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彼奴を救うために

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彼奴を救うために

11 - 譌ゥ縺上%縺」縺。縺ォ譚・縺ヲ

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2025年02月13日

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tn「…おれは何がなんでも彼奴を成仏させんで。…、…まぁ、呼ぶけど……鬱。」

…どこからともなく呼ばれた気がして、僕はとんちが居る方へとワープした。

ut『…ん〜?とんち、…どうしたん?』

そこは、どこかのお寺だった。

「うぇっ、…、えぇ?…、鬱ぅ?」

困惑してるろぼろ。…なんでここに?

ut『あ、ロボロやん。…って、…なんで、ロボロがこんなとこにおんの?』

tn「…お前が悪霊や、判断されそうやから今呼んでん。」

…悪霊!!?なんで!!?…いや、悪霊やないって!!僕消滅しちゃうやんか!

ut『え!!?僕がァ!?…、悪霊な訳ないじゃないですかぁ!』

「……確かに、…悪霊では無さそう…。」

紫の瞳の人が僕を見つめながらそう呟く…、

紫色の瞳…その瞳には見覚えがあった

「いや、ならはよ成仏しぃや。」

その言葉に反応したように黄色の瞳の人がいう、…黄色の彼も、見覚えがあって、

「…そもそもとして、なんなんすか。此処」

「…そうだな、…そこから説明をしようやんか。」

「ここは、霊媒師…的な事をしている。人間が集まっているって言えばええんかな。」

「…主に君のような霊にとり憑かれている人間を連れてきたり、心霊スポットなどの除霊をしとる。」

tn「右から、オスマン、ひとらん、コネシマ、シャオロン、兄さん、ゾム、しんぺい神、エーミール、ショッピ、チーノ、レパロウやな。」

……そう、…だ、…皆やんか。…なんで、皆おるんや…、…え?

