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〜💚side〜
💚『⋯これは⋯』
💜『⋯阿部⋯ちゃん⋯。』
ふっかを助けたいって強く願ったら目の前に何処からか綺麗な緑の水晶玉があって俺は緑の光に包まれていつの間にか緑の袴姿になっていた⋯。
手には緑の刀を持ってるし頭には狐のお面⋯
ふっかと同じ格好になってる⋯
レン『⋯2人目⋯!』
カイト『⋯緑の剣士!』
💚『⋯え?君たちは⋯』
瓦礫のに隠れていたらしい小さな2人が俺の姿を見て嬉しそうに声を上げてる⋯。
ハルド『⋯まさか2人目とか⋯聞いてませんて!』
💚『⋯いや、俺も驚いてるんだけど⋯』
驚いてるのは俺だけじゃないらしい⋯
ハルド『⋯けど容赦はしませんよ!』
怪物『ぐわああああああああああああ!』
⋯康二、いや、康二にそっくりな彼が言葉を発したらデカブツが動き出して俺を目掛けて巨大な腕を振り下ろそうとしていた。
💚『ちょっと!これどうすればいいの!?』
レン『⋯とにかく戦ってください!』
💚『ざっくり過ぎない!?』
カイト『大丈夫!力を手にしたんです!戦えます!』
💚『⋯そんな事言われても⋯』
あんなに巨大な腕が俺に⋯地面に激突したらここら辺は俺たち諸共粉々になる⋯。
よく分からないけどとにかく止めるしかない⋯!
俺は刀の刀身に手を触れた。
そしたら刀身が緑に光ってどんどん伸びていき、地面から蔦が何本も出てきた。
どうやら俺が持つこと刀で自由に蔦を操れるらしい⋯。
💚『はあっ!』
俺が刀を振るうと何本もの蔦が動いて怪物の巨大な腕を拘束した。
怪物『ぐわああああああああああああ!』
💚『⋯くっ!うわっ!』
怪物は拘束を解こうと暴れ回る。
さすがに巨大な怪物⋯
耐えられずに拘束されたまま吹き飛ばされて瓦礫に突っ込んだ。
怪物『ぐわああああああああああああ!』
💚『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯!』
動けない俺に怪物は黒い光線を口から打ってきた。
当たると思った俺は目を閉じる。
💜『はあああああああああぁぁぁ!』
ドカーーーーーーん!!!
💜『⋯はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯やらせねーよ⋯!』
けどふっかが俺の事を守ってくれていた⋯
💜『⋯うっ!』
💚『ふっか!』
地面に倒れそうになったふっかを慌てて抱きしめる。
既にボロボロなのに俺のことを守って⋯
💚『⋯ごめん⋯。』
💜『⋯少し⋯休めたし⋯一気に倒そう⋯。』
💚『⋯けど⋯』
俺に支えられながら尚も戦おうとしているふっか⋯
💜『⋯もう⋯弱点は⋯分かってるんでしょ?』
💚『⋯それは⋯。』
俺1人で最大限の力で攻撃を打ってもきっとダメージは与えられても倒す所までは行けない⋯
ふっかと2人だったとしても⋯
それくらいの差がある巨大な怪物と言えど、心臓を突けば倒せるはず。
💜『⋯なら⋯最期は⋯しっかり仕留めてよ⋯。⋯信じてるから。』
目を逸らしたくなるほどボロボロの顔でいつもの緩い雰囲気をどしてくるふっか⋯。
けどやっぱり最年長⋯。
変身しても戦えるか不安な俺に自信を与えてくれた⋯
💚『⋯もちろん。』
俺は1度深呼吸して怪物に向かって走って行った。
怪物『ぐわああああああああああああ!』
怪物は俺を倒そうと攻撃してくる。
💚『はあ!』
俺は落ち着いて蔦を操りながら怪物の攻撃を避けて行く。
💚『これで終わりだ!』
怪物の攻撃を避けて心臓の部分であるはずの所に辿り着いた俺はそのまま刀を突き付けた。
怪物『ぐわああああああああああああ!』
心臓を突き抜かれた怪物は鳴き声を上げながら消えていった。
💚『⋯はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯。』
初めて戦ったこともあって俺の息は上がってしまったけど怪物は倒せた。
⋯あとは⋯
ハルド『もうこれ以上増えるとか勘弁してくださいよ!』
💚『⋯康二!』
💜『⋯待って!』
💚『⋯え?』
消えた康二?を追いかけようとした俺を止めたふっか⋯
💚『⋯何を⋯』
💜『⋯あれは康二じゃない⋯。』
💚『⋯え?』
ふっかの思いもよらない言葉を聞いて思わず動きを止めた。
⋯あれが康二じゃないってどういう事?
たしかに怪しい雰囲気を出していたしなんせ怪物を作り、襲いかかってきたのは信じられないけどどう見ても康二だった⋯。
レン『⋯それも含めてお話します。』
💚『⋯さっきの⋯。』
さっき瓦礫の側で見ていた小さな2人が戸惑ってる俺にゆっくりと近づいて全部話してくれた。
💚『⋯そんな事が⋯。』
教えて貰っても正直頭が追いついてない⋯
けど実際に俺は変身してるんだし王子様や闇⋯
これが現実なんだ。
💚『⋯俺も戦うよ。力を貰ったんだから。』
💜『⋯阿部ちゃん。』
伝説と言われるくらいの剣士と同じように戦えるかは分からないけど俺の想いに応えてくれた水晶玉に今度は俺も応えたい。
それに闇に支配された康二ともしかしたらめめとラウールのことも助けたいし楽しい日常を奪われたくない。
カイト『⋯ごめんなさい⋯。もしかしたら傷ついてしまうのに⋯。』
💚『大丈夫だよ。俺が決めたことはやりきるから。』
こんなに小さいのに国を治める王子様だったなんて⋯笑
でも他人を思いやれる立派な2人なんだろうな⋯。
💚『それにメンバーが傷付いているのを黙って見てるのは嫌だからね。』
💜『⋯心配かけてごめん⋯。』
やっぱり慣れてないからかいつの間にか俺も傷付いていたけどおれ以上にボロボロなふっか⋯。
今度は俺も戦う。
絶対に世界を守る。
俺は改めて心に誓った。