ロボロと一緒に生活して数ヶ月がたち、段々と慣れてきた頃…、
ロボロの部屋にふわりと浮いていくとロボロが汗をかき、苦しげな表情をしていた。
『…ロボロ、』
「…いや、ッ…だ、…うつ、」
『……、』
頭を撫でて、水でも組んであげようと飛んでリビングまで向かった。
水を組み終わるすると、階段の方から足音が聞こえた
『あ、…来たんや。』
「え?」
『いや、…届けようと思ったんやけどな。…ぼく、幽霊だからさ…いくらポルターガイスト的な事が出来るからとはいえ落としそうやから…渡しににいけへんかってん。』
「…わざわざ、作ってくれたん?」
『そら、あんな魘されとったら僕やて、嫌やし。……』
「……ありがとうな。」
照れくさそうに笑うから、…そんなお前なんて見てられないから…、だから僕は、
『…ロボロがお礼言うなんて、…明日は世界滅亡やな』
そうやって茶化してしまうんだ。
「おい!どういう事やねん!!ww」
「…はぁー、…ほんま、いつか払ったるからな、」
『いやぁ、それはやめてもらいたいわァ、、…』
「お前的には良いことしかあらへんやろ。」
『…僕はねぇ、…、未練があったから帰ってきた幽霊さんなんですー!!』
『まだ、払われちゃ困っちゃうの。』
それに、まだロボロと一緒にいたいから。
「…未練タラタラかよ、……やめて欲しいわ。」
『そら!人生に1度はボインなお姉さんとハグしたいやろ!!』
「…え、お前1番そういう事してそうな人間やのに…、えろ餓鬼みたいなこと言ってんちゃうぞ。生きてる俺でさえしたことないのに…」
『童貞だもんな。ロボロ』
「うるせぇ、殺すぞ。」
『もう死んでますー!』
「…ほんま、払ったる。」
はぁ、…とため息をつきながらロボロはスマホをいじり始める。
Googleで、ほんまにはらい方調べていそうだったので、ふよふよ飛びながらロボロの方へ飛んでいく。すると、急に顔つきが変わるロボロ。
「鬱ぅ!!!!!!勝手に調べやがってッ!!」
「俺のスマホはお前のもんやないんやぞ!!?」
『えー?そういうのは、男の欲やん?♡』
「気色悪ぃ……、しかも!!人のスマホで!!?██████、████って、…ド下ネタにも程があるやろがい!!くそが!!!ほんま、性癖だけは立派やな!!?」
何もないところで、手を耳にあてて演技をすると、ロボロが引いた目をしてくる。
『あ、警察ですか?そうですか。昼に成人男性がマンションでど下ネタを叫びまくっててぇ…、凄い嫌なんですよねぇ……、』
「電話してるつもりか、痛いでお前。」
『うるせぇわw』
「…はぁ、…ほんま高校生かいな……。」
「もうええわ。…ちょっとコンビニ行ってくるわ」
『えー、僕パピコ買ってきて?』
「誰がお前の買うかよ!!買っても、お前食べる時に食べれなくて中身がポロポロ床に零れるやんか!!あれふくの俺なんやぞ!!?勿体ないし…、」
『気持ちだけでも食べたいし?』
「…はぁ、……行ってくるわ。」
『え、買ってきてや!?ロボ、…ロボロぉぉ!!』
財布だけもって、部屋着姿のジャージで外に出ていくろぼろ。
『…僕のこと置いていっちゃった…まぁええわ、……』
『…眠いな、寝るか。』
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