ナチ「んじゃ、気をつけろよ」
「はーい」
空「兄ちゃんだいじょーぶ?」
日帝「大丈夫だよ むしろ今になってお腹すいてきた」
海「なんでだよ…」
海「あ、あれフィンランド達じゃね」
空「リタね、絶対過剰愛者たちの聞こえるとこで言わないでよ…」
海「あぁそうだった 」
日帝「あれ何してるの?」
空「熊とじゃれてんだよ」
日帝「熊……?」
中国「すまん 早く着きすぎた」
カナダ「1時間半以上待たないと行けないじゃん……」
中国「悪い、だけど俺仕事だから来るまで待たせられないんだよね」
カナダ「…はぁ……わかったよ いこリタ」
フィン「うん 、じゃーね」
中国「おう」
カナダ「……(微妙に気まづいな…)」
フィン「…(カナダってなんにも気づいてないのかな…?)」
「ねぇ」
カナダ「あっ、な、なに?先言って」
フィン「あ…いや、重要なことじゃないんだけど、
カナダって僕の事で察してることとかあったりする…?」
メイクまでは気づいてると思うけどもしかして片親とかアメリカが適当言ってたのにも気づかれてるかも……それだったら怪しまれないために新しいの考えないといけないし……
カナダ「さ、察してること…?」
フィン「なかったら気にしなくていいんだけどさ…!」
カナダ「…………察してるというか…あれなんだけど…」
カナダ「もしかして………フィンランドだったりする……?」
はい、墓穴掘ったー
フィン「…フィンランド…?」
とりあえず知らんぷりして乗り切ろ
カナダ「…………ごめん、言い方変えるね」
カナダ「君フィンランドでしょ?」
確証じゃん え?どこで気づいたの??え???
これもう隠せなくね???いや一応チャレンジしてみるけど……ワンチャン、カマかけてるだけかもだし
フィン「…ごめん、わかんないや」
カナダ「……」
無言やめてよぉ!!!死んじゃうよ!!!これ1時間半!?!?
カナダ「わかった。ごめんね急に ちなみになんでそんなこと聞いたの?」
フィン「ぇ…えぇ…っと 」
フィン「……実は僕隠してることあってさ、…もしかしたら気づかれてるのかなー、って思って」
カナダ「ふーん…」
フィン「あっ!そういえばカナダはなんて?」
カナダ「あー…その、なんでメイクしてんのかなって」
フィン「あぁ…」
カナダ「君その下イケメンでしょ? 兄ちゃんと中国守ってくれるんだからわざわざ微妙なメイクしなくてもいいんじゃないかな」
フィン「……顔に自信があるって訳じゃないんだけど……昔の事考えるとやっぱ怖くて……」
カナダ「…………………………やっぱフィンランドだよね?昔の事ってスウェーデンとか僕らのことでしょ?」
フィン「……………………」
詰んだほんとに詰んだ
終わった もう挽回とかむりだし!!!……
フィン「……ごめん」
カナダ「それってそういうこと?」
フィン「…うん、で…でもこのことは誰にも言わないでほしい」
カナダ「…………いいよ 言わないであげる」
フィン「ほんとに!」
カナダ「でもその代わり他の人にバレないでね」
フィン「え?…う、うん」
フィン「…………怒ってる?逃げたこと…」
カナダ「んー?まぁムカついてたとこも無いわけじゃないけど元々僕ちょっといじるくらいの気持ちだったから寧ろ無事逃げられたみたいでホッとした所もあるかな」
フィン「そうなんだ………ごめんね」
カナダ「いいんだよ 過ぎたことだし ただ絶っっっ対ロシアとかにバレないでね」
フィン「わ…わかったよ」
心配してくれてるのかな バレたのがカナダでまだ良かった
カナダ「…? あれロシアかな」
フィン「珍しいね いつも遅れて来るのに」
カナダ「いやいやおかしいでしょ……時間通りならまだしも1時間半前って……」
フィン「うーん…なんか遅刻できない用事があるのかな」
カナダ「まあ……そうだといいけど…」
ロシア「よおチビとブス」
カナダ「ちょっと…流石にそれはないでしょ」
ロシア「化粧だろ」
フィン「き、気づいてたんだ」
ロシア「当たり前だ 微妙な化粧しやがって」
フィン「はは……」
怖すぎィ!!!バレないでお願いバレないで!!!
