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前回のあらすじ
るなが洞窟から出るタイミングを見計らい、正体はバレてしまったものの、るなを殺すことに成功したアカネ。しかし、だるまのゾンビ100体の召喚により、自身も死んでしまう。最期にたっつんやじゃぱぱに正々堂々と勝負しようと言われ、音声が途切れるのだった。同時にタツマもじゃぱぱ達を殺そうとしたことがバレてしまい、6対1の本格的な勝負が始まろうとしていた。
残り2:30(半分)
〜タツマ視点〜
アカネだけでなく、僕の正体もバレてしまった。
でもいつかは分かってしまうことだろう。結果が大事なんだ。結局、勝てば正体がバレたことも水に流すことができる。
正々堂々か···。
僕はガラス棒を使って物を操っていた。1時間に1回しか使えないのと、人や人の生死など運命に関することは直接変えられないのが欠点だけど。それでも、だるまや食べ物、家具、人の物など簡単に操れるんだ。素晴らしい。残りは2時間半。あと2回は使えるだろう。2回とも恐ろしい願いをすれば奴らを···正々堂々···正々堂々···卑怯な手を使わずに···アイテムに頼らずに···自分の実力で···
頭が痛い···
あれ?僕は何をしようとしていたんだ?
ところで、このガラスの棒は何だ?いつから持っていたんだ?何でこんな物を持っているんだ?
正々堂々と勝負しようと言われたのに、こんなアイテムを持っているなんて···
僕はこの棒を···
〜じゃぱぱ視点〜
あれからタツマを警戒するようになった。タツマは俺らを容赦なく殺そうとしていた。これから何が起きるのか分からない。決して油断してはいけない。
でも、タツマの声が聞こえない。どこかで潜伏しているのか?それとも、俺のPCがまた壊れた?
PCが壊れた説はやめて欲しい。今までの撮影の大事なデータが入ってあるんだから。
たっつん「じゃぱぱ、さっきからタツマの声が聞こえへんねんけど···」
じゃぱぱ「だよね!?俺も聞こえないんだけど!!」
うり「もしかして俺らを恐れてる?(笑)」
のあ「うりさん!!調子乗ると悪いことが起きますよ!!」
うり「冗談だよ(笑)のあさんは心配性だなぁ(笑)」
だーるまさんがこーろんだ
じゃぱぱ「そういえばだるまのことすっかり忘れてたな(笑)」
うり「タツマさんが黒幕だったってことで頭いっぱいだよ(笑)」
なおきり「あっ、僕の前にいます!」
じゃぱぱ「多分俺となお兄は離れてるから動いて大丈夫だよね!」
なおきり「はい!」
だるまがいることを忘れるのはヤバいけど、もっと大事なことを忘れていた。
なおきり「あっ、消えました!」
のあ「それじゃあ動きましょう···ええ!?」
たっつん「な、何やアレ!?」
じゃぱぱ「えっ!?なんか小さい島が浮いてる!?」
〜ゆあん(観戦)視点〜
ゆあん「なおきりさんのところいる!!」
ヒロ「···あっ、消えt···えええええええええええええ!?」
えと「なおきりさん!?」
るな「な、なんか島がある!?」
もふ「もしかしてだるまの仕業!?」
どぬく「それともタツマさん···?」
だるまがなおきりさんの目の前から消えたが、突然なおきりさんの周りの地面が空に浮かび、空に小さい島ができてしまっている。
ゆあん「地面が高い空にポーンって上がっちゃったよ!?」
もふ「なおきりさんは!?」
どぬく「あっ、島の上にいる!」
なおきりさん、突然の出来事で固まっている···
こんな超びっくりすることできるの、だるまくらいしかいないよ···。
〜なおきり視点〜
なおきり「あっ、消えました!」
だるまが消えて、動こうとした瞬間
なおきり「ん?なんかバグってます?」
じゃぱぱ「えっ!?なんか小さい島が浮いてる!?」
なおきり「ん?小さい島が浮いてる?どういうことですか?」
じゃぱぱ「なんかよく分からないけど···島が浮いてるんだよ!!丸い島が空にポーンって!!」
たっつん「あれなおきりさんがおるんちゃう!?」
シヴァ「これもだるまの能力?」
なおきり「···あれ?いつの間にか高い山へ移動しちゃってたみたいっすね···エンダーパールとか持ってないのに···」
のあ「なおきりさん···」
うり「現実見てよ!!下見て!!」
なおきり「···なんじゃこりゃああああああああああああああああ!!」
なんてこったい。何故か僕の周りの土地が削られて、山より高い空にポツンと浮かんでいる。
だるまの能力?だとしてもこんな能力強すぎだろ。僕、ブロックそんなに持ってないんだぞ。
なおきり「あのー皆さん。」
