テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※ご本人様とは関係ありません。
※全て妄想です。
※創作多めです。
※今回はセンシティブ表現なし。
※ファンタジー要素を含みます。
※町のポーション屋さん🦍さんと怪しい客🍆さん
※なんでも許せる方向け
※何も考えずお読みくださいm(_ _)m
🦍→「」
🍆→『』
古い建物が建ち並ぶこの町に、僕はポーション屋を開いた。
店にある物は全て僕が調合して作っている。
注文があれば、特別な物も作ることができる。
時間は掛かるけど、失敗もなく満足してもらっている。
失敗なんてしちゃいけないんだけどね…。
始めは、お客さんなんて数えるほどしか来なかったけど、今はなんとか常連さんもつき、話を聞いてきた新規のお客さんも来てくれるようになった。
いつもと変わらない平凡な日常が続いていた。
「いらっしゃいませ。今日は何をお探しでしょうか?」
「お父さんが怪我をしてしまって少しでも回復が早くなるようなものがあればと思って…」
「そうなんですか…それは大変でしたね…。それでしたら、こちらはいかがですか?」
僕は、効果や副作用について説明する。
その人に合ったものなのかは、そこで判断しなければならない。
間違ってしまうと効果が半減…それどころか、全く意味がなくなる場合がある。
「…と、これで説明は全てです。いかがでしょうか?」
「…はい。大丈夫です、そちらでお願いします」
ニコリと笑ってくれるお客さんの表情に安心する。
「そうですか、分かりました」
では…と言い、会計をする為にカウンターへ向かう。
「あ、あの…」
先程とは違い、神妙な表情で話しかけてきた。
「どうしました?」
「さっきから、向こうにいる男の人がこっちをちらちら見てるんですよ…」
「えっ…?」
お客さんが小声で僕に言ってくる。
確かに、向こうの方に黒いローブを着た男の人がいる。
「なんだか怪しいですね…」
「…最近怪しい人がこの町をうろついているって話があって、もしかしてあの人なんじゃないかって思って…」
「その話、聞いたことあります…」
そんな人が僕の店に?
一体、何故だろう?と、不安になった。
「気をつけてくださいね…」
「はい、お客様も…」
話をしている間に会計を済ませて商品を渡す。
「ありがとうございました。お父様の回復を願ってます」
「ありがとうございます」
僕は、お辞儀をしてお客さんを送り出す。
頭を下げお客さんは帰っていった。
「さて…と」
店に残っているのは、あの怪しい男性だけ。
僕より少し背が高くて細身。
顔は…まだ横顔しか見えてないけど…整っているようにみえた。
綺麗な顔立ちだと思った。
…何を思ってるんだ…僕は。
男性を横目に、棚の整理や軽く掃除をする。
買う様子もなく商品を見ながら、店内をゆっくり歩いている。
すると、僕の視線に気づいたのか、
一瞬、男性と目が合った。
(「…あっ…やばっ…」)
口元に笑みを浮かべて、僕を見つめると近づいてきた。
「…い、いらっしゃいませ」
ちょっと近すぎる距離まで来られて、戸惑う。
『俺の事…見てたでしょ?』
「…い、いえ…あっ…や…すみません」
『…ふふっ…まぁ、馴れてるからいいけど』
微笑まれて、少しドキドキした。
妖艶…その言葉が似合う。
すると、男性が聞いてくる。
『ここって、注文したら特別なものって作れるの?』
「は、はい…少々お時間をいただきますが作ることは可能です」
『ふぅ〜ん』と、男は言う。
『じゃあ…媚薬とか作れる?』
何を言ってくるのかと思ったら、予想だにしない言葉を口にした。
「はぁ…?び、媚薬ですか?」
『そう』
口角を上げてニヤリと笑う。
男の言葉に耳を疑った。
でも、間違いなく『媚薬』と言っている。
「失礼ですが…お客様が思っているような…所謂、完全な媚薬というものは作れません…申し訳ありません…」
『….完全な?』
「完全な」という言葉に引っかかっているようだった。
「完全な」ものは作れないが、それに似たようなものは作れる。
調合の勉強をする時、参考書に作り方が載っていて、「こんなのいつ使うんだ?」なんて思ったことがあった。
完全なものは魔術めいているというか、いかがわしいものというか…僕には到底作れるものではない。
「似たようなものは…作れ…ます…」
あまり言いたくなかったが、嘘をついても見抜かれそうだと思って、正直に話した。
『そうなんだ…』
またニヤリと笑う。
「は、はい…」
『じゃあ、作ってよ…金なら払う』
「は、はぁ…」
僕の目を真っ直ぐに見つめ、男性が頼んでくる。
戸惑いしかなかった…。
でも、僕は思ってはいけないようなことを考えてしまう。
媚薬って…どれくらい効果があるのだろう?
似たようなものでもいいから作ってみたい…。
今まで作ったことのない物を注文されて、少し好奇心が湧いてしまった。
「….分かりました」
『どれくらい待てばいい?』
「では、3日後また来てください」
『3日後か…わかった』
見かけによらず、素直な人だと思った。
『じゃあ…よろしく頼んだよ』
妖しく笑う男性に少し不安を抱きながらも、
僕は、「分かりました」と返事をした。
『またね』と手を振り、お店を出て行った。
「何に使うのか聞いておけば良かったかな…?」
危険な事に使われたら怖い…。
そう思ったけど、それよりも自分の好奇心の方が勝ってしまったことを反省した。
いつの間にか閉店の時間になり、片付けを始める。
今日は…なんだか不思議な1日だった。
「3日後か…」
作業をしながら、あの男性の事を考えてしまっていた。
また来てくれることを考えたら、少しだけ…いや…かなりドキドキした。
「不思議な雰囲気の人だったな…」
片付けが終わり、自分の部屋に戻る。
自分の好奇心を満たす為に引き受けてしまった注文。
上手くいくか少し不安になった。
でも、今までの経験を活かせばどうにかなるはず…。
「よし…やってみるか」
僕は、調合室に向かった。
コメント
4件
まさに『好奇心』✨✨✨( ゚∀゚)・∵. この先のお話がめっちゃ楽しみです❤️(*´艸`*)
こっからその怪しい男がポーション屋さんに犯されるんですよね、分かります(勝手な捏造)