テラーノベル
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初めてテラーを始めます!はじめまして。モアと申します。
🇪🇪と🇫🇮がメインのお話です。本当に実際の国とは何も関係していません。歴史に忠実でもありません。
🇫🇮「………ここは?」
そこに起きると、何故か冷たさが肌を酷くかすり、生暖かいような気持ち悪い蒸気に睡眠を邪魔されたようだった。
そう考えながら、天井をじーっと見つめ、ぼうっとしていると、上から声が聞こえてきた。耳が動く。
🇪🇪「あ?起きた?」
クスクスと鼻で笑う、少女の正面からの顔が視界を占領した。
🇪🇪「起きなかったら、これで叩き起こしたあと、電流を流すつもりでした。お怪我がなくてよかった。」
さらっとエグいことを言うな。こいつ。てか誰だよ。
🇫🇮「お前の名前を……聞いてもいいか?」
🇪🇪「識別番号6994-25jgnp6。失敗作のアンドロイドです。」
🇫🇮「エストニアの化身ではないのか…、?」
🇪🇪「彼女のさらなる改良が求められたので、一旦彼女の記憶メモリーだけ残し、我々がシステムの再構築のために作られました。」
🇪🇪「そして、私は人間らしい感情の欠如により、最終検査で脱落しました。他にご質問は?」
🇫🇮「………(そんなにヤバいことをやってるとこに来ちまったのか…?!)」
待て、状況を読み取ろう。コイツは失敗作。ここは工場ってことか?しかも廃棄場?
つまり………
もうすぐ、ここは燃やされるか破壊される。分かってる、周りに転がるほかのこいつに似た死体らしく眠っている機械。
🇫🇮「何で……俺がここにいるんだよ?!」
🇪🇪「故意で排除された、または、偶然ここに迷い込んだ………でしょうか。昨日はお酒を飲んだりしましたか?」
🇫🇮「んなわけ無いだろ!!!」
いや、…んなわけないこともないけど、普通、いつも通りに酒を飲んだら、ロボットの廃棄場に来ました、なんて話あるか?!
そして絶対、ここは…政府の秘密の場所だ。非公開だ。ほかの国の奴らが立ち入れるわけがない。
🇫🇮「なぁ!!ここから出る方法はないのか?!」
🇪🇪「あるにはあるでしょうけど、厳重なので突破は不可能かと。」
🇫🇮「クソ…!!じゃあどうしろっていうんだよ!!」
🇪🇪「この場所が溶解炉まで進みます、なのでその流れに身を任せて溶かされるのが最善かと。化身は死んでも、また新しい化身が生まれてきてくれます、安心してください、死は解放ですから___」
🇫🇮「俺は生身だぞ!!!??いいな?俺は生身だ!機械じゃない!!」
必死だった、てか、普通そうなるだろ。死ぬんだから。別に次の化身のことなんか心配しない、自分が一番大切に決まってるんだから。死が解放?ふざけてんのか!!
🇪🇪「……???何か粗相をしてしまいましたか?」
🇪🇪「私の分析によりますと、貴方の心拍数が上がって………、いや、その前に体調が悪いですか?」
🇫🇮「いいからここ出るぞ!!いいな!!」
🇪🇪「わっ」
こいつの脚を無理やり地面から引き離して、腕を引っ張って逃げ出した、何処に逃げればいいのかも、知らないくせに。
🇫🇮「お前も、このまま破壊されるなんて最悪だろ」
🇪🇪「……………????最悪とは?破壊される道が最善だと思いますが。」
🇫🇮「もういい!!そ、それより!この扉、開けれないのか?!」
🇪🇪「解析致します!」
そう言って、コイツは何やら呪文を唱え始め、扉に手を当て始めたようだ。ふざけてるのか?
そうしていたら、ありえない音がした。
ガチャ
この一つの音に、すべての思考を奪われた。
🇫🇮「開い………た?」
🇪🇪「私なら、少しぐらいのシステムは解放できますよ。外に出られるかは保証できませんが。」
🇫🇮「やった…!!これで、希望ができたぞ!!良くやった!!エストニア!」
🇪🇪「私はエストニアではありません。番号69__」
🇫🇮「良いんだよ!長えだろ、名前。」
🇪🇪「はい、そうですね。」
🇫🇮「なら……エスティでどうだ?」
🇪🇪「はぁ……、良いと思います。愛称ですね。」
そう言って、満足も不満も、何もないような顔でスタスタと歩いていった。こいつの今の目標は、俺を外に出してやることなのだろうか。
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マスター
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