話は続いておりません。別の話として見てください。
出てくる人↓
青井らだお
成瀬
猫マンゴー
ネル
ヴァンダーマー
ハンク
MOB
⚠︎︎ネタバレにはなりますがらだおが女体化します。
苦手な方は読まないことをおすすめします💦
らだお「ふぁっあ〜!」
俺はいつものようにベッドから起き上がる。
疲れが取れていないのか少し肩が痛かった。
俺は洗面所に行き顔を洗う。
ジャー
キュッ
らだお「はぁ〜きもち〜!」
俺は顔を吹き鏡を見る。
らだお「あれ?俺こんな顔だっけ?」
そう言ってる自分の声にも違和感を覚えた。
いつもより少し声が高く、まつ毛が長い。
しかも髪も肩の少し上ぐらいまで長くなっている。
俺はふと目線を下にやる。
らだお「はぁあ〜?!」
俺は自分の体を見て驚く。
さっきまで寝ぼけていたのが一気に目覚める。
だってだって、
俺の体が女みたいになってたから。
鏡では顔しか見なかったためあまり気にしなかったが全体を通して見るとほんとに女みたいだった。
らだお「女の子になっちゃった…」
俺はどうするべきか考える。
まず誰かに相談するべきだろう。
トイレに行きたくなったら大変だ。
次に仕事をどうするか。
仕事は行かないと行けない。
お金も稼ぎたいし、
らだお「俺だよ、っていうか…いや、そうすると余計面倒くさそうだな、」
俺は新人警官として本署に行くことにした。
ガチャン
俺はドアを静かに開ける。
らだお「おはようございます〜」
ネル「おはよ〜!あれ?見たことない顔だね新人かな?」
本署にはネル先がいた。
俺は周りを見渡す。
どうやらここには俺とネル先しかいないみたいだ。
今がチャンスだと思った俺はネル先に助けを求めることにした。
らだお「あの!!ネル先!俺、女になったみたいなんです…」
ネル「え?!もしかしてらだおくん?!」
らだお「はい、青井らだおです、」
ネル「まじか、笑」
らだお「実は…」
ネル「へ〜女の子にねぇ、」
俺は今日あったことをネル先に全部話した。
ネル「なるほどね、体に異常は?」
らだお「今の所大丈夫です、ただ肩が少しこってる感覚があります。」
ネル「まぁね、その大きさからしたら肩こるわ笑」
らだお「え、?」
俺はネル先の目線の先を見る。
ネル先は俺の胸を見ていた。
確かに大きい気はするがこんなに肩がこるとは思わなかった。
らだお「ネル先、あんまり見ないでください、」
ネル「ごめんごめん笑、それにしてもらだおくんのその美形は変わんないね笑」
らだお「からかってます?」
ネル「いやほんとらだおくん可愛いんだから、せっかくだからメイクしてあげるよ!!」
らだお「ありがとうございます?」
俺はネル先に言われるがままにした。
少し時間が経つとネル先が、
ネル「できたよらだおくん」
そういい俺に鏡を見せてきた。
らだお「わ、すげー美人、」
そこに映っていたのは自分でもびっくりするほどの可愛い顔だった。
自分で言うのもなんだが俺がこれを見たら多分おちるだろう。
メイクはすごいなと思いながらまじまじとみている時だった。
ガチャ
成瀬「おはようございます〜」
らだお「ッ?!」(成瀬ッ?!)
ネル「ッ?!」
成瀬「あれ?ネル先と新人ですか?」
そこに成瀬がやってきてしまったのだ。
少し早い時間帯だから誰も来ないだろうと思っていたが来てしまった。
俺がなんて言おうか困っていると
ネル「そうそう新しい子なんだ!!今少しお話してたとこ!」
成瀬「やっぱりそうなんですね〜」
ネル先が気を利かせてくれた。
成瀬「にしても新人の子美人ですね〜」
らだお「ッ!!」
ネル「こら成瀬くん怖がらせちゃだめだからね?」
成瀬「はいはい笑」
俺は2人を見ながら会話を聞く。
すると、突然ネル先が成瀬に提案をした。
ネル「成瀬くん暇ならこの子と一緒に仕事してきてくんない?」
らだお(え?!聞いてないって!)