カナダ「今日は随分早いけどなんかあんの?」
ロシア「ん、あーえっとな……ちょっとカナダ裏こい」
カナダ「わ、わかったから押さないでよ…!」
カナダがロシアに連行された
フィン「…はぁ、ロシア怖すぎでしょ…」
ロシア「は?」
フィン「えっ!?ななな、なんで!?さっき裏行って……」
カナダ「裏って言ってもすぐそこだからね…普通に聞こえた」
おわた
ロシア「俺が怖いって?」
フィン「だ…だって怖いじゃん!急に帰るしめっちゃ早く来るしなんか化粧バレてるし無愛想だし…」
ロシア「お前な…」
カナダ「やーい開始早々嫌われてやんの」
ロシア「背骨曲げるぞ」
ロシア「ってそんなことより俺はお前に宣戦布告するために早く来たんだ」
フィン「え、、〇されるの?」
ロシア「ちげぇ 今日絶対にお前の化けの皮剥がしてやるからな」
カナダ「うわぁ…」
フィン「えぇ……?でも期待してないって…」
ロシア「嘘に決まってんだろ どうせアメカスやらがうるさいから意味ないと思って」
フィン「ど、どうやって剥ぐつもりなのさ…」
ロシア「俺は昨日このためだけに評価の高い化粧落とし買ってきたんだ」
カナダ「秘密を暴くためにお金を使うなんで非道だね…」
ロシア「うるせぇ」
フィン「でもそれだけなら何もこんな早く来なくても良かったんじゃない?」
ロシア「何言ってんだ 試合はもう始まってんだぞ」
フィン「え、」
ロシア「喰らえ化粧落とし!!」
フィン「うわ!カナダ!!」
カナダ「えっちょちょちょ…!!!」
カナダ「ぶはっ」
ロシア「うわ、お前最低だな」
フィン「違う!避けたらカナダに当たったの!!」
カナダ「ちょっと、僕を巻き込まないでくれる…?」
フィン「カナダ壁になって!!」
カナダ「やだよ!!」
フィン「なんで!!」
ロシア「壁にしてんじゃねえか」
ロシア「カナダどけ!!お前にもかけるぞ!」
カナダ「もうかかってんだよ!!」
日帝「おはようみんな大変そうだね」
フィン「に、日帝!!」
海「おい日帝地獄に自ら突っ込むな!!」
ロシア「お前ら早くね ミスったのか?」
空「そっちの方が早かったけどね……いつも通りだよ」
ロシア「は?え、お前ら毎日1時間待ってんの?」
「うん」
ロシア「怖…」
空「そんなことより何してんの?」
ロシア「いや、こいつの素顔暴こうと思って」
海「最低かよ」
カナダ「ちょっ…2人とも苦しぃ…」
お互いカナダを通して押しあっていたのでカナダは圧迫死しそうになっていた
フィン「あ、ごめん」
カナダ「うわぁ!!」
ロシア「おわ!?」
フィン「あ、」
僕が突然横に避けたらカナダとロシアが倒れ込んだ
フィン「…ごめん」
カナダ「リタ〇す…!」
ロシア「お、いいぞー」
フィン「え、」
日帝「物騒なカナダ初めて見た」
海「腹黒だからな」
カナダ「海?」
海「おっと」
フィン「カナダごめんね?えー…っと、筆箱あげるから許して…!!」
カナダ「いらないよ!!」
フィン「じゃ、じゃあリュックあげるから……」
空「なんでそんなんばっか……」
カナダ「いらないから……これ以上巻き込まないことと拭くものと着替えくれたらいいよ」
フィン「着替えは後でジャージ借りに行くから、それと」
フィン「拭くもの…あ!ハンカチ…………はなかったからティッシュでいい?」
カナダ「何枚か貰っていいならいいけど……」
フィン「よし!これで免除!」
カナダ「ハイハイ…」
ロシア「もう再戦していい?待ってんだけど」
海「律儀だな」
カナダ「珍しいこともあるもんだね」
ロシア「は?」
フィン「日帝助けて…」
日帝「無理だね、残念」
カナダ「無慈悲だね」
フィン「助けてくれたら面白いこと教えてあげるよ」
日帝「………面白いこと…」
海「惑わされるな」
日帝「………本当に?」
フィン「もちろん こっちは人生かかってるんだからね」
日帝「……協力しよう」
フィン「やったー!!」
カナダ「と言ってもどうやってするの?…」
フィン「やりようはいくらでもある 日帝きて!」
日帝「う、うん じゃ」
海「すぐ巻き込まれやがって…」
ロシア「やっと始まったか」
カナダ「あれ、追いかけないの?」
ロシア「準備無しに追いかけたって疲れるだけだ もっといい方法がある」
フィン「よし、日帝こっち隠れて 」
日帝「わかった」
フィン「これでチャイム鳴るまで耐えられればな…」
日帝「\狭いよー…/」
フィン「我慢!!」
日帝「\うーん、/」
フィン「(あれ、足音1つ聞こえない……追いかけてきてないのか…様子見したいけど戦法かもしれないし耐えるが…)」
日帝「(お腹すいたな……俺何してんだろう…いなくても良くね?これ)」
キーンコーンカーンコーン
フィン「え!?もう1時間たった!?」
日帝「はやいね」
フィン「まだ10分も経ってない気がすんだけど…」
日帝「とりあえず様子見してくるからここで待ってて」
フィン「う、うんありがとう」
日帝「(あれもうみんな中入った?いなくなっちゃった…)」
日帝「兄さーん…空〜…みんn
ツルッ
日帝「えっ」
ゴンッ!!
