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(え…!ひなた…くん…?)
「うん…、覚えてるけど…」
「ほんと?!じゃあ…」
キーンコーンカーンコーン
なにかひなたくんが言いかけたところでチャイムが鳴った。
(チャイムナイスタイミング!)
もともと、あまり目立たず平穏な学園生活を送りたかった私はこれ以上注目されずにすんだと思ってほっとした。
「ああ〜、残念。またあとでねもかちゃん!」
「うん…」
そう返事したあとで私はあることに気がついた。
(ん?“またあとで”?もしかしてまた私に会いに来るの?!)
廊下から帰る途中美香が興奮気味に話しかけてきた。
「ええ!もか、あの小鳥遊くんと知り合いだったの?!」
「うん…まあね…」
「もかすごい!!」
「あの、ひな…小鳥遊くんってそんなに有名なの?」
「まあ、同じ小学校だったら知ってるのはもちろん、他校の人もイケメンってさわいでるよー!」
「へぇ…そうなんだ」
そういうことにあまり興味がなかった私は全く知らない話だった。
「ええ、みなさんおはようございます!1年3組の担任になりました。真田(さなだ)です。よろしくね!」
担任の先生は優しそうな女の先生だった。
でも、今私はそれどころじゃない!
(またひなたくんが私に会いに来たら変に注目されちゃう!なんかひなたくんを避けられるいい方法ないかな…?話しかけられる前に逃げればいいんじゃない?!そうだ!そうしよ!!)
自己紹介や、学校の説明が終わって休み時間になった。
(ひなたくんくるかな…?できれば来ないでほしい!!)
ガラガラガラ
教室のドアが勢いよく開いた。
そこにいるのは案の定ひなたくんだった。
(うわ〜…ひなたくんじゃん…後ろのドアから逃げよ…)
「美香、私ちょっとトイレ行ってくるね!」
「はーい」
私はダッシュで教室から出た。
のに、ひなたくんが後ろから追いかけてきてる?!
「もかちゃ〜ん!待って〜!!」
後ろからひなたくんが私のことを呼んでいるけど聞こえないふりをしてトイレに駆け込んだ。(ふぅ、危なかったー…なんで追いかけてくるのよ)
ちょっとしてトイレを出るとひなたくんにあった。
「あ…もかちゃん!」
逃げようとしたけど無駄だった。ひなたくんに腕をつかまれてしまった。
「ちょっとだけ話せない??」
(このまま逃げたらまた、追いかけられるよね…)
「うん…いいよ」
「屋上って使っていいの?」
「ん?だめだよ?笑」
「え?」
「まあ、鍵開いてるし入れるって先輩に教えてもらったんだ〜」
「そうなんだ…」
「まあ、そんなことは置いといて保育園の時に僕と約束したこと覚えてる?」
「約束…?」
「覚えてないか…まあだいぶ前だしね…」
(え?なんかしたっけ?全く覚えてない…)
「約束って何したの?」
「大人になったら結婚する。そう約束したよね?」
「え…」