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昔から死にたかった
いじめ、虐待…本当に色々あった
それを全部今ここで
捨てるはずだったのに
「雪、」
「!?」
振り向くとそこには自分の■■の夏目がいた
「な、なんで姉さんが…」
夏目は黙り込んだ
「ねぇ、その姉さんっていう呼び方やめてね」
「な、なんで…」
ずっ、と夏目が近づいてくる
怖い
怖い怖い怖い怖い怖い!!
「こっち来てね」
「え…?」
ただ、それだけ
それだけが地獄の始まりだった
距離をあけながら夏目についていく
なぜこんなバカげたやつについて行くのか自分にもよく分からない
過去のことはすべて夏目のせいなのに
ひとつの小さな部屋に着いた
でも、それは私の部屋だった
「…ここ私の部屋なんだけど」
夏目は振り向いた
「知ってる」
ゾッとした
あいつの目は異常だまるで感情がないように見える
「雪」
「ここから先はこの部屋にずっといてもらうから」
「え?」
何も出来ない
リストカットも
首吊りも
全部
全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部
これが地獄
そう思った