成瀬「いいっすよ〜」
らだお(いいの?!)
ネル「じゃあ書類通すから成瀬くん先に外で待ってて〜」
成瀬「はーい」
そういうと成瀬は本署から出ていった。
再び本署には俺とネル先の2人だけになった。
成瀬「くそ、可愛すぎるだろッ///」
成瀬「あの子なんていう名前なんだろ///」
らだお「ちょっとネル先!!気を利かせてくれたのはありがたいですけど成瀬と一緒に行動は聞いてないですって!」
ネル「まぁまぁ、新人ってことにしてるんだから頑張って!!それに、こんな可愛い子が1人でうろちょろしてたら誰かに襲われるでしょ?」
らだお「そんなことは、ない、と思う…」
あの時可愛いと思ってしまったからはっきりと言えなかった。
ネル「少しでも心当たりがあるなら成瀬くんと一緒にいな」
ネル「はいこれに着替えて」
らだお「おー女物の警察服だ、」
ネル「君はこんぐらいのがいいでしょ」
そう言われて俺は着替える。
らだお「ピッタリ…」
ネル先が選んできた警察服はちょうど俺にピッタリだった。
ネル「っとあとは、可愛すぎるからマスクぐらいしとき?」
らだお「はーい」
ネル「よし、じゃ成瀬くん外で待ってるから」
らだお「あ!まって」
らだお「名前はどうすれば」
ネル「んーそうだね、蒼とかでいいんじゃない?」
らだお「え、適当すぎません?まぁ、青好きなんでいいですけど」
ネル「じゃ行ってこーい!!」
らだお「行ってきます…」
俺は成瀬のところへ向かった。
ガチャン
外に出ると成瀬が待っていた。
成瀬「あ!!こっちこっち」
蒼(らだお)「あ、えっと今日はよろしくお願いします。 」
俺は初めてあったみたいに話した。
成瀬「マスクつけたんだ?」
蒼(らだお)「はい、ネル先輩に言われて」
成瀬(まぁ可愛いから少しぐらい顔隠さんとやばいしな、)
なんか成瀬に敬語だなんて少しむず痒い。
成瀬「えーとまずは自己紹介から」
成瀬「俺の名前は成瀬って言いますよろしく!!」
蒼(らだお)「えっと蒼って言います!」
成瀬「なるほど蒼ちゃんねよろしく!」
蒼(らだお)「よろしくお願いします!!」
成瀬と一緒に仕事なんていつぶりだろ、ちょっと嬉しい。
成瀬「それはこうやって〜」
蒼(らだお)「こうですか?」
成瀬「そうそう!!すごいね!」
蒼(らだお)「ありがとうございます」
懐かしいなぁと感じながら俺は演じる。
成瀬と一緒に仕事をして思うことが沢山あった。
いつもより優しいとことか、すぐに褒めてくれるとことか、めっちゃ笑顔で話すとことか、
なんかちょっと嫉妬する、
まぁ別にいいけど。
そんなことを考えながら歩いていると転けそうになってしまった。
蒼(らだお)「あ、」
成瀬「蒼!!」
ドテッ
成瀬「って大丈夫?」
どうやらコケる前に成瀬が俺の頭を守ってくれたらしい。
蒼(らだお)「大丈夫ですけど…その、手が、」
成瀬「?、 」
転んだ拍子に成瀬の片方の手が俺の胸を掴んでいた。
成瀬「うぉっ!!ご、ごめん///わざとじゃないから///」
成瀬がこんなに焦んの久しぶりに見たかも笑
蒼(らだお)「大丈夫ですよ?笑成瀬さんも男の子なんですね笑」
俺は焦る成瀬を見て少し煽ってしまった。
成瀬「ッ!?///」
蒼(らだお)「じゃあ私ご飯買いに行くので!では!!」
成瀬「っちょ!」
俺は成瀬をおいてコンビニへ向かった。
成瀬もあんな顔すんだなぁと少し笑ってしまった。
コンビニでは飲み物と少しお腹がすいたので食べ物を買った。
本署に帰る途中だった。
俺はマスクを外し飲み物を飲んでいた。
ポトッ
誰かとすれ違った際にその人はハンカチを落としてしまっていた。
俺はその人の所へ向かいハンカチを渡すことにした。
蒼(らだお)「あの!これ落としましたよ?」
「あ〜ありがと、」
蒼(らだお)「どうかしました?」
「好き、」
蒼(らだお)「へ?」
「好き。俺のとこ来ない?」
蒼(らだお)「ッ!!」(ってハンクじゃん!!)
