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月見は歌い出した
「♪かっくっしべーやーはどーこっかな♪」
真凛「金管バンドクラブ所属なのにとんでもない音痴ね。替え歌にも程があるでしょ?」
「き〜っっっ!!!!」
リリック「喧嘩はダメだよ………ほら、お兄ちゃんの部屋の前にきたよ。鍵は持ってないの。だから強行突破する〜。アバカム!!」
アカシックにバレたらぶたれそうな事をするリリックを全員は少し尊敬した
「後でアカシック様に吹き飛ばされますよ……リリック様……私は知りませんよ?」
「大丈夫!お兄ちゃんにバレないでしょ!コレぐらいヘーキヘーキ!」
部屋に入り込んだ
かずき「やっぱり部屋は綺麗なんだな……全て管理されてる…リリックの部屋は多分………」
召使い「ええ、相当散らかってます」
リリック「傷ついちゃいそう」
真凛「夏樹くんの部屋、凄く綺麗……」
机の上に何か置いてあるのを発見した
「何………これ?」
日記らしきものを月見は手に取った
そしてパラパラとめくった
「ところどころページが飛んでいるわね……」
召使いはそれをみてハッとした
「それは………!………何故アカシック様が持っていらっしゃったのでしょうか……」
本には現代世界の言葉が書かれておらず、記号に近い文字が書いてあった
召使い「………私には読めません…」
リリック「昔レコード家の人たちが使っていた言葉だね。小さい頃に習ったんだ。」
リリックは本を手に取った
「読むよ………」
このタイトルを聞いた瞬間全員が目を見開いた
「【何かあった時のためにこの本に開け方を残しておく。色を見分けろ】だってさ」
かずき「…著者はレコード家一族の1人か?」
リリック「うーん……レコード家と関係は一応あったみたい……聞いたことあるようなないような名前なんだよね。言うよ……」
「カインか……そういえば、俺たちの中学校の図書館の本で名前があった気がする」
月見「確かあったわ。あの人は元々有名なミステリー作家だったけれど……私のお母さんはこの人の小説が好きだったんだけど、20年ほど前のテレビのニュースでね………」
全員「……………え?既に………死んでるの?初耳だったんだけど………」
月見「………18歳でこの世を去ったって聞いたよ。お母さん………泣いたらしい。だって、知り合いだったんだから」