じゃぱぱ「何!?」
なおきり「ちょっと下りるのに時間がかかるんで、僕のことは気にせずに石像探しといてください!」
たっつん「···どうするん?」
じゃぱぱ「なお兄がそう言うなら、石像は探すけど···もしブロックがないなら俺が下から上ってくるよ!」
なおきり「あっ、いいんすか!?ありがとうございます!!」
周りに水がないので、1歩でも間違えたら即死だ。本当に高すぎる。今僕が持ってるブロックはオークの木材20ブロックくらい。地上からここまではブロック何個分くらいの高さなのか分からない。ここはじゃぱぱさんの援助を待つしかない。
じゃぱぱ「俺はダイヤのツルハシ持ってるからなお兄助けに行くよ!!皆はその間にダイヤ探しといて!!」
のあ「了解です!絶対なおきりさんを助けてあげてください!」
たっつん「せや!タツマと会話できへんくなっとるから、ちょっと作戦会議しーひん?」
うり「もしこれで聞こえてたらどうするの?」
たっつん「その時は···寝言だって言い訳しとくわ(笑)」
じゃぱぱ「作戦会議で寝言は無理あるでしょ(笑)」
たっつんさんを筆頭とし、この夜の行動について話し合う。
その後、じゃぱぱさんが助けに来てくれた。ブロックを積み上げて、じゃぱぱさんがあらかじめ作っておいた水辺に着水し、僕はあの島から脱出することができた。
だるまさんがころんだ
なおきり「また僕の前に現れましたよ···」
じゃぱぱ「もう1回空飛ぶ島に置いてけぼりとかやめてよ(笑)」
じゃぱぱさんが助けてくれたものの、さっきのトラウマでだるまが余計怖くなってしまった。
なおきり「···あっ、完全に消えました!」
じゃぱぱ「じゃあ俺はここでお別r」
ゴロゴロゴロゴロ···
じゃぱぱ「えっ!?雷!?」
ドンガラガッシャーン!!
じゃぱぱ·なおきり「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
僕たちの目の前に雷が落ちた。音が大きくて派手に椅子から転び落ちた。
なおきり「いってて···」
たっつん「なおきりさん椅子から落ちたやろ?雷でビビりすぎや(笑)」
なおきり「だ、だって!!目の前で落ちたんですよ!?」
たっつん「そんなにビビってたらこの後苦労するd」
ドンガラガッシャーン!!
たっつん「あぎゃあああああああああああああああああ!!」
今度はたっつんさんの目の前に。
2回連続プレイヤーの目の前で雷が落ちることって珍しいっすね。
うり「これもだるまの能力じゃね?」
シヴァ「···うぉっ!!ビックリした···」
のあ「いやあああああああああああ!!」
次々とプレイヤーの目の前に落ちる雷。もう勘弁してくれ···。
じゃぱぱ「どうしよう!?全然動けないんだけど!?」
なおきり「洞窟の中に避難しましょう!」
僕とじゃぱぱさんは洞窟の中へ避難し、たっつんさんは僕と同じように椅子から転び落ちて、他の3人は仮拠点を作って雷が落ち終わるのを待った。
〜たっつん視点〜
たっつん「だるまのせいで集中できへん!!(涙)」
じゃぱぱ「泣いてる?(笑)」
なおきり「僕のことバカにしたから罰が当たったんですよ!!へっ!!」
腹立つけど、ここで怒ったらあかん。俺は静かに椅子に座り、キーボードを片手にコーヒーを飲み始めた。
たっつん「···美味い!!」
のあ「たっつんさん、何か食べてます?」
たっつん「コーヒー飲んでるんよ。俺のコーヒーいるか?」
のあ「いらないです。」
うり「ちょーだい☆」
たっつん「男にはあげへん。」
うり「ええ!?」
じゃぱぱ「会話が気持ち悪いよ(笑)」
俺の飲みかけをあげるんじゃなくて、のあさんの飲みかけを俺が飲みたかった。
これは絶対のあさんの前で言ったら殺されるな。
だーるまさんがこーろんだ
シヴァ「俺の目の前にいる!!」
たっつん「今のうちに動きまーす!!」
じゃぱぱ「なお兄、入り口塞いどくから先に行きな?」
なおきり「了解です!」
のあ「そろそろダイヤのツルハシを作らないと···1つしかダイヤ持ってないから、あと2つ必要ですね。」
うり「···うわああああああああああああああああああ!!」
じゃぱぱ「えっ!?うり!?」
うり「だるまが目の前にいる!!」
シヴァ「えっ!?俺のところから離れてないけど···」
うり「いやいや!!本当にいるんだって!!」
のあ「あっ!!私の後ろにもいます!!」
たっつん「嘘やろ。そんな訳あるかい···あああああああ!!俺の横にもおる!!」
だるまが分身し、4人の近くに現れた。でも何でじゃぱぱとなおきりさんのところには居ないんや?