日帝「いっっった!!!!なっ…なにこれ…めっちゃ滑るんだけど!!」
ロシア「あーすまん まさか日帝ひとりで様子見来るとは」
日帝「ロシア!これどういうこと…」
ロシア「リタが来た時転ぶようローションと化粧落とし混ぜてバラ撒いた チャイムも俺が小っちゃいスピーカーで爆音で流した」
日帝「はぁ…」
海「陸!大丈夫か!!」
日帝「兄さん!!どこいってたんです!」
海「ロシアがもうみんな言ったと思わせるために陸達が行った逆のほうに隠れさせられた」
日帝「ロシア!」
ロシア「わりぃわりぃ」
カナダ「まっったく反省してないね」
ロシア「日帝リタは?」
日帝「倉庫の裏………って言うわけないでしょ!!」
空「ほぼ言ってる」
カナダ「はぁ…」
ロシア「待つのめんどいしもう直接行くか」
日帝「待って!!僕のせいにされる!!!」
ロシア「いや、お前のせいだろ」
日帝「お願い!!捕まえるなら後にして」
ロシア「わかったわかった」
日帝「よかった……」
ロシア「(こっそり行こ)」
フィン「(嫌な予感しかしないな…)」
ガサ
フィン「日帝…?」
ロシア「よっ」
フィン「やっぱりね…」
ロシア「ふん …わかってて逃げなかってことは諦めたのか?」
フィン「なわけ もちろん対策してるさ」
ロシア「対策?ビニール袋でも被んのか?」
フィン「違う!!これだ!!」
謎のお酒
ロシア「……酒?なんで?」
フィン「日帝がロシアには酒が効くってアメリカが言ってたよーって…」
ロシア「いや……そうじゃなくてなんで持ってんでよ」
フィン「……」
フィン「とりあえず今回は僕を見逃せばこれをあげよう!」
ロシア「無視すんな!!それに俺はウォッカじゃねぇと条件のまねぇぞ」
フィン「ふっ…もちろん持ってる」
ロシア「なんでだよ!!どっからパクった」
フィン「貰ったの!!ロシアと一緒にするな!」
ロシア「俺も盗まねぇよ ……貰ったってだれから!!」
フィン「とりあえずこれで交渉成立!」
ロシア「まて、酒 まだあんだろ?」
フィン「………あるけど」
ロシア「あと5本出せ」
フィン「しょうがないな」
ロシア「出せんのかよ!!お前一旦リュックの中見せろ」
フィン「えぇ!」
ロシア「……酒しかねぇ…勉強道具どうした」
フィン「全部置き勉してるし」
ロシア「うち置き勉禁止だぞ」
フィン「バレてないからセーフ」
ロシア「お前……クソかよ……」
フィン「いやロシアに言われる筋合いないから」
ロシア「とりあえず全部貰うってので見逃してやるよ」
フィン「ぜ、全部!?」
ロシア「当たり前だろ」
フィン「…わかった 今度こそ交渉成立ね」
ロシア「おう」
フィン「はぁ……」
カナダ「あれリタ達」
日帝「えっいつの間に!!」
ロシア「交渉してきたわ」
日帝「リタそこびっくりするほど滑るからめっちゃ慎重にね」
フィン「うわ、あっぶな!!なにこれ…」
ロシア「ちっ ちゃっかり狙ってたのによ」
フィン「見逃すって言ったじゃん!!」
ロシア「ちゃっかりだかり 」
フィン「もぉ!」
その後普通に1時間皆で話して時間潰した