あまっあまの飴ちゃん(?)
「あにき……。」
少々下を向きながら耳まで赤くしている彼女が話しかけてきた。今のないこはまるで、構って貰えずにしょげている耳が垂れた犬のよう。
でも、長年同居しているからわかる。
彼は現在進行形でデレ期だ。
「んふふwおいで、」
そう言って手を広げると、子犬のように飛びついてきた。
「ねぇ、俺お仕事頑張った!褒めて…?」
「偉いなぁ、さすがリーダー。」
「……」
一瞬表情が明るくなったが、何故かまた曇り始める。
「どしたん…?」
「やだもん…」
何に嫌がっているのか検討も付かない。
ないこはデレ期になったらなんかもうキャラがゴロッと変わるからなぁ…。
「……あ!」
「、ん?」
閃いた。嫌って言うほど褒めちぎったろ…w
「…お仕事も活動も頑張れるのってすごいんやで、さすが‘’ないこ”やな。」
「っ!!」
一瞬で目に灯火が光る。
とてつもなく嬉しそうな表情で上目遣いを使ってくる彼。しっぽを振ってる幻覚が見えてきた。
「ないこ、愛しとんで。」
「俺もだよっ。」
甘々ですね。胃もたれしそうです(は?)
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