感情

今回はさくあべです!

さくあべって言ってるのであれですが、ぶっちゃけ左右関係ないです笑

ちょこっとリードするのが🩷くんかな?って思ったので、そう書かせていただきました!

解釈は読者さんの方にお任せします☺️

では、どーぞ!

☃️　BL

🩷　×　💚

もしくは

💚　×　🩷

ーー

💚　side

「好き」ってなんだろう。

感情ってなんだろう。

形に無いもの、　「　感情　」　は、一体どんなものなのか、俺はまだわかっていない。

でも、もちろん嬉しいや悲しい、楽しいなどの感情は生きていく内に気付けた。

気付けなかったのは、その　「好き」　って感情のみ。

「おはようございます。」

今日はいつも通りの仕事。

成人するまで、30代になるまで、全く「好き」って感情に気付けなかった。

気付けなかったというか、分からなかった。

理解ができなかった。

「おはよう阿部ちゃん!」

「え、今日俺と作ったサングラスかけてるじゃん!」

「めっちゃ嬉しい!ありがとう!」

楽しそうに笑いかけてきたこの人は、佐久間大介。

いつも明るくて、元気にしてくれる。

「佐久間おはよう。今日も元気だね」

「そうかな?」

「阿部ちゃんが暗すぎるだけでしょ!（笑」

「確かにね（笑」

そんな会話を交わして、俺の後ろから来ていたメンバーの方に駆けていってしまった。大体これがルーティン。

佐久間と居ると、毎日が楽しい。

人が良くて、明るいから、周りまで明るくなるんだろうね。

顔を見るだけで、自然と笑顔が漏れてしまう。

ーー

1日の仕事を終え、帰宅する時間に。

その時でさえも、ニコニコしながら「明日も頑張ろうね」と話しかけてくれる佐久間は、可愛いなって思う。

見た目も可愛いし、中身も可愛い。これが自然の可愛さなんだなってひしひしと感じる。

「また明日ね、佐久間」

そう声をかけたら、えっととオドオドし始める。

俺、何か言っちゃったかなと不安になるけど、そのあとの佐久間の言葉で違うとわかった。

「今日一緒にご飯でも食べない?」

「最近忙しくて中々会えてないから、今日早上がりだし、疲れてなければ一緒に食べたいなって思ってるんだけど…」

なんだそんな事かってホッとした。

2つ返事で了承し、各々の車でよく一緒にご飯をする居酒屋へと向かう。

佐久間が先に着いていたので、先に席を取ってくれていた佐久間の隣へ着席。

気分で、いつもつい佐久間の隣を取ってしまう。

2人隣で着席しても、中々喋り出せない。

「…な、何食べる?」

無言の時間が続いていたのを、佐久間がなんとか止めてくれた。

そこからはトントン拍子で頼むものを決めて、仕事の話をしながら食べ進める。

ご飯を食べるんだったら、車で来なければよかった。お酒飲みたかった。

「阿部ちゃん、相談とかしてもいいかな…」

言いにくそうに、かつ上目遣いでそういう佐久間の目はキュルキュルで可愛い。

…じゃなくて、相談?佐久間が?

「珍しいね。」

「あはは…ちょっとね」

断る理由もないので、とりあえずいいよと返しておく。

にしても珍しい。

佐久間の事だから1人で抱え込みがちなのは分かってる、だからこそ珍しい。

よっぽどの事があったんだろうな。

「あのっ!」

「俺ね、ぁ、阿部ちゃんの事が…」

急にこっちに向き直されるものだから、俺まで背筋を伸ばしてしまう。

何を言われるんだろうとドキドキするけど、出てきた言葉は想像の斜め上だった。

「俺……阿部ちゃんの事が好きです!」

「ずっと、ずっと好きだった」

「優しくて、かっこよくて…俺の事を真っ直ぐ見つめてくれて…」

「ごめん、急にこんなこと……でも、俺本気なんだ。」

まさかの、告白だった。俺に対しての。

好きだったら「俺も」って応えたいし、好きじゃなかったら「ごめんなさい」って伝えたい。

でも、俺は佐久間に対しての感情がいまいち分からない。

好きな気もするし、好きじゃない気もする。

確実にわかるのは

佐久間に対しての俺は、他の人とは少し違うって事。

「ごめんね佐久間」

「俺は振ることも出来ない…」

「え?」

キョトンとした佐久間に、事細かく俺の思ってることを伝える。

うんうんと頷いてる佐久間の目には、薄ら涙が浮かんでいる。

「…じゃあさ、お試しにしよ!」

「好きって感情が分からなかったら俺はそれでいい!」

「でも、これで曖昧に終わるのは色々嫌だ……からさ、一旦恋人になってみよ!」

「もしかしたら分かるかもでしょ?俺が教えてあげるから!」

真っ直ぐなその瞳は、俺の胸にチクリと刺さる感触がある。

これは…信じてみるしかない。

「うん、わかった。」

「じゃあ……よろしくお願いします…」

そこから、俺と佐久間のお試しカップルが始まった。

ーー

待って笑笑

完全に省編集のつもりで書いてたのに、2000字行ったしなんたら続ける感じになっちゃった笑笑

一応続けるけど、すぐ終わります😔笑