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前回のあらすじ
ボーダーを半周し終えたなおきり。じゃぱぱ達に紛らわしいと怒られ、お詫びに···
一方で、もふとヒロは渓谷でダイヤを探していた。1個も見つからず、地上に上がろうとしたヒロだが、もふがダイヤを3つ見つけることができた。早速ツルハシを作り、地上へ出た2人だが···
自分達の孤独感を理解してくれなかったあまり、憎しみの感情しか表せなくなったタツマやアカネの手により殺されてしまう。
タツマは、もふが作ったダイヤのツルハシを洞窟のマグマの中に捨ててしまい、何事も無かったかのように洞窟から出ていってしまった。
残り2:40
〜シヴァ視点〜
シヴァ「さっきからもふくんとヒロくんの声聞こえなくない?2人とも生きてる?」
じゃぱぱ「もふくん?ヒロくん?」
たっつん「···聞こえへん···」
うり「えっ!?いつ死んだの!?」
のあ「もしかして渓谷にいたから落下死したんじゃ···」
るな「でも2人が同時に落ちるのってありえないです···」
嘘だろ···。2人が同時に死ぬなんて、一体どうやって死んでしまったんだ?
そういえばもふくんはダイヤのツルハシを持っていたはず。早く拾わないと消えてしまう。
るな「シヴァさん!拾いに行きたいです!!」
シヴァ「ええ!?」
るながダイヤのツルハシを拾いたいそうだ。でも、もう洞窟の中に入ってしまったし、2人が死んだ場所に着いたとしても、その時にはツルハシはもう消えてるかもしれない。
じゃぱぱ「るな、2人がどこで死んだのか分からないのに行くつもりなの?危ないからシヴァさんと新しいツルハシ作ろう!」
るな「はーい!」
あっさり説得された。るなはある意味素直だからなぁ。
たっつん「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
じゃぱぱ「何!?」
のあ「たっつんさんうるさいです!!(笑)」
たっつん「石像!!今アカシアの村の近くにおるけど、石像あった!!あと2つや!!」
たっつんが石像を見つけ、ツルハシでそれを壊した。
たっつん「よっしゃああああああああ!!じゃぱぱだけ活躍するとかありえへんからな!!俺もどんどん壊すから覚悟しいや!!」
最後のセリフだけ聞くとヤクザだと思ってしまう。ヤクザよりガチのたっつんの方が怖い。
なおきり「あと2時間以上もあるのに石像はたった2つなんですか?余裕っすね!」
うり「そういえば皆どこにいるの?俺とのあさんは砂漠にいるけど」
じゃぱぱ「俺は雪山!!」
たっつん「俺はアカシアの村やな。」
シヴァ「今ダークオークと湿地の境目くらいのところにある洞窟にいる〜。」
タツマ「僕たちもダークオークと湿地の境目にいます!」
シヴァ「ホント?」
なおきり「僕は···山です!ポピーたくさんあります!」
じゃぱぱ「ポピーはどうでもいいんだよ(笑)」
なおきり「じゃぱぱさん、僕のことどうでもいいんですか?(涙)」
じゃぱぱ「いやいや、どうでもよくないからこうやって一緒に話してるんだよ?」
なおきり「じゃぱぱさん、愛しt」
〜るな視点〜
るな「あれ?ネームタグが見える!」
シヴァ「他に誰かいるの?」
るな「なんかA、K、A、N、Eって書いてます!!」
シヴァ「アカネさん?でもタツマさんと一緒じゃないの?」
るな達は今洞窟にいます!でも真上にネームタグが見えてます。アカネさんってタツマさんのお姉ちゃん?妹?忘れちゃったけど、多分アカネさんに会うのは初めてだと思う!
