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第3話 嫌われた予感

♥

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2022年06月10日

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あの出来事があってから、私はずっと学校を休んでいた。

学校に行くのが怖くて。優香に会うのが怖くて。

逃げた。私は馬鹿だ。こんな自分が嫌いだ。


でも家の中にいても私の頭の中にいるのはただ1人。

翔太くんだけだ。



久しぶりの学校。みんなから注目を浴びることのないように後ろからゆっくり入る。

まぁ、前から入ったところで注目を浴びることは無いだろうけど。


翔太『○○さん!おはよう!』


いきなり声をかけてくれる君。いつもなら嬉しいはずの挨拶が今日はとても嫌に思える。みんなからの視線を感じる!

○○『バカ!』

私は教室に大声でそう言い残し、屋上へ逃げ込むように走った。




屋上に着く頃には、私の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。

鏡を見なくても分かる。自分がどれだけ酷い顔をしているかが。


なぜあんなことを言ってしまったのか私にも分からない。でも気づいたら口が勝手に動いていた。


絶対嫌われたに違いない。この恋はもう終わりだ。

今も頭の中にいるのは君だけ。君に会いたい。私は君しか好きになれない。でも君には嫌われたよね。‪


そんな時。


翔太『○○さんっ!!』

君の声が聞こえた。後ろを向いていても分かる。君の声。でも後ろを向くことは出来ない。

翔太『○○さん!急に走り出すからどうしたのかと思ったよ!』

君が一生懸命走ってくれたのは、息遣いで分かる。なんで。どうして。


○○『の…ボソッ』

翔太『ん?』

聞かないでよ。そんな愛おしい声で。

○○『バカじゃないの!!』

私は必死に逃げた。こんなこと言おうと思ってたわけじゃないのに。これが私のダメなところだ。



こんなダメダメな私の恋が叶うわけが無い。そう思っていたのに…。

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コメント

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続きが楽しみです❗

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