?「ん、、、、あれ、ここ、、、」
静かで物音一つ無い医務室のベッドに
全身包帯の男が目を覚ました
一見大怪我に見えるが、実は全て完治している、
包帯はいつも身につけているものだろう
その男の名は『太宰治』元ポートマフィア第5幹部の一人で今は武装探偵社社員の男だ
太宰「なんで、探偵社の医務室に、、、」
ガチャ___
?「おや、太宰目が覚めたんだねェ」
太宰「『与謝野先生』、、、」
金属でできた蝶の髪飾りをつけ、珈琲と新聞を持った女性が入ってきた
彼女の名前は『与謝野晶子』武装探偵社専属の医者だ
与謝野「おいみんな!太宰が目を覚ましたよ」
?「なっ!?」
?「太宰さん!!」
?「大丈夫でしたか!?」
?「ぐるじい、、、、」
?「心配だった、、、」
?「まっ、僕は分かってたけどね!!」
?「流石ですね!」
続々と医務室に入ってきた人たちもまたぶさう探偵社視野員だ、順番に
『国木田独歩』『中島敦』『谷崎ナオミ』『谷崎潤一郎』『泉鏡花』『江戸川乱歩』『宮沢賢治』
7人が入ってきたことにより、医務室がもっと狭くなったのは言うまでもない
敦「太宰さん良かったです!!!」
鏡花「ウンウン、」
谷崎「なかなか目が覚めないので心配しましたよ、、」
ナオミ「そうですわ!ナオミも心配しました!!」
国木田「この唐変木!!どれだけお前は俺の理想を崩せば気が済むんだ!!!」
宮沢「まぁまぁ!」
いつも道理の会話を交わしている同僚たちを横目に、太宰は一人考え事をしていた
なにかが欠けていた、いや、探偵社員は欠けていない、社長は会議に出ていると谷崎が言っていた
欠けているというのは太宰の心の中の方だった、それはだんだんと思い出され、
そして完全に思い出した瞬間、太宰は叫んだ
太宰「中也ッ!!!!!」
「元」相棒の名を_____
静かだった太宰が急に叫んだため、探偵社はしばらく沈黙が続いた、
その沈黙を破ったのは「敦」だった
敦「えっと、、、急にどうしたんですか、?」
太宰「中也、、与謝野先生、!!中也はどこにッッ!!!」
与謝野「、、、、ポートマフィアが回収してったよ、」
太宰「、、、、、、、、、、、、、、、、無事でしたか、、、、、?」
またしばらく沈黙が続いた、そして与謝野が呼吸を整え、一言った
与謝野「その場で死んでたよ」
本当に一言だった、でも太宰はその一言で絶望へと引き込まれた
太宰「えっ、、、?」
敦「っ、、、、、、、、」
太宰「っ!!!!!」(走る)
国木田「待て太宰ッ!!!」
太宰を止めようとした国木田を止めたのは「江戸川乱歩」だった
乱歩「待て、国木田、」
国木田「しかし、!」
乱歩「自分の目で確かめることも大事だ、、」
国木田「、、、、、、、、、」
それ以上だれも、太宰を止めようとするものはいなかった……….
いや、止めることができなかった、
あんなに必死に体を動かし、走る太宰を、
誰も止める気にはなれなかった
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コメント
2件
うふ()、やっぱ死ネタはいいな! 書き方うますぎ!!惚れた!!!!!(?)