一部、人によってはグロっぽい描写があります。
メインで出るのは🐒さんのみです。
ホラーを目指しましたが無理でした。
捏造120%
何でも来いやの人のみ先に進んでください。
━━━━━━━━━━━━━━━
目を覚ますと全く知らない場所にいた。外らしく風が冷たい。辺りを見回すと一切の灯りがなく、真っ暗だった。木々の音がすることからここが森ということくらいしか分からなかった。
「…」
周りに人はいないみたいで、とりあえず道なりに進むことにした。誰かいれば教えてもらおうとも思いながら。
少し進むと、開けた場所に出た。そこに立てかけてあった斧を手に取り、周りを探索した。
「……誰もいないのか…」
探索の結果、誰もいなかった。ただ不気味なのがこの空き地には至る所に血があったことだ。一気に肝が冷えた。いくらホラゲが得意とはいえど流石にリアルで起これば怖いに決まってる。
ここで武器も取れたし、少しだけ強気になって探索しようと心に決めた。
さらに進むと屋敷があった。どうやら人がいないみたいでボロボロだった。
「……廃墟か?」
ここに入るよりは、周りを探した方がいいだろうと思い、再び探索をした。
廃墟の周りを探すも特に何も無かった。戻ろうと思っていると俺は意識を失っていた。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ぅぅん……あれ…」
気がつくとあの屋敷の中にいた。別に縛られているわけでもなかったが、この空間に充満している鉄の匂いに吐き気がした。どうやらそういう所らしいな。
斧とかはそのままだったから持ち歩くことにした。
辺りを見回すと壁には傷やら血痕やらが着いていた。そうとうバイオレンスな場所だなー。
「どうしようかなぁ…」
しばらく歩いていると、呻き声が聞こえた。マイクラでよく聞いているゾンビと似たような声だった。
「!ゾンビ……!?」
前にぺんてぃに言われたことを思い出した俺はゾンビから逃げるようこの場を去った。
“ゾンビはね返り血とかでも菌が…”
「うーん…まるでバイオだな…」
どうするべきなんだろう。というか俺一人なのか…?まぁ基本ぼっちで生きてきたから支障はないけども。ここに入ったことのある人のメモとかないかを探すことにした。
「…ここの血やばいな…」
とある部屋の前に行くと扉の下から出たであろう血が廊下に飛び出ていた。それを踏むとピチャと跳ねたのでまだ新しい…。
「……っ…」
部屋を開けると血まみれの人間がぐったりと座っていた。もう死んでるだろうな。その人間の周りを探索すると何とか読めそうなメモ帳があった。
「…」
読むとこう書いてあった。
【ここに迷い込んだ者へ
この館は長居すればするほど死ぬよ。何もしていなくても死ぬ。いきなりね。ここから出る方法はただ出口を探すだけ。ゾンビから化け物から逃げながらね。出口は見つけさえすれば普通に出られるよ。】
「……長居すれば死ぬ…出口を探せばいいのか…」
メモを置いて俺は出口を探すため、本格的に動いた。
「…」
さっきより明らかにゾンビが増えている。その奥にはゾンビのリーダーみたいなのがいた。こいつらから逃げながらとか……マジカ…。
最初にいた場所が3階、メモがあった部屋は2階だった、そして今いる場所は1階だ。出口って大体1階だよなと…。
とりあえず廊下を慎重に歩いた。でも。
「っは…ぅ…」
息ができなくなってきた。どうやらこれが長居しては行けない理由だと思う。
慎重に歩くのをやめ、俺は走った。自分の器官が弱いのとかを気にせず走った。走っている内に出口が見えた。その頃には俺の息はあがり、足も上手く動かなくなっていた。
滑り込むようにして出口の光に触れた。
「は、ぁ、はぁ…っ…ゲホッケホッ…」
屋敷を出た瞬間、俺は座り込んだ。なかなか息ができなくて焦ったがしばらくすると大丈夫になってきた。後ろを振り向くと屋敷は無くなっていた。周りも明るくなっていたし、森も血の跡も無くなっていた。
あの屋敷はいったい…。
━━━━━━━━━━━━━━━
「あーあ……残念…」
「流石だよねぇ」
屋敷のあった場所から2人の男の声が響いていた。
━━━━━━━━━━━━━━━
コメント
2件
2人の声の主は……まさかっ…!?(?)