じゃぱぱ「俺たちは大丈夫ってぽいね!なお兄、ダイヤありそう?」
なおきり「いや、ここ浅い方だからもっと下を掘らないといけn」
じゃぱぱ「ぎゃあああああああ!!俺の後ろにいる!!」
なおきり「僕の前にもいますよ!!何で全員の近くにいるんですか!?」
少し遅れて、じゃぱぱ達の近くにも現れたそうだ。ってか長い。いつになったら消えるんや。
シヴァ「···消えた!!」
のあ「私のところも消えましたよ!」
うり「えっ!?俺まだなんだけど!?」
たっつん「何でうりより遅かったのに、のあさん早く消えたん?」
のあ「さぁ···?」
シヴァさんとのあさんのだるまが消えて、他の4人の近くにはまだいる状態だ。
そして1分くらい経った時。
じゃぱぱ「···あっ、消えた!!」
うり「やっと消えたよ!!」
じゃぱぱとうりのだるまが消えた。何で最後ちゃうのに俺のところまだおるん?
じゃぱぱ「たっつん、だるまに嫌われてる?(笑)」
たっつん「そんなこと···ある。」
じゃぱぱ·うり「ある!?」
たっつん「この前暇な時にだるまの顔を落書きしたから怒ってるのかもしれん(笑)」
じゃぱぱ「何でだるまの顔落書きしたの?(笑)」
たっつん「次のだるまこんな感じやったらおもろいな〜って(笑)」
なおきり「やっと消えましたよ!」
だるまが近くにいるのは俺だけ。
その間に皆はダイヤ探してるんやろうなぁ。
でも俺はツルハシ持ってるから洞窟に行く意味があらへん。
たっつん「···やっと消えたわ!!おっそいねん!!」
やっと俺のところのだるまが消えた。俺だけ遅かったのは何か意味があるん?
〜うり視点〜
うり「夜になったぞ皆!!」
たっつん「よっしゃあ!!作戦スタートや!!」
こっそり話し合いをしていた作戦会議。これでタツマさんに見つかったら終わるな。全部成功させないと。
外のモンスターが湧く前に俺は洞窟に入り、入り口を完全に塞ぐ。素早く洞窟の湧き潰しをし、周りのモンスターを完全に殺す。
今から俺は皆に会いに行く。成功したら、絶対このゲームに勝てる。失敗したら、全員死ぬ。
生死に関わる重要な作戦だ。絶対成功させるぞ!
この先にあるのは絶望か、希望か···
〜タツマ視点〜
タツマ「もう夜になったな。アイツらはもう寝るだろう。」
僕はベッドの上で寝た。
明日は1人でも殺さないといけない。
特に恐竜男。アイツはグループのリーダーだ。奴が死んだら周りはパニックになるだろう。
座標が見れないのは残念だが、いずれ会うことになるだろう。食料を確保して、仮拠点を作る必要もあるな。明日は大忙しになりそうだ。
···おかしい。何分間寝ても朝にならない。
もしかして今頃、だるまに見られて誰か眠ってないのか?
···おい。何で全員寝ないんだよ。僕らは敵同士でも、一緒に寝ないと朝になれないんだ。早く寝ろよ。
···ふざけるなよ。
もしかして陰湿な嫌がらせをして僕を苦しませるのか?アイツらも
同じだ。
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