恋してるのに喜べない自分はなんでなのだろうか……


♦☕「おーい?大丈夫? 」

なんて、聞いてくる、きっとこの笑顔に私の好きな彼はやられたのだろう……


「大丈夫だよ、…」


なんて、言う

大丈夫なわけないじゃん、


♦☕「ほんとかー?」


うるさいなぁ…


「大丈夫っていってんじゃん!うるさいな!!私あんたのこと嫌いなんだから、話しかけてこないでよ!」


なんて言ってしまう

いった後にはっとした 、

でも、もう間に合わない、

紫髪の彼は瞳を揺らし…ごめんと謝るばかりだった、

私はなんも声が出なかった、

君は悪くないのに……、

その日はその場に入れなくて、帰った

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