そういえばマスク外していたっけ。
ハンクに素顔を見られてしまった。
ハンク「君可愛いね、ちょータイプ」
蒼(らだお)「あのッ急にそんなこと言われても困ります。私この後予定あるので」
ハンク「え〜いいじゃん?お願い」
蒼(らだお)(やばい、どうしよ、)
ハンクの誘いに困っている時だった。
「はいはい、うちの警官を誘惑するのやめて貰えますか〜?」
蒼(らだお)「ッ!!」
そこに来たのは猫マンゴーだった。
猫マンゴー「君大丈夫?」
蒼(らだお)「まぁ、はい、」
猫マンゴー「めっちゃ困ってるじゃん、ハンク、ボスに呼ばれてるんじゃないの」
ハンク「あ、そうだった、じゃ行くわ」
猫マンゴー「はい、じゃあねー」
蒼(らだお)(ないすマンゴー‼︎)
猫マンゴー「君大丈夫?新人?」
蒼(らだお)「えっとはい!今日から入らせていただきました!!」
猫マンゴー「へーそうなんだ、にしても可愛いね?」
蒼(らだお)(えぇマンゴー?!マンゴーもそういうこと言うの?!)
蒼(らだお)「あはは、先輩に褒められるなんて光栄ですー」
俺は適当に流した。
マンゴーとは色々話した。
名前やこの街について教えてもらい俺も名前を教えた。
マンゴーってこんな感じなんだなぁっと思うと同時に少し面白くて笑いそうだった。
ピピッ
そこに連絡が来た。
なんと大型が発生したらしい。
猫マンゴー「大型ッ?!俺車で行きます」
マンゴーはすぐに無線に入れ向かう準備をした。
猫マンゴー「蒼はどうする?」
蒼(らだお)「私今ヘリしか持ってないので頑張って運転します」
猫マンゴー「ヘリの経験は?」
ここでヘリの経験があると言ったらバレてしまうと考えた俺はないと答えることにした。
蒼(らだお)「ないです、でも救護活動とかなら出来ると思います」
猫マンゴー「それ大丈夫?俺が乗せていこうか?というか新人だから大型には来なくても」
蒼(らだお)「いえ、行きます、皆さんが心配なので」
猫マンゴー「いい心構えだね」
俺とマンゴーは急いでその場所に向かった。
大型が発生した場所にはもう大勢の警察がいた。
もちろんネル先輩もいた。
俺はヘリで上から様子を見る。
警察は数名しか残っておらず、危ない状況だ。
バンバンッ
蒼(らだお)「やっぱマンゴーは凄いな笑」
マンゴーはいきなり戦場に入るなりどんどん敵を倒していった。
他に残っていた警官もなんとか頑張って犯罪者を倒していった。
あとちょっとで終わる時だった。
バンッ
マンゴーが撃たれてしまった。
俺は急いでマンゴーのところえ向かった。
マンゴーがやられこれ以上殺られたらやばいと思ったから。
蒼(らだお)「マンゴー!!大丈夫か?!」
猫マンゴー「ッ!!」(らだお…?)