「…はぇー、…宜しくお願いします。」

「おれは、…ロボロって言います。」

…あぁ、これは皆であって皆じゃないんだ。

そうだ、…こいつらは…みんなじゃない…、

『…とんち?これ僕も言った方がええやーつ?』

tn「言った方がええんやろうけど、今お前発言次第では除霊されるから考えて発言せぇよ」

ut『…ええぇえ!!?…こっわ!…怖…、帰っていい?もう。』

「…もう、俺的には払ってもらって構わんのやけど」

酷い、ロボロもそんなにこと言うて…僕ホンマにはらわれへんかな、…大丈夫かな

『え!??ちょっとぉ、…、ロボロそれは酷いやろ!!、』

『僕はまだ未練があるんです!!!!あ、皆さん僕です!鬱です!!!』

「…うるせぇ、」

耳を塞いでいるロボロを見つめるゾム…、前世とは違くちゃんと瞳を出していた。優しい瞳。

僕らが大好きだと褒めた瞳だ。

「…はぇー、あんた凄いな。そこまで霊とハッキリ話せるなんて」

「いや、…でも、鬱以外の霊は全く…。」

tn「ロボロは見えることにゃ見えるけど、鬱以外とは意思疎通は出来ひんな。」

os「…そこまで見えるってことは…、…なんか、あったん?この人。」

tn「…あー、…、5年前の…バスの事件の被害者やねん。こいつ」

os「…トントンも、被害者の奴か?」

tn「………まぁ、そぉや。」

……ごめんね、とんちゃん。

「……トントンも、…あの事件の被害者なん?」

tn「……一応な。…、あとこいつ記憶全然持っとらんから扱いは軽めにな。」

もうこれ以上ロボロに話を聞かれたらダメだから。話を逸らす。

『……そんで、僕は悪霊扱いなったんでしょうかぁ?』

kn「……オスマンどうやと思う?」

os「…まぁ、一応は野放しで良いんじゃない?…放っておけば成仏するでしょ。」

「え、…成仏するまでこいつと一緒に居らなあかんの?」

ht「もしあれなら、…俺が払ってあげようか?」

「え、お願いしますゥ!」

ut『え”!!?…ちょ、…来ないで!!?嫌やで!!僕!!まだ此処いたいもん!!』

…まじで払うのは辞めて欲しいなぁ、

「いい歳こいたやつがもんとか使わないで貰えんか?…気持ち悪い。」

ut『悪かったなぁ!!!…って近寄ってこないでよ!!?』

ht「いや、…だって払って欲しいって、」

ut『とんちぃぃ!!助けてぇぇ!!!、』

ドタドタと走り回りながら逃げていると、はぁ、…と溜息をついた音が聞こえた。

シャオちゃんが僕の足元に向かって札を投げた、

tn「いやお前、払いたくても払えんから大丈夫やろ。」

投げつけた御札に鬱の足が触れる。

sha「…え?今俺こいつに払う為の札引っかからせたとこなんやけど…」

『…え、…うわぁぁ!?…ちょっ、…ええ?』


真っ暗な世界に移り変わる

「早く来てや鬱。…なぁ、…お願いやから」

『…シャオちゃんやん。…なぁに?そんなに来て欲しいの…?』

「…お前がいないだけでここは暗いんや。…俺無理やって耐えられへん」

『……ごめんね、僕の未練が終わったらすぐ行くよ、』

「……うん、」



ビリビリっと電流がなったような感じになったが、自分の体は平常時に戻る。

『…うわぁお、…、おぉ?』

御札が真っ黒になり、そのまま細々く粉砕され風にのり飛ばされていく。

sha「…え?……いや、確かに威力弱めやったけど、……粉砕されるってどういう事やねん…、お前ナニモンや。」

…さっきのアレは…、シャオちゃんが乗り移り少しここのシャオロンの考えを変えたのだろう。

そう、僕を払うように命令したんだ。…寂しさは人を変える…。

tn「…やーかーら、…此奴は払えんようになっとんの。」

rp「…というと?」

tn「…それはそこに居る大悪魔にでも聞いてくださいよ。」

呆れながら言うトントンの後ろの扉が開き、赤い瞳をしたナニカと目が合う。

「……やぁ、少年よ。また会ったな。」

ut『……いや、…誰!!!?』

なんて、反応しつつ普通に分かっている。

お前何やってるんや。…、なんで半透明やねん。

「あの時…、お前が死んだ時に目の前に現れただろう。」

ut『…あぁ、…あん時の。』

これ以上話すなよと言うように僕は声をひくくした。

「その時の状況は、正に/ut『…その話辞めて貰えんか?…、僕はね、…あんまり、言いたくないんよ。』

なのに話始めようとするから遮っても打たやん。…はぁ、ロボロに不審がられたらどうするんねん、

「…まぁ、そうだな。」

「…自己紹介から行こうか。おれはグルッペン・フューラーだ。鬱と同じような悪霊さ、…ただ、そこら辺のハゲに信仰されすぎて…神に等しい力を持っている。」

ハゲ……お坊さんって事か。陰陽師的な奴らなんかな、…この人ら。…、

gr「…鬱をこの世に引き戻した本人でもあるな。」

sha「…やから、此奴を払えんかったんか。納得やわ。」

ut『…やっぱり、あんたか。僕を此処に寄越したのは』

…とりあえず話に合わせることにする。…本当はそんなのじゃないけれど

tn「……んまぁ、そこら辺の話はやめときぃや、聞かれたくないやつもあるんやろ?」

ut『……まぁね、…。ってか、もうそろそろ帰ろーや、ロボロ。』

「…いや、帰れるんやったら帰りたいんやけど…、」

ut『…あ、ロボロ。後でアイス買ってぇや。』

「…はぁ、気が乗ったらな。」

『よし!…』

ci「…返してええん?」

gr「…また来たらいいさ、」

ut『……それじゃ、とんずらこきますわ。』

「…ありがとうございました……?」

頭を下げてそのまま歩いてコンビニの方へと歩く、…もう空は夕方の赤色が綺麗に見えた。

「いや、……今日1日彼奴らで潰れたんか…、…うーわ、…無理。」

ut『…まぁまぁ、ロボロ。』

…ロボロはそう言うけれど、僕には発見があったんだ。…皆は、お坊さんになってる。

大丈夫、皆生きてる。…まぁ、僕が知ってるみんなじゃないけれどね。

「…元はと言えばお前やからな。…ほんま、人のスマホで勝手に下ネタ調べやがって」

「…払えんかもしれへんけど、気持ちで払ったる。お前のこと。」

ut『ごめんて!?ロボロ!!…お前ならホンマにやってきそうで怖いねん…、』

風が大きくふく、

「…早く来てや。」

そう不貞腐れた顔のゾムさんがこちらを見ていた

呼ばれたから後ろを向く。ゾムさんは悲しげな顔だった。彼は僕の知ってるゾムさん。…僕が前世で残ってるから寂しいとずっと嘆いてるんだ。…、ごめんね、…と悲しげな顔を見せると、パラパラと消えていった。ロボロも僕と一緒に後ろを向いたらしく、その視線は真下に向いていた…

あぁ。そういうことか影が1つしかなかった。

「…やっぱ、お前って幽霊やねんな」

寂しげに言うロボロ。……僕も、出来ることなら幽霊では無い僕として君と話してみたかった。

ut「…、そうやね。」

ロボロの不安げな瞳には綺麗な夕焼けが映っていてとても綺麗に見えた。

彼奴を救うために

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