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自殺表現⚠です。
(毎度毎度物騒でごめんなさい💦)
ーー
俺が元貴と出会ったのは中学3年生の11月だった。
その日、俺は立入禁止の屋上に1人
突っ立ていた。
言わずもがな自○する為にね。
特に虐めとか、虐待を受けていたわけじゃないけれど。
ただ、
毎日同じことの繰り返しに、呆れていただけ。
特別なにかに優れているわけでもなかったし劣っていることもなかった。
生まれたときから平凡で、別にそれが悪いことじゃないと理解もしていた。
理解していたからこそ
誰かの悪口を言ったり、グループから外し たり、わざと集団で無視をしていたり。
そんなことをしている奴らが大嫌いだった。
だってさ、俺等はみんな同じ1人の人間で、同じだけの価値を持って生まれてきたんだよ?
なのに、
どこからかレールが枝分かれし始めて
みんなと違うことは可笑しいこと。
そういう考えが定着しちゃう。
みんなと違うなんて当たり前じゃん。
性別も性格も顔も声のトーンも身長・体重、生年月日も、どんな人を好きになるのかだって。
みんな違うんだから。
喋り方が変、顔がブサイクだから
輪から外す。
そういうのが、許せなかった。
当時の俺のクラスでは、周りから浮いている奴がいた。
そいつは普通にいい奴で、一緒にサッカーしたり遊びに行ったり。
俺は結構そいつのことを気に入っていた。
何より、共通の話題で話れるものが多かったからだと思う。
でも、
全員近寄ろうともしなくて、遠くからヒソヒソと陰口を叩いてんのか悪口を言ってんのか。
どっちとでも取れるような会話をしていた。
そのうち、そいつは学校へ来なくなった。
学校へ来なくなってから、クラスは何事もなかったように、そいつはもとからクラスメイトじゃなかったとでも言うように、賑やかになった。
可笑しいだろ、ありえないだろ。
でも、ふと考えたんだ。
そんなに否定ばっかの世の中なら。
だったら、俺がこの世から消えれば
もう考えなくていい。
もう何も、悩まなくていい。
そう、結論付けてから、
俺の行動は早かった。
その日の放課後。
俺は生徒立入禁止と書かれた屋上の扉を開けてフェンスの前に立った。
フェンスに足をかけようとしたときだった。
ガチャ、
急に屋上の扉が開いて。
「…..何してんの、 」
「‥え、?」
扉をくぐって現れたのが、元貴だったんだ。
ーー
はい。主です。
今回は短めになってしまいましたが
次回からは少し長くなっていくかな~と
思います!
キブシの花言葉は
・待ち合わせ
・出会い
の意味をもちます。