助けようとすると敵のヘリが邪魔をしてきた。
蒼(らだお)(くそッ、ヘリが邪魔過ぎる、落とすか)
猫マンゴー「蒼ッ!!ヘリ向かってきてる!!」
蒼(らだお)「…知ってるよ、マンゴー」
ドンッ
猫マンゴー「蒼ッ?!」
蒼(らだお)「ふー、ヘリ落としました!今からマンゴーさん拾います。」
俺は無事ヘリを落としマンゴーをひろった。
ネル「すごいな!!助かる」
猫マンゴー(すご…)
マンゴーを助け救助隊に引渡し元に戻ったところでまたマンゴーを戦場に入れた。
その後のマンゴーは凄かった。
残りの敵をすぐに倒し1人で片付けてしまった。
俺はマンゴーをヘリに乗せ警察署へ帰ることにした。
猫マンゴー「蒼ヘリ乗ったことないって、」
マンゴーが話しかけてきた。
まぁその反応もそうだ。
新人警察官が敵のヘリを即座に落とし先輩を拾い上げるなんて前代未聞だ。
しかも、マンゴーにはヘリ乗ったことないって言っちゃったし、
蒼(らだお)「あ〜実は少し乗ったことありまして…本当に少しだったから乗ったことないって言った方がいいかな〜と、」
俺は嘘をつき何とか誤魔化した。
猫マンゴー「少ししか乗ったことないのにすごいよ」
蒼(らだお)「ありがとうございます!!」
猫マンゴー(それにしてもさっきの蒼、まるでらだおみたいな…)
本署に戻りマンゴーとも別れ少し暇な時間が続いた。
というか、
蒼(らだお)「暑すぎるッ何だこの暑さは」
本署のエアコンが壊れたせいで本署内はとても暑い。
そのためあまり人もいない。
なぜ俺がここにいるのか、それは行く場所がないからだ。
皆何しに行ってんだろーと考える。
蒼(らだお)「この髪もなんか邪魔だし切りて〜」
俺は首元にある髪をどうにかできないか考える。
蒼(らだお)「あ、ネル先にいや、忙しいって言ってたしなぁ」
俺は悩んだ末あの人に頼むことにした。
蒼(らだお)「急に呼び出してごめんなさい」
成瀬「大丈夫よ〜さっきは逃げられちゃったから続き話したかったし」
蒼(らだお)「あはは笑」
俺が頼んだのは成瀬だった。
成瀬は手も器用だしなんだってそつなくこなすイメージがあったからわんちゃんいけるかもと思って頼んでみた。
蒼(らだお)「お〜!!成瀬さんすごい✨」
俺の予想通り成瀬の手際の良さは半端じゃなかった。
サイドに編み込みしてお団子にしてもらうと頼んだのだがほんの数分できてしまった。
俺だったら多分数時間かかるんだろうなぁと思いながら前に置いてあった鏡をまじまじ見る。
成瀬「気に入ってくれてよかった〜」
成瀬「で、なんで逃げたの?」
蒼(らだお)「ッえーと、」
成瀬「散々煽っといて逃げるんだねぇ」
蒼(らだお)(うわっ怒ってる?なんか俺もイラついてきたな、)
蒼(らだお)「先輩があんな顔するから笑」
成瀬「蒼ちゃーん?言っていいことと悪いことがあるの知ってる〜?」
ガシッ
なんと成瀬に両手を掴まれてしまった。
これじゃあ逃げれない。
俺は咄嗟考え実践する。
蒼(らだお)「成瀬、すきだよ」
成瀬「は、」
一瞬緩んだ手を俺は振り払い逃げ出した。
成瀬は逃げる俺に何も言って来なかった。
やはり俺の作戦が聞いたのだろう。
俺は車に乗って街に逃げた。
成瀬「今の、反則だろ///」
成瀬「にしても、らだおに似てたな、」
俺は車で街を走る。
蒼(らだお)(なんか暇になってきたな〜)
蒼(らだお)「カジノでもやるか〜っとその前に〜」
