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残り1ヶ月。
私はあの人たちの願いを聞き、
あの人たちのためも私のためにも
1月22日、SixTONESとしての記念日。
デビューをする姿を見るために。
なんとか生き延びようと努力してる。
(帰郷千衣沙)「手紙って不思議だね。」
(帰郷千衣沙)「あなたが一所懸命に生きようとするその姿の背景はあの人たちだよね。」
(花郷千衣葉)「ああ」
(花郷千衣葉)「感謝していますよ。」
(花郷千衣葉)「あの人たちの願いと」
(花郷千衣葉)「私の夢。」
(花郷千衣葉)「その二つの願いと夢が」
(花郷千衣葉)「私をここまで」
(花郷千衣葉)「突き動かしたのです。」
(花郷千衣葉)「諦めかけた私を」
(花郷千衣葉)「励ましてくれたんです」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「どの時代でも変わらない」
(帰郷千衣沙)「それが人の世ってもんね」
(花郷千衣葉)「……」
(花郷千衣葉)「説得力がありますね……」
(花郷千衣葉)「あなただからこそですね」
(帰郷千衣沙)「……そうね。」
(花郷千衣葉)「あの人たちの面会……」
(花郷千衣葉)「もう、いいのです。」
(帰郷千衣沙)「え、いいのか?」
(花郷千衣葉)「はい」
(花郷千衣葉)「あなたからお願い出来ますか?あの人たちへの伝言を。」
(帰郷千衣沙)「いいですよ。」
(帰郷千衣沙)「伝えておきます。」
(花郷千衣葉)「ありがとうございます。」
翌々日、SixTONESが来た。
病室に入ってきて、ジェシーさんが
すぐに抱きしめてくれた。
ジェシーさんも他の皆さんも泣いてた。
ジェシーさんの心臓音が聞こえる。
おそらく、急いで来たんだろう。
私に会うために。
久しぶりに見たSixTONESの姿を見て
私はこう思った。
私はまだここで死ぬ訳にはいかない。
1月22日までは必ず生き延びてやる。
そして、この人たちの願いと
私の夢と一緒に叶うんだ。