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最強のマフィア

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最強のマフィア

1 - プロローグ

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2024年03月15日

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ボス「今日も優秀だな、お前は」

🌸「お褒めいただき光栄です。今日の任務は以上ですか。」

ボス「あぁ。君のおかげで今日は早めに済んだよ。流石だね、最強と呼ばれるマフィアさん」

🌸「…」

ボス「今日は家に帰ってゆっくり休んでると良い」

🌸「…そうですね、ではおれはこれで。」

ボス「あぁ、そうしてくれ。」


おれはここを出た。

決して安全とも言えないこの世界だから、気は緩められないけど。


幼少期に親に捨てられたおれは、マフィアに囲まれて育った。

その頃の記憶はほとんどなく、親の顔すら覚えていない。

そんなおれは人を信じたことがない。

誰が自分を裏切り、敵に情報を流すかも分からない環境だし。

さっき話したおれのボスだって、いつおれを裏切るか分からない。

元々信用はしてないけど。

マフィア同士で馴れ合うなんて以ての外だ。

どんな戦い方が得意か、好きなことは何か、嫌いな食べ物でさえも教え合うことは厳禁。

だからマフィア界には謎に包まれている人がほとんどだ。

そんなおれも、何一つ情報を明かしていない。


安心できる環境なんてどこにも存在しない。

だけど一つだけ、安心はできないがゆっくりできる場所はある。

それはおれがマフィアとは別に働いているBARだ。

優しい店長のおかげで、こんなおれでも働かせてもらえる場所。

今から向かう場所は家ではなくそのBAR。

おれは足早に向かった。




🌸「こんにちは、店長さん。」

店長「おぉ、来てくれてありがとう、今日はお客さん多いから頑張ってね」

🌸「はい。」


いつも通りここは、たくさんの人で賑わっていた。


モブ「お兄さん、一緒に呑もうよ?」

🌸「あ、ぜひ!」


そして上辺だけの笑顔を浮かべた。

心の底では笑ってないのに。


おれの人生は、普通の人とも比べておかしいと思う。


これは、そんなおれのおかしな人生をもっとおかしく、明るくしてくれた人との話だ。

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