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窓の外で雷が鳴る。
強い雨音と時々鳴り響く低音。
吉田💛「今日、雷ヤバくない…?」
俺は勇 斗んちのソファに座りながら勇 斗に話しかけた。
その隣で勇 斗はスマホをいじりながら答える。
佐野💟「うーん…結構凄いね。」
ーーーゴロッ
少し大きめの雷鳴。
吉田💛「……っ!」
一瞬だけ肩が揺れる。
佐野💟「大丈夫?」
チラッと見られる。
吉田💛「…大丈夫。」
答える声は少し固い。
いや、無理なんだけど。
内心では全然大丈夫じゃない。
また光って数秒後に…
ーードンッ!!
吉田💛「うっ…!!」
思わず体がびくっと反応する。
そのまま無意識に距離が縮まる。
佐野💟「……仁 人。」
吉田💛「なに。」
顔はそっぽ向いたまま距離は明らかにさっきより近い。
佐野💟「ちょっと近くない?」
吉田💛「…気のせいだろ。」
佐野💟「いや、近いって。」
吉田💛「絶対気のせいだよ。」
言いながら、俺はさらに勇 斗に寄る。
佐野💟「…もしかして…仁人、雷怖いの?」
吉田💛「怖くない。」
即否定する。
でも…
また雷
吉田💛「っ……!!」
今度はしっかり勇 斗の腕をつかむ。
数秒の沈黙。
そして小さく呟く。
吉田💛「……無理。」
吉田💛「やっぱ怖い…。」
佐野💟「そっか。」
勇 斗の優しい声に安心する。
佐野💟「じゃあ、こっち来る?」
勇 斗は腕を広げていた。
吉田💛「いいの?」
佐野💟「もちろん。」
次の雷が鳴り響く前に勇 斗に抱きつく。
俺は何も言わず、ただずっと勇斗のぬくもりを感じて、勝手に安心していた。
佐野💟「そんな怖いw?」
勇 斗はからかうように言う。
吉田💛「怖いもんは怖えよ!」
また雷が鳴る。
その瞬間、勇 斗に優しく撫でられる。
佐野💟「はいはい、ここなら大丈夫だから。」
吉田💛「……子供みたいじゃんか。」
佐野💟「今更w?」
吉田💛「もう…うるさいな…。」
吉田💛「でも、もうちょっとだけこうさせて…。」
佐野💟「いいよ。仁 人が満足するまで、俺はずっとこうしてるから。」
外はまだ雷雨のまま。
だけどここ、勇斗の腕の中だけはとてもあたたかい気がした。
__________続く♡
コメント
2件
めっちゃ良きです!ありがとうございます!