警察がカジノにいるってことはあることなんだが流石に新人がいたらやばいと思い俺は目元が隠れる仮面をつけ服も変えた。
俺はカジノへ向かう。
蒼としての初めてのカジノ、少しワクワクする。
俺はとりあえず1000万ぐらい賭けギャンブルをした。
なんとディーラーに一回も負けずにギャンブルをすることが出来た。
俺はこの金を失っても別にいいと思いオールインをした。
蒼(らだお)「オールイン」
俺は順調に金を稼いでいった。
どんどん増えていく金。
でも、少し視線を感じた。
俺を怪しむ目で見る人がいた。
違和感はあるが俺はギャンブルを続けた。
「あの女性の方です」
「わかった、お前はここにいろ」
「はい、ボス」
終盤に差し掛かったとこだった。
「すみません、少しいいですか?」
蒼(らだお)「ッ!!」
(ヴァンさん!!何故ここに、)
ヴァンさんに声をかけられてしまったのだ。
俺は気づく。
さっきまで俺を見ていたのは多分ヴァンさんの部下だろう。
ヴァンダーマー「お姉さん凄いですね?その大金」
蒼(らだお)「ま、ぁ、…」
蒼(らだお)(やばい、どうしよ…)
ヴァンダーマー「私とひとつ勝負しません?」
蒼(らだお)「え?勝負ですか?」
なんとヴァンさんに勝負を仕掛けられてしまった。
ヴァンダーマー「はい、私が勝ったら貴方の素顔を見せてください」
ヴァンさんにしては珍しい賭けだった。
仮面を取ったところで俺とバレる心配はないと思ったので俺はその賭けに乗った。
蒼(らだお)「まぁ、いいですけど、私が勝ったら?」
ヴァンダーマー「貴方ご職業は?」
俺は怪しみながらも素直に答えた。
蒼(らだお)「…警官です、」
ヴァンダーマー「それなら話が早い。私を捕まえてもいいですよ?」
ヴァンさんを捕まえれるなんて好都合だ。
蒼(らだお)「それ約束ですよ?」
ヴァンダーマー「はい」
俺たちはギャンブルを始めた。
名前や好きなことなど世間話をしながら進めていった。
途中まではいい結果だったものの、ヴァンさんの豪運に負けてしまった。
ヴァンダーマー「私の勝ちですね」
蒼(らだお)「あ〜負けたぁ〜笑」
ヴァンダーマー「さ?約束通り見せてもらいましょうか」
蒼(らだお)「はーい」
俺は仮面をとる。
蒼(らだお)「はい、これでいいですか?」
ヴァンダーマー「?!、貴方、蒼さんと言いましたね?」
蒼(らだお)「…はい、」
ヴァンダーマー「らだおさんでしょ?」
蒼(らだお)「ッ?!、い、いえ違いますよ、青井らだおじゃないですよ?」
突然の言葉に俺は焦り必死に返答した。
ヴァンダーマー「なぜ貴方がらだおさんの名字を知っているのですか?」
そういえば今日はらだおという名前しか聞いてない設定。
俺は焦る。
蒼(らだお)「そ、それは成瀬から聞いて、」
ヴァンダーマー「それも嘘ですね、あなたは誰からもらだおさんの話を聞いていない。なぜなら貴方のことを少し尾行させてもらっていましたから。」
蒼(らだお)「ッ!!」
終わった。
これは完全にバレてしまった。
でもここで捕まる訳にはいかない。
俺は成瀬の時みたいにヴァンさんに仕掛けた。
蒼(らだお)「ヴァンさん、好きですよ」
ヴァンダーマー「ッ?!」
蒼(らだお)(よしっ今だ!)
その場から逃げようとした瞬間。
ガシッ
ヴァンダーマー「そんな姑息な真似をしても意味ありませんよ」
蒼(らだお)「ッ?!」
さすがヴァンさんだ。
たが俺にはもうひとつ作がある。
出来ればあまりやりたくないけど捕まるよりはマシだ!