シヴァ「俺はもう少しここ掘っとくから、先に会いに行ってきたら?」
るな「はい!!行ってきます!!」
るなは洞窟から上がって木の上に登ってアカネさんを探してみた!でも···
剣を持ってこっちを見てる。左手にも何か持ってるけど、よく見えない。近づこうと思ったその時、アカネさんが···
〜アカネ視点〜
ここから出られるのは生き残ったチームのみ。私はお兄ちゃんと2人で手を組んで12人を殺そうとしている。お兄ちゃんの情報によると、髪の長い女の人、キツネ男、ニッコリ男、メガネ男、羊男の5人が死んで、残りは7人らしい。前半の2人の姿は見れなかったけど、まあ殺せばどうでもいい。それより石像が残り2つになってしまった。
そして残り半分で5人しか殺せていない。全員殺さないと。1人でも生き残ったら私達は負けてしまう。嫌だ。幸せな世界へ行きたいのに。貧乏な今から逃げたいのに。
こうなったら私1人で殺しに行くしかない。お兄ちゃんに他の人の妨害をさせて、私が殺す。
絶対に誰も逃がさない。こっちにはワンパンで倒せる剣がある。1発でも当たったらすぐ死んじゃう恐ろしい剣。お兄ちゃんが作ってくれたんだから、何かに役立たないと。
私は本を作って、お兄ちゃんにメッセージを書いた。そしてそれをお兄ちゃんに渡した。
『ここからは1人で行動しよう。私が皆を殺すから、お兄ちゃんは皆の邪魔をして。』
お兄ちゃんがそれを読んで、こう返した。
『分かった。生き残れば2人ともここから出られる。自分の命を大事にしろ。そして、全員殺してやるんだ。』
私はすぐお兄ちゃんから離れ、洞窟へと向かった。でも2人とも中にいる。水色女と、カエル男。
ネームタグをチラつかせて、1人がこちらへ来るよう誘導させる。出てきたところを殺す。いい作戦だ。最悪、私達の考えがバレてもいい。全員殺せば目的は達成するんだから。
水色女が近づいてくる。私はそこから少し離れ、殺す準備をする。剣とガラス棒を持つ。今はガラス棒は使えないけど、使えるようになったらすぐ使うように備えておく。
水色女が木の上に登ってこっちを見てくる。もしかして、私を怪しんでいる?いや、どうせいつか正体はバレるもんだから。
私は水色女に近づく。正体を見られてそのまま生かす訳にはいかない。
るな「あっ!!アカネさん!!」
じゃぱぱ「えっ!?何!?」
シヴァ「るな!?大丈夫!?」
るな「アカネさん、今剣を持ってるなを···」
のあ「そ、そんなこと···!」
アカネ「···そうだよ、私はあんた達を殺そうとしているの!!あんた達を殺して幸せになる!!だから、水色女!!すぐ消えな!!」
るな「あっ!!やばい!!シヴァさん逃げて!!」
るな死亡 残り8人(タツマ、アカネ含む)
やった。正体はバレてしまっても、水色女を消すことができた。アイテムが散らばっている。肉や野菜、鉄のツール、装備が。殺せた。嬉しい。
敵が1人減ったんだ。あと6人。半分消えたんだ。
今ので私だけ正体をバラしておいた。お兄ちゃんを巻き込みたくないから。でもいつかお兄ちゃんも言ってしまうのかな?でもいいんだ。作戦が成功したから。今頃6人は私のことを蔑んでいるだろう。それでも構わない。私1人で殺せたんだから。幸せへと1歩近づいたんだ。
だーるまさんがこーろんだ
私の後ろにいる。でも、周りには何もないからじっとすればそれだけでいい。あのカエル男もついでに殺しておこう。邪魔だから。
そしてだるまが消えた。よし、やっと動ける。動こうとしたその時、
真後ろに黒い光が輝いた。まさかとは思うけど···
後ろにはゾンビが100体現れてしまった。
嘘でしょ···?あのニッコリ男を倒した時に利用したゾンビじゃない。何で?
何で···私を狙うのよ!!何で1体も燃えないの!?私から離れろ!!うるさい!!気持ち悪い!!消えろ!!
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ
何回剣を振ってもゾンビは消えない。ふざけるな。せめてカエル男を殺させてよ。
私、さっきお兄ちゃんに自分の命を大事にしろって言われたばかりだよ?何でお兄ちゃんのセリフを台無しにしてしまうの?
だるまなんか、大嫌い···逃げても追いかけてばかり···お兄ちゃん···ごめんなさい···
アカネ死亡 残り7人(タツマ含む)
〜シヴァ視点〜
嘘だろ。アカネさんが俺たちを殺そうとしていたなんて。タツマさんはそれを知らなかったのか?
