…..
「玲花ちゃんってどんな病気なの?」
『私…は_』
『癌。』
「癌…、?」
『そう。悪腫瘍の』
「…そっか」
『希ちゃんこそ、どんな病気?』
「私は小学生の頃に難病になってそれから入院続きだなぁ笑」
『…難病、苦しい?』
「…うん。正直苦しい。」
『いつか治るのかな。』
「…いつか、…ね」
〝いつか〟という言葉は
なんとなく信用できなかった
『希ちゃんって、何年生?』
「高校1年生だよ。」
『…同じ.』
「でも高校は受験すらしてないの…だからほぼ小卒かな」
『…外出許可とか…出ないの?』
「たまに,」
『たまになんだ、?』
「うん。でも私病院で過ごすのも好き。」
『どうして?』
「だって、こうして玲花ちゃんと話せるし.」
『そっか。_じゃあ〝お友達〟になろうよ』
「、!うん!」
…….
“希ちゃん、今日の面会16時から.”
彼女の担当の看護師さんが室内に入って
彼女と話す__
『面会,?』
「うん。私の家族が来るの.」
『家族_か』
「、どうかした?」
『ううん、…あ、ねぇ_見て』
話を変えようと自分が描いた夕焼けを見せた
「わ、!綺麗、!」
『ふふ、私が描いたの.』
「凄いなぁ,」
やっぱり希ちゃんと仲良くなれそう…
『、ねぇ。希ちゃん』
「、?なあに。」
『…私のこと好き?』
「、うん。めっちゃ好き.」
『、私も希ちゃんの事すごく好き.』
どっちが先に〝逝っちゃう〟かな。なんて
もう考えないでおこう_
コメント
1件
いやぁあ、、 終わり方すごく好きなんだが?? あと夕焼けを見せたとことか なんかもう言葉選びが美味すぎるんだが?? あ、1話もちゃんとみたよん