俺はヴァンさんのネクタイをもう片方の手で引っ張る。
グイッ
蒼(らだお)「チュッ」
ヴァンダーマー「ッ?!//」
蒼(らだお)(くっそまだか、手が緩まない)
蒼(らだお)「チュックチュレロチュッグチュ///」
ヴァンダーマー「ッ!!ん、ふ、///」
深いキスをするとヴァンさんの手が緩んだ。
俺はそのすきに手を振り払い、ヴァンさんからも離れ逃げ出した。
蒼(らだお)「くそっ、やりたくなかった///」
自分でやったくせに照れる。
だからやりたくなかったのだ。
俺は急いで車に乗り逃げた。
ヴァンダーマー「どこでこんなこと覚えたのか、///」
ヴァンダーマー「絶対捕まえろ」
モブ「は、はい!」
カジノから逃げ出したあとは大変だった。
成瀬から追い回され、MOZUから追い回され、逃げるところがひとつもなかった。
ネル先に助けを求めても楽しんで頑張れって言ってきたし、ほんとに大変だった。
逃げてる間にも知らない人にナンパされるわしつこく追い回されるわ、美人も大変だと実感した。
蒼(らだお)「くっそ早く戻んないかな」
そんなことをほざいていると急に体が暑くなった。
ボンッ
蒼(らだお)「え、は?戻った?」
俺の体が元に戻っていた。
俺はすぐに着替え、いつものヘルメットをかぶり出勤した。
らだお「みんなおはよぉ」
ネル「えっらだおくん!!」
本署にはネル先しかいないようだった。
俺は事情を説明する。
ネル「ふーんなんだ、戻っちゃったのかー」
そう言いながらネル先はメイド服を持ち俺に見せてきた。
らだお「俺に何させようとしてんの、」
ネル「これでみんなの驚いてる顔見よっかなぁって思ってたのに笑」
らだお「はぁ、もう大変だったんですから、」
ネル「結局らだおくんってバレなかったの?」
らだお「まぁ、ギリギリですかね笑」
ネル「そうなんだ笑」
こんなことを話していると誰かが本署に戻ってきた。
猫マンゴー「戻りましたー」
ネル「おかえりー」
らだお「おかえりーマンゴー」
猫マンゴー「え!らだおじゃん!!今日起きないかと思ってた」
らだお「まぁ色々忙しくてねぇ笑」
猫マンゴー「ふーん、てからだお知ってる?」
らだお「なにが?」
俺がそう聞くとマンゴーがあるSNSの文と一緒に載せられている画像を見せてきた。
ある警察官が美人すぎると話題に!!
その女性の名は蒼、髪はくくっているらしい!
その警察官は今もこの街にいるとか…
皆さんもぜひその姿を見てねー!!
と誰かが撮ったらしき俺の後ろ姿の画像と一緒に載っていた。
らだお「なんだこれ…」
俺は驚きのあまりなんだこれ、ということしか出来なかった。
猫マンゴー「蒼って言うんだけどさぁらだお見なかった?新人警官で呼ばれたんだけどこんな騒いでるからさーかくまってあげようと思ったんだけど」
らだお「いや、見てない、」
猫マンゴー「そっかぁじゃあ俺パトロールしてくるね」
らだお「うん、じゃあねー」
そう言ってマンゴーは本署から出ていった。
らだお「まじか、こんな大事になるとは」
ネル「ふふ笑大変なことになっちゃったねぇらだおくん笑」
らだお「笑い事じゃないですって!」
ネル「じゃ私もパトロール行くから!」
らだお「あ、ちょっと」
ネル先は俺の言葉を無視し本署を出ていった。
俺はマンゴーに見せてもらったSNSについて調べた。
どうやら載せた犯人はハンクらしい。
まぁいいけど。
俺はいつものように仕事を終わらせることにした。
その後も大変だった。
蒼ではないとしても成瀬に聞かれなんとヴァンさんが本署まで来て俺を探した。
その間俺は隠れ何とかなったが疲れた。
数日経っても美人の警官という噂は絶えなかった。
俺はヴァンさんに会わないようにし、仕事をした。
らだお「あーもうやだぁ!!」
俺はこの時、あと数日この日々を過ごすことを知らなかった。
end
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