それに、るなが殺されたのがショックだった。あの時、俺が止めていたら死ななかったのに。
シヴァ「あの時止めとけばよかった···」
るなを止められなかったことに後悔し、涙が流れてしまう。
たっつん「···アカネ、今までえとさん達を殺したのもお前の仕業なん?」
たっつんが声を少し震わせてアカネさんに問う。
アカネ「だって···だって···ここから出たいんだもん!!」
タツマ「アカネ···!!」
何故かアカネさんの声が聞こえる。確かアカネさんは死んだはず···この世界に住んでるから死んでも話せるのか?
アカネ「私達、貧乏だから幸せで自由なあんた達の世界に行きたいの!!お願いだから皆死んでよ!!別にあんた達が死んでも何もデメリットないんだから!!あんた達の世界に行っても人殺したり物を盗んだりしないから!!お願いよ!!」
アカネさんが大声で泣き叫ぶ。
そうか。貧乏な生活が嫌だったから俺たちを殺してここから出ようとしたのか。でも、るな達を巻き込まなくても···。
たっつん「ふざけんなボケ!!今のお前で犯罪をしないとか誰が信じるんや!!人を殺すのを楽しむお前を素直に受け止められるアホなんかここにおらへん!!他に方法がたくさんあったのにそんなことして楽しいんか!?それでお前は満足するんか!?···何か言わんかいゴラァ!!」
たっつんも大声でアカネさんを説教する。
どうしよう、アカネさんと言えばいいのかアカネと言えばいいのか分からない···。
じゃぱぱ「たっつん!!」
たっつん「何やじゃぱぱ!!」
じゃぱぱ「···俺もアカネさんのやったことは許せない。えとさん達を殺してここから出ようとするなんて反対だと思う。でも、ここで怒りをぶつけても仕方ないと思う。勝ちたいなら···行動でも示そうよ!!」
たっつん「···」
のあ「たっつんさん、石像を全部壊して皆に知らせましょう!私達が絶対に勝つんだって!ここで怒って立ち止まっても何も始まりませんよ!」
なおきり「可愛いレディーに立ち向かうのはアレですけど、そんなに僕らに構って欲しかったんだから最後まで構ってあげましょう!」
うり「天下のからぴち様の実力を見せてやろうじゃねえか!!」
シヴァ「···いなくなった6人の分も頑張ろう!説教は後で好きなだけしていいから!」
たっつん「···5人の優しさに免じて説教はここまでにしとく。でも、終わったら覚悟しいや!!後で私が間違ってました〜とか泣いて謝るんちゃうぞ!!」
アカネ「···」
じゃぱぱ「よし!!今から俺らも全力を出そうじゃねえか!!あと、タツマ!!」
タツマ「な、何ですか···?」
じゃぱぱ「タツマも俺たちを殺ろうとしているの分かってるからな!!」
タツマ「···そうですよ。僕もアカネと一緒に殺ろうと思ってます。何をしてでも勝ちたい···」
じゃぱぱ「ここからは正々堂々と勝負しようじゃないか!!何か変なアイテム持ってそうだけど、それに頼ってばかりだといい大人になれないぞ!!はっはー!!」
うり「何その笑い方(笑)」
のあ「今は6対1!そして残り時間は半分です!絶対私達が勝ってみせます!」
たっつん「皆!!絶対勝つぞ!!」
じゃぱぱ「今までだるまを倒してきた俺たちならいけるぞ!!皆、最後までいくぞ〜!!」
5人「おおおおおおおおおおおおお!!」
アカネ「···お兄ちゃん、あとは頼んだよ···」
タツマ「アカネ···!」
〜じゃぱぱ視点〜
アカネの声が途切れてしまい、残りは7人になってしまった。
こちら側は6人、相手は1人だ。でもタツマは強そうなアイテムを持ってそう。油断できない。
じゃぱぱ「皆、残り半分頑張るぞ!!」
たっつん「のあさん、うり、ここからは1人で行動や!!上手い具合に散らばっていくで!!」
のあ「はい!!うりさん、また後で!!」
うり「じゃあな、のあさん!!」
のあさんとうりが別行動を始めた。
タツマ、正々堂々と勝負してどっちが勝てるのか決めようじゃないか!!からぴちの本気を見せてやる!!
残り2:30(半分)
残りメンバー
じゃぱぱ、たっつん、のあ、うり、なおきり、シヴァ
タツマ
石像:あと2つ